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大学入学共通テスト、英語民間検定試験の導入断念

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2021年6月22日、文部科学省の「大学入試のあり方に関する検討会議」は英語民間検定試験や記述式の問題導入について、「実現は困難であると言わざるを得ない」とする提言を提出した。

英語力の重要性は高まっており、大学卒業後の社会においては、話す・書くも含むバランスの取れた英語力が求められているとしたものの、「コロナ禍で資格・検定試験の中止や延期が生じ、外部の資格・検定試験に過度に依存する仕組みの課題」が顕在化したことや受験会場数、受験料などの問題から「実現は困難であると言わざるを得ない」とした。

当初、英語民間検定試験と記述式の問題は2021年1月の共通テストからの導入を構想されていたが、地理的・経済的事情への対応が不十分であるなどの指摘を受け、2019年11月に導入が見送られていた。

参考リンク

文部科学省「大学入試のあり方に関する検討会議(第27回)配布資料」
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/103/siryo/1417595_00032.htm