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初心者向けのIT資格7選!はじめの第一歩はどれにする?

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初心者向けのIT資格7選!はじめの第一歩はどれにする?
★Vol.33では、資格の学校TACと日本の資格・検定のコラボ企画第5弾として、基礎的なIT系資格をご紹介します。ぜひご覧ください。
ご存知の通り「IT」とは「Information Technology(情報技術)」の略で、コンピュータやインターネットを使った、情報処理や通信に関する技術を総合的に指す言葉です。

このITに関する知識やスキルは、現代のビジネスにおいて不可欠なものであり、社会人の方はもちろん、将来の就職活動を見据えた学生の方からも重要視されているでしょう。

そんなIT知識やITスキルを身に付けようとする際に、「資格・検定」の取得は最も効率的な手段の一つだといえます。資格・検定の取得はどんな知識を身に付けるのか、そしてどの程度まで学ぶのかなどゴールがハッキリしており、目標を定めやすいためです。

とはいえ、IT系の資格・検定には本当に多くの種類があります。コンピュータの「ハードウェア」に関するものや、「アプリケーション(ソフトウェア)」に関するもの、さらには「インターネット」や「システムの開発」に関するものなど多岐にわたり、それぞれに特徴を持っています。それゆえ、「どのIT系資格が自分にマッチしたものなのか?」と、悩む方も多いはずです。

そこで今回は、「IT系資格に初めて挑戦したい」と考えている方向けに、IT知識のファーストステップとしてチャレンジしやすい資格・検定を資格の学校TACで、長年講座の企画や広報などに携わってきた森孝時氏に紹介してもらいました。

<記事協力>
森 孝時氏
資格の学校TACで複数の講座の教育企画、広報を担当。その後、出版事業部門であるTAC出版に異動し、資格関連書籍の編集に携わる。現在はTACの企業向け研修事業部門の広報、宣伝、マーケティング業務にあたっている。資格関連業界でのキャリアは25年を超える。

※ご紹介する資格・検定の情報は2019年10月1日現在のものです。

No.1 ITパスポート試験(iパス)
~IT系国家試験でもあり知名度バツグン!~

数あるIT系資格のなかでも、入門編として人気と知名度が高いのが、ITパスポート試験です。
なんといっても最大の特徴といえるのが、経済産業大臣実施の情報処理技術者試験に含まれる「国家試験※」であるということでしょう。
※情報処理の促進に関する法律に基づいて実施されています。

この試験は「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」と表現されている通り、企業の活動と経営戦略、経営のためのシステム戦略についての分野である「ストラテジ系」、システムの開発技術やプロジェクトなどのマネジメント方法についての分野である「マネジメント系」、そしてコンピュータに必要な数学やコンピュータの構成、ネットワーク、データベース、セキュリティについての分野である「テクノロジ系」のIT知識3分野から構成されています。

単にITの知識を学ぶということではなく、ビジネスと結びついたIT知識が得られる試験だといえるでしょう。 

ITパスポート試験 (iパス)の概要

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ITパスポート試験では、試験に出題される3つの分野で最低必要点(各分野別評価の満点の30%以上)が設定されていることから、合格のためにはしっかりとした学習が必要となります。

学習スタート時のIT知識や学習の条件、環境などによって異なりますが、標準的にはおおよそ50~100時間程度の学習時間が必要と考えると良いでしょう。なお、公表されている内容によれば、合格率はおおよそ45~50%程度となっています。
♦IT初心者におススメ!ITパスポート試験 (iパス)の詳細はこちら
♦ITパスポート試験 (iパス)の公式ホームページはこちら
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No.2 インターネット検定 ドットコムマスターBASIC
~ICTスキルに特化した、本当に「今すぐ受検できる」試験!~

ドットコムマスター(.com Master)は、情報通信のリーディングカンパニーであるNTTコミュニケーションズが実施する、ICT(情報通信技術)スキルの認定資格です。

BASICとADVANCEの2つのレベルに分けられており、そのうち「ドットコムマスター BASIC」は、インターネットについての基礎知識を学び、安全に使うためのマナーやモラルが身に付く、IT初心者向けの試験となっています。

また、注目すべきは「ドットコムマスター BASIC」の受検方法にテストセンターで受検するCBT方式のほか、インターネットに接続できる環境があれば24時間365日受検可能なインターネット試験が用意されている点です。そういった意味で、まさに「今すぐ受検できる」試験だといえます。

ドットコムマスター BASICの概要

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ドットコムマスター BASICは、標準的におおよそ20~30時間程度の学習時間で、合格レベルまでの知識が身に付くとされています。
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♦ドットコムマスターの受験体験記事はこちら
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No.3 情報検定(J検)
~情報を「創る」「使う」「伝える」の3つの視点から問う試験!~

情報検定(J検)は、情報を扱う人に必要とされるICT能力を評価する、文部科学省後援の検定試験です。

情報を「創る」「使う」「伝える」の3つの視点に分け、それぞれの視点からレベル別に試験が実施されている点が特徴で、自身の興味や志向に応じて試験を選択することができるため、幅広い層の方々が受験しています。

情報検定の種類

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※いずれか1科目に合格すると、各スキルの合格証が交付されます。基本スキルとプログラミングスキルに合格すると「プログラマ認定」が、基本スキルとシステムデザインスキルに合格すると「システムエンジニア認定」が受けられます。
これらのうち、IT知識のファーストステップとしては「情報活用試験 3級」または「情報デザイン試験 初級」のチャレンジが最適でしょう。

「情報活用試験 3級」は、パソコン操作の基礎や情報セキュリティに関する基本的なIT知識のほか、表計算ソフトの使い方など具体的なアプリケーションの活用法、企業の経営戦略に関する問題なども出題されます。また「情報デザイン試験 初級」は、情報社会で問題解決を行う能力や、情報の収集と整理、分析力に加え、情報の伝達、評価とフィードバックといったことが出題されます。

「情報活用試験 3級」ならびに「情報デザイン試験 初級」の概要

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1日のうちに複数の試験分野を受験することや、各級を同時受験(複数の級を受験)することも可能※なので、「情報活用試験 3級」と「情報デザイン試験 初級」の同時取得にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
※ただし時間的な制約から、組合せに一定の制限があります。

なお、直近に行われた「情報活用試験 3級」の合格率は81.1%(合格認定日2019年7月10日)と、非常に高いことも、IT初心者がチャレンジしやすさを実感できる材料となるでしょう。
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No.4 P検 - ICTプロフィシエンシー検定試験
~ICTを活用した問題解決力が問われる試験!~

ビジネスシーンにおける全てのICT利用者と、学校で情報教育を学ぶ全ての生徒を対象とした、総合的なICT活用能力を評価する検定試験です。中学や高等学校の学習指導要領に幅広く準拠しており、大学・短大の入試優遇や、単位認定にもつながる試験となっています。

試験はタイピングや表計算といったアプリケーション(ソフトウェア)の操作のほか、ネットワークや情報セキュリティの知識なども出題され、総合的なICTの活用能力が問われます。

1級・2級・準2級・3級・4級・5級の6段階で実施されていますが、5級は知識レベルを認定する検定制度ではなく、基礎的な知識のチェックテストとなっています。Web上から無料で受験することができるので、チャレンジしてみると良いでしょう。

ここでは受験の第一歩として最適な3級と4級を紹介します。

ICTプロフィシエンシー検定試験3級・4級の概要

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なお、社会人・大学生の4級合格率は89.9%、3級の合格率も82.3%と高めでチャレンジしやすいといえるでしょう(2018年度受験者データより)。
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No.5 CompTIA IT Fundamentals+
~世界規模のグローバルなIT業界団体による試験!~

CompTIAはアメリカに本部を置き、IT関連資格の認定などを行っている、ワールドワイドなIT業界団体です。

特定のベンダーに依存しない中立的な立場からエンジニアのスキルを認定しているのが特徴で、ネットワークやセキュリティ、クラウドといったIT関連業務の実践力や応用力を評価する「CompTIA認定資格※」は全世界で展開され、200万人以上の方が取得しています。
※日本ではCompTIA日本支局が管轄しています。

最大の特徴は、国際的なIT系試験でありながら日本語での受験が可能という点でしょう。CompTIAの各試験のうち、日本語で受験できる試験は13種類となっていますが、中でもCompTIA IT Fundamentals+認定資格は最も初歩的なものです。さまざまな職種において必要とされる最低限のIT知識やITスキルが出題されるため、ファーストステップとしておススメです。

CompTIA IT Fundamentals+の概要

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CompTIA IT Fundamentals+の標準学習時間はおおよそ30~50時間程度と考えると良いでしょう。
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No.6 マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
~バツグンに使用率の高いアプリケーションの利用スキルを証明!~

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、広くビジネスなどで使用されているマイクロソフト社のOffice製品(WordやExcel等)について、その利用スキルを証明する資格です。

試験はアプリケーションの種類とバージョン、そしてレベルごとに分けて実施されます。

スペシャリストレベル(一般)

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エキスパートレベル(上級)

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※2013エキスパートレベルはPart 1、Part 2の2科目に合格することで認定証が発行されます。
ご存知の通り、ビジネスシーンの多くでOffice製品が使われていることを考えれば、このIT系資格の価値が良くわかるはずです。その中でもWordやExcelの使用率は高いので、まずはこの2つのスペシャリストレベル(一般)の受験がおススメといえるでしょう。

Word 2016 スペシャリストならびにExcel 2016 スペシャリストの概要

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学習時間については、会社や学校などで普段からこれらを使っているという方であれば、1試験あたり30~50時間程度の学習で合格レベルに達することができるでしょう。
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No.7 日商PC検定試験
~日商簿記で有名な日本商工会議所主催のIT系検定試験!~

日商PC検定試験は、企業実務でパソコンを効率的かつ効果的に生かす能力を評価する、経済産業省後援の検定試験です。

企業実務に携わる人材を対象とし、文書作成や表計算といったアプリケーションの利活用能力と、ネットワーク環境下におけるITの利活用に関する知識・スキルを証明するものとなっています。

試験は「文書作成」、「データ活用」、「プレゼン資料作成」の3つの区分について、1級~3級のレベルに応じた形で実施されます。またその下位レベルとして、基本的なワープロソフトや表計算ソフトの操作スキルを有し、企業実務に対応できるIT力を証明する「ベーシック」が用意されています。

合格を目指すのであれば、本格的な挑戦のための第一歩といえる3級の「文書作成」、「データ活用」をおススメします。

日商PC検定試験 3級の概要

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なお合格率は、文書作成・データ活用・プレゼン資料作成の各試験の3級を合算した数値で81.4%となっており(2018年度施行分)、合格率が高い試験だといって良いでしょう。
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以上、7つのIT系資格・検定をご紹介してきました。

IT系の資格・検定については、その特性からCBTやインターネット上で受けられるものが多く、一般の資格・検定試験と比べて受験チャンスが多い(=受験しやすい)といえます。中でも、基礎的なレベルの試験は受験料が比較的リーズナブルということもあり、良い意味で気軽な気持ちで受けることができるでしょう。

また、中にはCBTの受験について心配する方もいるかもしれませんね。しかし、テストセンターでの受験は、初回こそ緊張するかもしれませんが、周りの受験者の雰囲気に呑まれることがなく、目の前の試験問題に集中しやすいので、なかなか快適な受験ができるものです(経験者の方ならきっとわかるハズですね)。

やる気はナマモノ、「今やりたい!」と思ったら、あとは実行あるのみ。ぜひ興味を持ったIT系資格・検定にチャレンジしてみてください。
※学習時間はあくまで目安です。学習スタート時の知識や学習の条件、環境によって異なります。
※Microsoft Office、Microsoft Wordは、米国Microsoft Corporationの商品名称です。
※Access、Excel、Outlook、PowerPointは、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
◇TACの講座はこちらからどうぞ
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