資格取得ニーズが拡大中!働く女性の87.4%が「学び直し」に前向き
注目集まるリスキリングと資格取得
社会人の学び直し=リスキリングに関する関心が高まる中、働く女性の間でも「今こそ資格を取りたい」というニーズが顕著になっています。
株式会社サンケイリビング新聞社が発行するオフィス配布メディア「シティリビング」の読者を対象に実施した調査によると、実に87.4%の女性が「現在学んでいる」「過去に学んだことがある」「これから学びたい」のいずれかに該当。スキルアップやキャリアチェンジを見据えて、「学ぶ姿勢」や「資格取得」への意欲が非常に高いことが明らかになりました。
※引用元:「スキルアップやキャリアアップのための学び直しに関するアンケート」
株式会社サンケイリビング新聞社(調査期間:2025年6月1日~8日、有効回答数:788名)
https://www.sankeiliving.co.jp/
「資格取得」が最も人気。キャリアに直結するスキルが上位に
「仕事に活かせるスキルとして、どんな分野で学んでみたいか?」という設問では、「資格取得」が45.3%と最多の回答を獲得。次いで「語学(41.1%)」「ITスキル(37.4%)」と続きました。
特に注目すべきは、実際に挙がった資格の具体性。
・キャリアコンサルタント
・ファイナンシャル・プランニング技能検定(3級)
・宅地建物取引士 (宅建士)
・通関士
・日商簿記検定(3級)
・Webデザイン関連資格
・ITプログラミング言語系資格
など、即戦力としての価値が高い国家資格・実務系資格が多く挙げられています。これは、単なる「学び」ではなく、「キャリアアップにつながる武器」として資格取得が捉えられている証と言えるでしょう。
キャリア変革を見据え、61.3%が「転職・副業・独立」を視野に
さらに同調査では、61.3%の女性が「転職・副業・独立などを考えている」と回答。その背景として多く挙げられたのが、
・収入をもっと増やしたい(55.5%)
・将来への資金面の不安(39.3%)
・自分らしい働き方を求めている(32.5%)
という声でした。これは、働く女性たちが自らのキャリアを受け身ではなく「選び取るもの」として捉え、資格やスキルを武器に新たな道を切り開こうとしていることの表れです。
学びたいけど…「費用」「活かし方」への不安も現実
一方で、資格取得や講座選びの際に重視されているのが、
・費用(78.1%)
・学べるテーマ内容(69.7%)
・通いやすさ(66.0%)
という現実的な条件。特に「オンライン講座」の人気が高く、47.0%が「オンラインで学びたい」と回答しており、忙しい社会人でも取り組みやすいスタイルが支持されています。
とはいえ、「資格を取っても活かせるか不安(59.2%)」「費用対効果があるか疑問(56.0%)」といった懸念の声も少なくありません。だからこそ今、
・業務に直結する実践的資格
・履歴書に書けて評価される資格
・副業や転職でも評価されやすい資格
など、学びと成果が結びつく資格の選び方がこれまで以上に重要になっています。
「学び直し」が“新しいスタート”になる時代に
「リスキリング」という言葉が広がる現代。働く女性たちは、「いつか」ではなく「今」資格を取ってキャリアの選択肢を広げようとしています。調査データが示すのは、漠然とした理想ではなく、実行可能な“次の一歩”としての資格取得ニーズの高まりです。
学びのメディア『日本の資格・検定』では、こうした時代のニーズに応えるべく、これからも信頼性の高い資格情報のご提供と、学びをサポートする情報を発信していきます。