初心者向けのIT資格7選!はじめの第一歩はどれにする?
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No.5 CompTIA IT Fundamentals+
~世界規模のグローバルなIT業界団体による試験!~
特定のベンダーに依存しない中立的な立場からエンジニアのスキルを認定しているのが特徴で、ネットワークやセキュリティ、クラウドといったIT関連業務の実践力や応用力を評価する「CompTIA認定資格※」は全世界で展開され、200万人以上の方が取得しています。
※日本ではCompTIA日本支局が管轄しています。
最大の特徴は、国際的なIT系試験でありながら日本語での受験が可能という点でしょう。CompTIAの各試験のうち、日本語で受験できる試験は13種類となっていますが、中でもCompTIA IT Fundamentals+認定資格は最も初歩的なものです。さまざまな職種において必要とされる最低限のIT知識やITスキルが出題されるため、ファーストステップとしておススメです。
CompTIA IT Fundamentals+の概要
CompTIA IT Fundamentals+の標準学習時間はおおよそ30~50時間程度と考えると良いでしょう。
No.6 マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
~バツグンに使用率の高いアプリケーションの利用スキルを証明!~
試験はアプリケーションの種類とバージョン、そしてレベルごとに分けて実施されます。
スペシャリストレベル(一般)
エキスパートレベル(上級)
ご存知の通り、ビジネスシーンの多くでOffice製品が使われていることを考えれば、このIT系資格の価値が良くわかるはずです。その中でもWordやExcelの使用率は高いので、まずはこの2つのスペシャリストレベル(一般)の受験がおススメといえるでしょう。
Word 2016 スペシャリストならびにExcel 2016 スペシャリストの概要
学習時間については、会社や学校などで普段からこれらを使っているという方であれば、1試験あたり30~50時間程度の学習で合格レベルに達することができるでしょう。
No.7 日商PC検定試験
~日商簿記で有名な日本商工会議所主催のIT系検定試験!~
日商PC検定試験は、企業実務でパソコンを効率的かつ効果的に生かす能力を評価する、経済産業省後援の検定試験です。
企業実務に携わる人材を対象とし、文書作成や表計算といったアプリケーションの利活用能力と、ネットワーク環境下におけるITの利活用に関する知識・スキルを証明するものとなっています。
試験は「文書作成」、「データ活用」、「プレゼン資料作成」の3つの区分について、1級~3級のレベルに応じた形で実施されます。またその下位レベルとして、基本的なワープロソフトや表計算ソフトの操作スキルを有し、企業実務に対応できるIT力を証明する「ベーシック」が用意されています。
合格を目指すのであれば、本格的な挑戦のための第一歩といえる3級の「文書作成」、「データ活用」をおススメします。
日商PC検定試験 3級の概要
なお合格率は、文書作成・データ活用・プレゼン資料作成の各試験の3級を合算した数値で82.4%となっており(2020年度施行分)、合格率が高い試験だといって良いでしょう。
以上、7つのIT系資格・検定をご紹介してきました。
IT系の資格・検定については、その特性からCBTやインターネット上で受けられるものが多く、一般の資格・検定試験と比べて受験チャンスが多い(=受験しやすい)といえます。中でも、基礎的なレベルの試験は受験料が比較的リーズナブルということもあり、良い意味で気軽な気持ちで受けることができるでしょう。
また、中にはCBTの受験について心配する方もいるかもしれませんね。しかし、テストセンターでの受験は、初回こそ緊張するかもしれませんが、周りの受験者の雰囲気に呑まれることがなく、目の前の試験問題に集中しやすいので、なかなか快適な受験ができるものです(経験者の方ならきっとわかるハズですね)。
やる気はナマモノ、「今やりたい!」と思ったら、あとは実行あるのみ。ぜひ興味を持ったIT系資格・検定にチャレンジしてみてください。
※Microsoft Office、Microsoft Wordは、米国Microsoft Corporationの商品名称です。
※Access、Excel、Outlook、PowerPointは、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
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