【医療事務資格まとめ】16種類を難易度・スキル別で紹介!
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そこで今回は、医療事務に関する資格を大特集!それぞれの資格の特徴や合格率(難易度)・身に付けられるスキルをもとに16種類を一覧にまとめました。また、医療事務の業務内容も併せてお届け!「医療事務に興味はあるけど難しそう」という方も必見です。
※編集部が独自に選んだ資格・検定となります。
そもそも「医療事務」とは?
医療事務とは、病院やクリニックといった医療機関の事務業務を指します。
受付や会計など、普段私たちが病院で目にする業務のほか、カルテの代行入力をはじめとした医師・看護師のサポートや、保険事業の運営者に診療報酬を請求する重要な業務も担います。
全国的に医療事務スタッフのニーズは高く、引っ越しや育児・介護で離職をした場合にも復職しやすいなど、安定して働けるため女性に人気の職業です。
資格を取得しなくても医療事務スタッフとして働くことはできますが、業務の専門性が高く、一般企業や団体の事務業務とは求められる知識・スキルが異なるため、未経験から医療事務スタッフを目指す場合には資格の取得で経験不足をカバーするのがおススメです。
また、所持資格によっては収入面での優遇も期待できます。
医療事務はどんな仕事をするの?
医療事務の業務は主に「受付・接客業務」「会計・診療報酬請求・レセプト業務」「クラーク業務」の3つに分けられます。
受付・接客業務
医療事務と聞いてまず思い浮かべるのは、来院した患者さんから保険証を預かったり、問診票を書いてもらったりといった受付業務ではないでしょうか。初めて受診する患者さんにはカルテの作成や診察券の発行、病院内の案内などを行う場合もあります。
来院する患者さんによっては、身体の不調や、それに伴う不安感を持っていることも多くあるため、安心感や信頼感を与えられるよう、事務職であっても接客スキルが求められます。
会計・診療報酬請求・レセプト業務
診察終了後の会計業務では、カルテや診療報酬点数(1点で10円の診療費用)、患者さんが加入している医療保険の種類をもとに患者さんの支払い金額を割り出します。
保険診療の場合であれば、診察費用の最大3割を患者さん本人が支払い、残りの7割以上は保険証を交付している健康保険組合や国民健康保険組合などの保険者が支払う仕組みです。
そのため、病院側は健康保険組合、国民健康保険組合など※に対して残りの診察費用を請求しなければなりません。これを診療報酬請求と呼びます。
※多くの場合、審査支払機関を介しての請求となります。
この請求をする際に提出するのが「レセプト(診療報酬明細書)」という書類で、近年では原則としてオンラインでの提出が義務化されています。
レセプトには、患者さんの氏名や診療を行った医療機関名のほか、診療の対象となった傷病名、その傷病に対して行われた診察や投薬に応じた診療報酬点数などが、1カ月分まとめて記載されます。
医療クラーク業務
主に医師や看護師をサポートし、患者さんとの橋渡しとなる業務を医療クラークと呼びます。
カルテや検査データの準備、手術スケジュールの管理をはじめ、ときには診察前の軽い問診を行うなど、医療事務の中でも最も医療色の強い業務であるといえるでしょう。
外来の患者さんの医療文書作成やカルテの代行入力、次回通院の案内など行う「外来クラーク」と、入院中の患者さんの入退院手続きや会計処理などを行う「病棟クラーク」とに分けられます。