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建築を知らなくても算数がわからなくても大丈夫。建築士を目指す方、一緒に頑張りましょう!

【公式】資格の学校TAC

学習法・ハウツー #TAC #講師コラム #建築士

みなさんこんにちは。TAC建築士講座講師の佐藤と申します。
趣味は格闘技!5年前に後楽園ホールの近くに引っ越してきたくらい見るのも好きですし、自分でも週5でキックボクシングをやっています。一昨年はムエタイの世界選手権に出場してシンガポールの19歳の女の子と闘いました(笑)。

建築士は令和2年度の建築士法改正で受験資格の条件が緩和されて、実務経験なしでも受験できるようになりましたね。
私の時代は実務経験を積む必要がありましたので、建築会社で実務経験を積んで二級建築士を受験しました。

実は全く畑違いの音大出身。バンドでベースを弾いていたのでレコーディングなどの知識を付けたくて音響を勉強して、新卒で就いたのはホテルの披露宴やディナーショウなどの音響照明をする仕事でした。
その会社を2年ほどで辞めて、知り合いに偶然誘われて入った会社が建築会社。そこで建築現場の楽しさを知りました。出来上がった家の掃除とか、大工さんの手伝いとか。外に出て、体を動かせて全く自分の知らない世界を知れる、楽しいことばかりでした。

二級建築士の試験に受かってから、独立して自分の事務所を持ち、そこからさらに実務経験を積んで一級建築士の受験にチャレンジしました。当時は女手一つで子供を育てていたので、朝6時に大工さんと打合せして、子供を学校に出したあと現場に行ったり打ち合わせをしたり。子供が帰ってきたらご飯を食べさせてお風呂に入れて寝かしつけて、子供が寝たら図面を書いたり見積りをしたり……その後に受験勉強。睡眠時間を削っていました。

二級は独学で受験しましたが一級は周りの勧めもあって資格の学校に通うことにして、一旦事務所の仕事もストップし、そこからは毎日1日も欠かさず、8時間勉強しました。
私が取ってくる仕事を待っている職人さんもいて、長々と事務所は閉められないので一回きりのチャレンジと決めて、本当に全集中で勉強をしました。集中力が続く間はうわーっと集中して、疲れたら喫茶店でコーヒーを飲んだりして気分転換。そこからまた全集中!その繰り返しで、一日に決めた勉強時間のノルマ分は必ず勉強するようにしていましたね。

一級建築士に合格した後、再婚して専業主婦になったり、司法書士試験を受けたり、司法書士事務所に勤めたり、辞めたり(座りっぱなしの業務が性に合わなかったのです)……。色々あったのですが、今はTACで建築士講座の講師を勤めています。

私自身が本当の素人から建築の世界に入って何もわからないところからやっていて、一級建築士を受験しようというのに分数の割り算がわからなくて小学生の算数ドリルを1年生から6年生までやりなおしたくらいなので(笑)、なるべく専門用語を使わず、建築を知らない人でも、算数ができない人でも、ついてこられるような講義を心がけています。

建築学科に行っていなくても合格できるんだよというのを体験してほしいし、実際に合格してくれると本当に嬉しいです。

他の教室で力学の計算などの講義スピードについていけなかったという方は、ぜひ一度私のクラスにいらしてください。講義一回一回が勝負!のつもりで教壇に立っています。一緒に頑張りましょう。
ただ、これから夏に向けて薄着になると、キックボクシングでできた体中のアザが丸見えなのですが、びっくりしないでくださいね(笑)

講師プロフィール

佐藤 博子(さとう ひろこ)氏

TAC建築士講座 専任講師

東京都出身。一級建築士・司法書士のWライセンスホルダー。
音大出身という異色の経歴を持つ。自身の経験から「建築学科卒業でない人にも、理解できるようになる講義」をモットーにしている。わかりやすく熱い講義は満席により締切になることもある。
子育てと両立しながら1回で一級建築士の合格を勝ち取った経験から、ママさん受講生へのアドバイスをするなどやさしい一面も併せ持つ。
オフはキックボクシングで汗を流し、趣味は音楽鑑賞。好きなアーティストはKing Gnu。

TAC建築士講師室ブログ
http://kentikushi-blog.tac-school.co.jp/
TAC建築士講師室(前室)
https://twitter.com/TAC38730319

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