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初心者必見!ITの仕事とおススメの資格を現役エンジニア&人材のプロに聞きました。

資格・検定まとめ

初心者必見!ITの仕事とおススメの資格を現役エンジニア&人材のプロに聞きました。
市場規模が年々拡大の一途をたどり、就職・転職者からも人気のIT業界。

ここ数年の就職市場では、理系出身者のみならず、文系の学生をITエンジニア枠で採用するケースも増えており、IT初心者でもIT業界で働くチャンスが得やすくなっています。 
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「学校基本調査 年次統計・統計表一覧 卒業後の状況調査(2011年~2020年)」/文部科学省より作成

そこで今回は、IT初心者の方向けにIT業界の仕事とおススメ資格を一覧で解説します!実際に現場で働くエンジニアの声や、IT業界に詳しい人材エージェント(「資格de就職」エージェント)のコメントも併せてご紹介。

「ITの仕事ってどんなことをするの?」「IT業界で働いてみたい!」という方は必見です。 
ITエンジニアとは情報技術(IT)分野の技術者を指します。

ひと言でITエンジニアといっても、IT業界には複数の分野があり、さらにその分野ごとにさまざまなエンジニアが従事しています。

求められる知識・スキルはそれぞれ異なりますが、「IT=理系」というわけではなく、コミュニケーション能力や文章力などのスキルも必要とされるため、ITエンジニアとして活躍している文系出身者も多くいます。 
IT業界は大きく5つの分野に分かれるといわれています。ここでは各分野を聴き慣れたキーワードと共にご紹介します。
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そもそもハードウェアとは、コンピュータやキーボード、マウスなど、形として実体のある機器のことで、ソフトウェアを入れる容器としての役割を果たします。

ハードウェア分野は、ハードウェアの製造・開発を主な役割とする分野で、最近ではIoT※への注目度が高まり、家電や住宅、自動車をはじめ、ハードウェアとみなされる機器の幅がさらに広がっています。
※IoTとはInternet of Things(モノのインターネット)の略で、家電をはじめとした物理的なモノをインターネットに接続させ、新たな機能を持たせる技術のこと。 
ソフトウェアやWEBシステムは、主にコンピュータやスマートフォンを動かすプログラムを指し、ハードウェアと反対で手に取ることはできません。このようなプログラムの開発・研究を担うのがソフトウェア・WEBシステム分野です。

IT業界というとソフトウェアやWEBシステムの開発をイメージする方が多いように、システム開発やプログラミングなどを行うIT業界の花形である上、AIやIoTの高度化で、今後は人材個々の能力がより重視される傾向にあるといわれています。 
コンピュータやインターネットを使用する際に必要不可欠な通信の提供をはじめ、データベースやサーバ※の構築、セキュリティ管理などを含むITインフラ整備を専門としたIT業界の裏方的な分野です。
※サーバとは、ネットワークでつながった他のコンピュータからの要求を受けて、求められた情報やアクションを返すことを専門に行うコンピュータやソフトウェアのこと。データベースサーバならば他のコンピュータに要求されたデータを、ネットワークサーバならば、求められたWEBページを要求元のコンピュータに提供する。 

5G通信への移行や、技術の進化によるデータの膨大化、情報セキュリティへの危機感の高まりなどを受けて、近年ではITインフラの専門家に注目が集まり始めています。

通信・ITインフラ分野に従事する場合、通信系企業やデータベース開発企業、情報セキュリティ開発企業でキャリアを積む以外にも、企業内でのITインフラ整備・管理の担当者として活躍する道があります。 
広告収入やEC販路の確保、サービスのPRなどを目的として、WEBサイトやECサイトの制作・運用を行う分野です。

近年、WEBサイトが提供する情報は、量的にも質的にも向上し、閲覧者の利便性も急速に高まっています。

そのような中でも閲覧者の目を引くWEBサイトを制作・運用するためには、流行やターゲット層に合わせたサイトのデザイン・コーディング※のスキルはもちろん、サイトに載せる読み物などのコンテンツ制作、また検索で上位表示されるような対策(SEOや広告)や、閲覧者のクリックを引き出すためのWEBマーケティング施策など、求められる知識は拡大の一途をたどっているといえるでしょう。
※コーディングとはWEBデザインをWEB上で見たり使ったりできるようにするためにプログラミング言語を書くこと。

また、近年では5G通信の普及により、インターネットを経由して大容量のコンテンツを提供可能になったことから、xR※コンテンツの更なるニーズ向上も予想されています。
※xRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの総称。 
DX※の推進を受けて、近年市場が拡大しているITサービス・コンサル分野は、IT技術・データ分析技術を活用したサービスの提供や、ITをどのように経営・マーケティングに活かすのかを提案することが主な役割です。
※「デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略で、英語圏では“Trans”がXと略されることによる。

ここ数年ではFintech(金融×IT)、Edtech(教育×IT)、HRtech(人事労務×IT)といった言葉も聞かれるようになり、各業種でITを活かしたビジネスが見いだされつつあります。

この分野の企業はSIer(システムインテグレーター)とも呼ばれ、IT業界の他分野と提携しつつ、世の中のあらゆる業種を顧客とするため、幅広いビジネス領域に深い知識が求められます。 

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「IT=システム開発」というイメージを持つ方も多いようですが、「システム開発」と呼ばれる作業のほとんどはソフトウェアやWEBシステムの開発を指します。

例えば、「マウスでクリックするとある動作が起きる」「ゲームで一定のボタンを押すと技を使える」といったことはシステム開発によって可能になります。システム開発はいくつかの工程を経るため、多くの場合はさまざまな分野のエンジニアがチームとなって作業を行うことがほとんどです。

ここからはシステム開発の工程と併せて、各工程でどのような人が携わっているのか、各職種を解説!またおススメの資格もチェックしていきましょう。 
【未経験でも◎】どんな機能にする?システム開発の第一歩を担う
システム開発の際には、まずどのようなシステムにしていくのか、顧客や依頼主と綿密な話し合いが必要です。どのような機能を取り入れて、どのくらいのコストがかかるのかを決める段階のことを「要件定義」と呼び、これがシステム開発の基礎となります。

その後、システムの使い方や、ユーザー・顧客の目に触れる表面的な機能を決める「外部設計」、さらにどのようなプログラムを用いて外部設計を表現していくかを決める「内部設計」を経てようやくプログラミングの工程に移ることができるのです。

こういった「システム開発の道すじ」の決定をはじめ、開発の進行管理やエンジニアのメンバー選定をするのがSEの役割で、SEが決定した「仕様」に沿って今後の開発が進められることになります。

そのため、SEはIT全般の知識や顧客とやり取りをする際のコミュニケーション能力、外部設計のためのUI・UX※の知識、また内部設計のためのプログラミングの知識などを幅広く備える必要があります。
※UIはユーザーインターフェイス、UXはユーザーエクスペリエンスの略で、UIはWEBサイト上のボタンやフォントといったデザイン、また機能の使いやすさなど、ユーザーの触れる部分を指す。一方でUXは、ユーザーがWEBサイトを使用して得た印象・感想を指し、UIから受けた印象もUXに含まれる。  
現役SEの声
何か技術を身に付ければ、転職したとしても役立つと思ったためSEを目指しました。勉強の一環として基本情報技術者試験を取得したほか、現在でも業務をこなしていく中で分からないことをあいまいにせず調べたり、先輩に質問したりして知識・スキルを磨いています。 
現役SEの声
格安レンタルサーバを借りてJavaScriptプラグインを実際に試しながらシステム開発についての勉強をしました。
また、PHP技術者認定試験やJava関連の資格、Linuxなど業務に関連しそうな資格を取得しながら、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験に合格して全体のベースアップを図り、知識と経験を積みました。 
現役SEの声
文系だったのでプログラミングは未経験でしたが、新卒時に半年間ほど研修とOJTを行い、基本的な知識やスキルについて勉強しました(基本情報技術者試験もこのときに合格)。
配属後も、チームが変わるたびに使用するプログラミング言語が異なっていたので常に勉強していたように思います。
その後、WEB系の会社に転職し、WEBのSEとしてキャリアを積むことになりました。 
人材エージェントの声
「システムをどう作るか」を決めるSEには、顧客のニーズを読み取るスキルが必要になります。
これまでに顧客と関わる仕事に就いていた方は、SE職と相性が良いのではないでしょうか。
また、実際の就職・転職活動の際には、顧客に対してより価値のあるものを提供したいという思いのある方が採用されやすいかと思います。  

【未経験でも◎】システムを組み立てる「大工」的存在
プログラマーはその名前の通り、SEやソフトウェアエンジニアが決定した仕様に沿って、Java、Python、PHPといった「プログラム言語」を用い、プログラムを書いていきます。プログラマーが書いた複数のプログラムが組み合わされることで、1つのシステムとして稼働します。

企業によっては、よりソフトウェアの開発に特化したソフトウェアエンジニアとして従事する場合もあり、この場合はソフトウェアの専門家として、SEと共にソフトウェアのシステム開発について要件定義や内部・外部設計に加わることもあるようです。 
人材エージェントの声
プログラマーには、地道にコツコツと何かをするのが得意な方、ロジカルシンキングが得意な方、またパズルが好きな方なども向いているのではないでしょうか。
基本的にチームで仕事をするので、協調性やコミュニケーション力も必要になってきます。 
SEとプログラマーの違い
プログラマーとSEはよく混同される職種ですが、システム開発の計画立案や道すじを考えるSEは「建築士」に、実際にプログラムを書いていくプログラマーは「大工」に例えられることが多く、担当領域は全く別のものであるといえるでしょう。
一方で、「SEとプログラマー」は「建築士と大工」の関係と異なり、プログラマーとして経験を積んだ後にSEとして活躍するというキャリアパスが一般的となっています。 
開発されたシステムのチェック役
テストエンジニアはプログラマーが書き上げたプログラムを1つ1つチェックしたり、実際にシステムを使用したりして、品質に問題がないかをテスト(検証)するエンジニアです。

どのようにテストを行うかといった計画の策定から、その計画の実行、テスト結果の共有・改善など携わる業務は多く、慎重さも求められます。 
現役テストエンジニア(SEと兼任)の声
WEBシステムの開発は未経験で転職しました。
自分の特性として、「攻め」より「守り」のタイプで、プログラムをガンガン書いてシステムを作り上げるより、できたものを保守して、問題なく運用できるように守っていく方が得意です。
家で例えるなら、設計図を書いたり、設計図通りに家を建てたりするよりは、建てた後の家をメンテナンスして、住んでいる人が安心して過ごせるようにすることに力を入れたいタイプです。
JSTQB認定テスト技術者 Foundation Levelにも合格しました。 
ITの知識を活かして営業をスムーズに進める
セールスエンジニアは、エンジニアと営業の両方の役割を担う存在です。顧客のニーズについて丁寧なヒアリングや、迅速かつ的確な提案を求められます。

基本的には、「エンジニアと同等の知識を持った営業職」という立場で従事することが多く、企業によって新規営業、既存取引先営業、またはその両方で活躍します。 
【未経験でも◎】顧客・ユーザーの疑問をサポート
サポートエンジニアは販売、または導入後のシステムについて、主に電話やメールで問い合わせを受け、顧客のサポート、またシステムトラブルがあった際の対応を行います。

BtoB企業を中心に、セールスエンジニアがサポートエンジニアを兼ねる場合もありますが、取り扱う製品によっては、一般消費者から企業・団体まで対応依頼元の顧客に幅があり、顧客側がITに詳しくなければ、丁寧に噛み砕いた説明対応が求められます。

大手IT企業でも採用を強化するなど、注目の職種です。 
サポートエンジニアにおススメの資格:基本情報技術者試験ITIL(R)認定資格
人材エージェントの声
開発などではなく、アフターフォローに近い業務です。
顧客がより円滑にシステムを利用できるようサポートをしていくので、コミュニケーション能力は必要不可欠になります。
顧客の困りごとを把握し、それの解決策を提示するなど、顧客と直接的に関わる業務の経験がある方は相性が良いかと思います。 

システム開発を俯瞰するマネジメント役
プロジェクトマネージャは、開発に踏み出すシステムに応じて、開発予算やスケジュール、担当メンバーを決定し、開発の各段階を監督する役割を担います。

多くの場合ではプログラマー・SEを経験後、昇格という形でプロジェクトマネージャの業務にあたります。

マネジメント職として、ITの知識だけではなく現場をまとめるリーダーシップやコミュニケーション力が必須です。 
プロジェクトマネージャにおススメの資格: PMP(R)資格プロジェクトマネージャ試験P2M資格試験ITコーディネータ
現役プロジェクトマネージャの声
大学時代含め、パソコンなどの知識は皆無だったのですが、手に職を付けたかったのでシステムエンジニアを目指しました。それからキャリアを積み、現在はプロジェクトマネージャとして従事しています。 

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WEB制作は、新しいWEBサイトやECサイトの制作、コンテンツの追加、またWEBマーケティング分析などの業務を行います。

WEBサイトやECサイトは主に、
・プロジェクトの計画設定
・要件定義
・UI・UX
・デザインの決定
・コーディング
・CMS※やシステムの組み込み
・テスト(検証)作業
を経て公開されます。
※CMSはコンテンツ・マネジメント・システムの略で、WEB制作の知識が無くても簡単にWEBサイトのコンテンツを管理・更新できるシステムを指す。

多くのサイトは、エンジニアではなくてもCMSを使って簡単に記事やコンテンツ、EC商品の追加をできる設計となっており、公開後はサイトの運営者やWEBライターが中心となってWEBサイトを充実させていく流れがほとんどです。

ここでは、サイトの公開までに関わるインターネット・WEB分野の職種について解説します。 
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顧客からどのようなWEBサイト・ECサイトを制作したいかなどをヒアリングし、要件定義を作り上げていきます。

場合によっては、
・サイトのUI・UX設計
・データベースやサーバといったインフラ面の調整
・デザイン
・サイト完成後の保守・メンテナンス
・アクセス解析
・SEO対策
などシステム面からサイト公開後のマーケティング面までを担うことがあり、幅広い知識が求められる職種です。 
現役WEBディレクターの声
文系出身ですが、新しいITサービスが好きで仕事にしたかったので、自社サイトの管理や、顧客のサービスサイト制作・運用に携わっています。
プロジェクトを管理する立場なので、プログラマーやデザイナーなどメンバーに指示を出すために、WEB制作に関するある程度の知識は必要だと思います。
ITの技術やWEBマーケティングの知識は日々進化するので流行りのデザインや最新のサービス・技術に関する情報をこまめに収集するよう心掛けています。 
ユーザーの個人情報や購買履歴、投稿コメントをはじめとして、サイトから得た情報をデータベースに貯蓄するなど、サイトの裏側のシステムを開発するのが主な役割です。

また、大規模なWEBサイトでは、安定的な稼働を守るため保守業務を行うことも多く、その場合は社内のサーバエンジニア・データベースエンジニア・ネットワークエンジニアなどの通信・ITインフラ担当との兼任がほとんどです。

サイトを訪れるユーザー数や、通信データ量が多い場合には、読み込み速度を向上させるための調整やトラフィック※の効率的な処理を行います。
※一定時間内にネットワーク上で転送されるデータ量のこと。主にWEBサイトへの接続数やWEBサイト内のページ移動によってトラフィックが増大することが多い。 
バックエンドエンジニアにおススメの資格:LinuC(Linux技術者認定資格)仮想化基礎検定AWS認定資格

フロントエンドエンジニア【未経験でも◎】

フロントエンドエンジニアは、主にサイトの「目に見える部分」を作り上げます。HTMLやCSS、JavaScriptを用いてコーディングやプログラミングを行いますが、企業によっては、WEBデザイン、UI・UXの設計なども一括して任される場合があります。  
WEBデザイナーは主に定められた仕様を取り入れつつ、サイト制作の骨組み(ワイヤーフレーム)を決定の上、配色の設定やサイト内のイラスト・写真の製作などを行います。

多くの場合は自らサイトのコーディングを行いますが、中にはUI・UXを決定する段階からWEBデザイナーの担当範囲とすることもあり、一般的なWEBデザインの知識に加えてマーケティングの知識やユーザーの目線に立った考え方などが求められます。 

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エンベデッドエンジニアとは、コンピュータやスマホ、家電、自動車などに組み込まれるソフトウェアを開発・設計するエンジニアを指します。

組み込み系のシステム開発には、ソフトウェア開発の知識だけではなく工学の専門的な知識も求められるため、ほとんどの場合は要件定義や見積もりなどの上流工程から組み込みエンジニアが携わります。

組み込みの対象物によって使用するプログラミング言語が異なるため、高度なプログラミングスキルが求められるほか、ソフトウェア・ハードウェア・電子基盤の知識、自動車の制御といった人命にかかわるシステムを取り扱う際のために品質管理の知識も備えておいて損はないでしょう。 
データベースエンジニアは、データベースの設計・開発や管理、運用を行う職種です。

具体的には、用途によってデータベースの最適な容量を決めて設計・開発をしたり、データベースサーバ※の整理整頓やデータを引き出す際の効率化を図ったり、また、データベースのセキュリティやデータのバックアップのような運用管理も行います。

データベースエンジニアになるには、SEやプログラマーとして経験を積んだ後、データベースの知識・スキルに特化していくという流れがほとんどです。 

ネットワークエンジニア【未経験でも◎】

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計から管理・保守までを総合して行う役割を担います。
求められるネットワーク環境のヒアリングから、ネットワークの構成や使用機器、コスト、セキュリティなどの検討、実際のネットワーク構築や構築後の運用管理、またトラブル時の対応までを主に行います。他のエンジニア職よりも、配線作業や機器の設置など物理的な作業が多いことがネットワークエンジニアの特徴です。

基本的には、サーバエンジニアがネットワーク・セキュリティの運用や管理を併せて担う場合が多いですが、ネットワークの運用・保守に限ってはIT初心者でもキャリアをスタートしやすいといわれています。 
ネットワークエンジニアにおススメの資格:LPICネットワークスペシャリスト試験CCNA・CCNP(シスコ技術者認定)
人材エージェントの声
ネットワークエンジニアはIT系の業種の中でも、よりITリテラシーが必要になってくる職種なので、IT業界への就業意欲などはかなり必要かと思います。
その分将来性も高く、より市場価値を上げたい方にはおススメです。 縁の下の力持ち的な存在なので、そういった奉仕欲にある方にもおススメです。

サーバエンジニアとは、コンピュータを使用するのに欠かせないサーバの設計や運用・保守を行うエンジニアです。

どのようなサーバを使用するかといったサーバ構築の計画段階から、サーバの設置・ソフトウェアのインストール、また、運用開始後の監視や障害対応、セキュリティ管理も行います。

ネットワークエンジニアやセキュリティエンジニアを兼任する場合も多く、インフラ全般やソフトウェアの深い知識を求められるため、経験豊富なエンジニアが従事する場合がほとんどです。 
サーバエンジニアにおススメの資格:LinuC(Linux技術者認定資格)仮想化基礎検定AWS認定資格
現役サーバエンジニアの声
担当領域だけを深堀りする勉強方法だと、スキルに幅が出せず結果的に作業工程しか対応できない状況となるので、アプリやプロジェクト管理の領域についても理解できるように勉強しました。
最適なITインフラの構成を立案するには、業務要件やアプリ要件を正確に理解する知識が必要と考えます。
また、プロジェクトマネージャ的な観点からも横断的にプロジェクトの進捗状況を俯瞰し、自身の役割・立場を正確に理解することで、プロジェクト成功に向けた動き方が明確に理解できるようになると思います。 
セキュリティエンジニアとは、情報セキュリティに特化したエンジニアを指します。

セキュリティ対策を考慮したシステム・インフラの設計・構築や運用、また、サイバー攻撃を防ぐための調査・改善などが主な業務です。

多くの場合は他のサーバエンジニアやネットワークエンジニアといったインフラ系エンジニアが兼任していますが、情報漏えいやサイバー攻撃の増加が課題とされている現在、重要度が高まっている職種であるといえるでしょう。

情報セキュリティに関する最新の情報や、インフラ・ソフトウェアの知識に加え、法律に関する知見も求められます。 
ITエンジニアの勤務形態は企業によって異なり、主に社内で勤務する社内エンジニアと案件ごとに顧客の企業に常駐して勤務する客先常駐型エンジニアに分かれます。

客先常駐型の場合は、大手IT企業に常駐して業務を行うことがほとんどで、顧客に直接サービスを提供する人材として、よりコミュニケーション能力が求められるといえるでしょう。

未経験のエンジニアであっても客先常駐型となることは少なくないといわれています。この場合、顧客企業への出社がほとんどであるため、自社での研修が行いづらいという懸念点はありますが、そもそも国内のIT企業の9割がエンジニアを顧客企業に常駐させているという調査結果※もあります。未経験のスタートでも客先常駐型エンジニアとしてキャリアを積むことを選択肢に入れてみましょう。
IT エンジニアが働く職場の現状(2014年)/経済産業省

またコロナ禍でテレワークを実施している企業も多くなりましたが、IT業界未経験ですぐに在宅勤務になると「疑問点を質問しづらい」「勤務先の雰囲気をつかみづらい」などの声もあり、ある程度業務を経験するまでは社内、もしくは顧客企業での勤務をおススメします。 
答えてくれたのはこの人:
「資格de就職」 北島尚樹 氏

ITエンジニアの採用支援に携わり、その後WEBサイト制作・WEB広告に携わる。現在はシー・ビー・ティ・ソリューションズにて、資格を活かす転職サイト「資格de就職」の管理と人事採用担当を兼務。
ITエンジニアは未経験の方でも十分にキャリアを積むことができます。

現在、ITの知識があまりないという方でも『プロゲート』のようなオンラインプログラミング学習サービスサイトを利用した勉強や、ITパスポート試験、基本情報技術者試験などの資格を取得することで知識を得るだけでなく、就職・転職活動の際に就業意欲を表すことにもつながります。

特に資格は、入社後の義務でいずれ取得することになる場合や資格を持っているだけで給与が上がる場合もあるのでおススメです。

選考の際にはITエンジニアへの志望理由だけではなく、それぞれの職種の志望理由も明確に持つべきでしょう。同じITエンジニアでもプログラマーとインフラ系エンジニアでは全く業務が異なるので、明確な志望理由がないと選考の通過率は悪くなってしまいます。

また、これからITエンジニアとしてスキルを磨いていくならば、ITエンジニア未経験者への研修が充実している企業や、上流から下流まで幅広く業務があり、しっかりとキャリアステップを踏める企業が良いかと思います。

ITエンジニアの転職者様から聞くお悩みで多いのが「下流工程しかできない」、「自分にできそうな案件がない」などスキルや経験不足によるものです。その点、研修が充実していたり、幅広い案件を取り扱ったりといった企業ならば、以後のご自身の選択肢も広がるはずです。

資格de就職エージェントは自己分析を含めて志望動機のアドバイスにも対応しています。まずはお気軽にお問い合わせください。 
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※企業によって作業の工程や各職種の業務内容、業務範囲は異なります。
※【未経験でも◎】は、国内求人において未経験採用が比較的活発に行われている職種や、ITエンジニアの視点で未経験からの就業が可能との声の多かったものを指しています。 

いかがでしたか?

「IT業界への就職・転職は難しい!」と思われがちですが、昨今はIT初心者の方や文系出身の方でも活躍できるフィールドとなっています。

ぜひみなさんもIT資格を取得して、新しいキャリアの可能性を探ってみませんか? 

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