「賃貸住宅メンテナンス主任者」が日本不動産学会の「国土交通大臣賞」を受賞
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が実施する「賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度」が、公益社団法人日本不動産学会の「2025年度 業績賞(国土交通大臣賞)」を受賞しました。
日本不動産学会の業績賞は、新機軸を打ち出した不動産事業や制度の創設など、幅広い対象の中から優れた業績を顕彰するものです。
「賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度」は、不動産政策の発展に寄与する取り組みとして評価されました。
「賃貸住宅メンテナンス主任者」とは
「賃貸住宅メンテナンス主任者」は、賃貸住宅の建物や設備の維持・保全に関する基礎知識を体系的に学べる資格。
建築に関する学習経験の有無を問わず、賃貸住宅の管理事業者や仲介事業者など不動産業界で働く人はもちろん、賃貸住宅オーナーにとっても、実務の基礎を固めるのに役立つ知識を身につけることができます。
賃貸住宅をめぐるトラブルに、より適切かつ効率的に対応したい人に役立つ資格です。
今回で評価された4つのポイント
今回の受賞では、賃貸住宅管理に必要な幅広い基礎知識を学べることに加え、学びやすい制度設計や資格取得後の導入効果などが評価されました。
日本不動産学会の授賞理由では、主に次の4点が挙げられています。
①初期対応と専門業者との効率的な役割分担
給湯設備や電気設備などに不具合が生じた際、資格取得者が初期段階で状況を整理し、自ら対応できるものと専門業者への依頼が必要なものを判断するための知識を学べます。こうした知識が、専門業者との合理的で効率的な役割分担につながる点が評価されました。
② 学びやすい制度設計
オンラインと冊子のテキストが用意されているほか、試験もオンラインで受験でき、さらに不合格となった場合も、一定期間内であれば繰り返し受験することが可能な制度設計も評価のポイントに。
受験者が自分の都合に合わせて学習や受験に取り組み、繰り返し学ぶことで基礎知識を定着させやすい仕組みが評価されました。
③ アンケート調査で確認された導入効果
日本賃貸住宅管理協会が、管理業・仲介業の従事者や賃貸住宅オーナーを対象に実施したアンケートでは、資格取得後の具体的な変化も確認されています。
・管理業者: 33%が「対応時間を削減」、41%が「顧客満足度が向上」と回答
・仲介業者: 25%が「成約数増加」、29%が「成約までの所要時間を短縮」と回答
・賃貸住宅オーナー: 81%が「設備について理解できる分野が増えた」と実感
こうした結果から、資格で得た知識が、業務の効率化や顧客対応の向上、設備への理解促進に繋がっている点が評価されました。
④賃貸住宅市場の健全な発展への貢献
管理事業者や仲介事業者、賃貸住宅オーナーなど、立場の異なる関係者に資格取得者が広がることで、賃貸住宅管理に関する基礎知識を共有しやすくなります。
その結果、関係者間にある知識や情報の差が縮まり、より正確な情報に基づいて対応できるようになるほか、管理にかかる時間や労力の削減に繋がることも大きな利点です。
こうした効果が、賃貸住宅に対する社会的な信頼を高め、市場の健全な拡大・発展に寄与するものとして評価されました。
受賞についての詳細については、下記の公式サイトおよび関連リンクをご確認ください。
賃貸住宅メンテナンス主任者の詳細はコチラ
公益社団法人 日本賃貸住宅管理協会
【関連リンク】
公益社団法人日本不動産学会 2025年度 業績賞 受賞一覧
https://www.jares.or.jp/award/winner_gyoseki_2025.html



