TAGRIGHT・前田大輔はなぜ“ゼロイチ”を生み出せたのか?結成秘話と夢を正解にする力
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「資格を取りたいけれど、自信がない」「勉強しても成果が出ず、心が折れそう」。 新しい目標に向かうとき、私たちは常に不安と隣り合わせだ。そんなとき、どうやって自分を奮い立たせ、前に進めばいいのだろうか。
7人組ボーイズグループ・TAGRIGHTの前田 大輔さんは、何もない「ゼロ」の状態から、自らの足でメンバーを集め、デビューの夢を掴んだ。 数々のオーディション落選という挫折を乗り越えてきた前田さんに「自分を信じて行動し続けるコツ」を聞いた。それは、試験合格やスキルアップを目指す私たちにとっても、大きなヒントになるはずだ。
「timelesz project」を経て、異例の“自作グループ”でデビューを果たした前田 大輔さん。数々の壁をどう乗り越え、チャンスに変えてきたのか。停滞期を打破し、目標を確実に引き寄せるための実践的なマインドセットをお届けする。
「50人以上に声をかけた」まるでスタートアップのような結成秘話
爽やかなファッションがよく似合う。にこやかな表情で取材に応じてくれた前田さん。
前田さんは、timeleszの新メンバー募集オーディション「タイプロ」こと「timelesz project」で約19,000人の応募者から12人まで残った実力者。その後、同じく5次審査まで残った西山 智樹さんから声をかけられ、グループ結成に向けて始動。25年6月にホリプロ所属が発表されると、Xでトレンド入りするなど大きな反響を呼んだ。
しかし、グループの構成すら決まっていない状態からのスタート。やはり、メンバー集めが何より大変だったという。
「事務所と話し合って決めたプレデビューの時期は2026年1月。期間はわずか半年でした。なので、時間が本当に少なかったんです。SNSで『一緒にやりたい』と思う人にDMを送ったり、これまでのレッスンで出会った人のツテを辿ったり。
でも、既にどこかしらの事務所に所属している方が大半で、グループの形もまだ見えない状態だったので、断られることも多かった。逆の立場なら僕だって悩みますから、無理もないですよね」(前田さん。以下同)。
約半年間で、50人以上にコンタクトを取った。断られるたびに落ち込んでもおかしくないが、行動し続けた先で、メンバーとなる5人に出会うことになる。
「当初、TAGRIGHTは僕と西山を含めて、5人を想定していたんです。でも、最終候補として残ってくれた5人が全員素晴らしくて。結局、TAGRIGHTは7人のグループになりました」。
当初の「5人」という計画に固執せず、目の前の縁を信じて柔軟に軌道修正したことが、結果として最良の未来をたぐり寄せた。
この柔軟さは、私たちの「学び」にも通じるのではないだろうか。目標に向かって学びを進めるなかで、結果が振るわないこともあるだろう。そんなとき、 「上手くいかない……」と悩んで止まってしまうのではなく、前田さんのように「方法を変えて動いてみる」のも手。
勉強のアプローチを変える、講座を活用する、ときにはSNSで勉強仲間を探す……。そんな試行錯誤の1つひとつが思わぬ突破口に繋がることもあるはずだ。
過去のすべてを「正解」にする。1通のDMから始まった“点と点”の繋ぎ方
「高校時代は『BIGBANG』や『BTS』に憧れていました」。
前田さんの行動力は、高校時代から一貫している。
野球少年でダンスも未経験だったが、K-POPアーティストのMVを見て衝撃を受けた。「自分もあんな風にかっこよく踊りたい」、その一心でアーティストを志し、部活の引退後、地元・富山でダンスの先生を探すため、X(旧Twitter)でDMをひたすら送ったという。その行動が、韓国での練習生生活、そして今のグループ活動へと繋がっていく。
グループではラップ担当で、低音ラップが強み。練習生時代に褒められて以来、練習して磨き上げてきた。
「1つのDMから始まった繋がりが、次の縁を生みました。これまで辿ってきた過程をちゃんと正解にできているのかなと、今だから思えます」。
メンバー集めも、楽曲やMV制作も、前田さんと西山さんがこれまで出会ってきた人たちの力を借りて形になっていっている。
グループの楽曲「花言葉」は、BMSG所属のアーティスト・Aile The Shotaが制作。前田さんがBMSGのオーディションを受けたことがきっかけで生まれた縁だ。
「少し間が空いたとしても、以前お世話になった方に自分から連絡することが多いですね。返事をいただけるか分からないけど、送らないと始まらない。行動することはやっぱり大事だと思います」。
真逆だから上手くいく。西山 智樹との役割分担
「共同発起人」ともいえる西山さんとは最初から意見が合ったわけではないと振り返る。
「僕は目の前のことに1つひとつ取り組むタイプで、トモキ(西山さん)は2年後、3年後まで計算して動くタイプ。過程を綿密に考えて、全部やっていく。スタイルが違うので、最初は戸惑いもありました」。
それでも活動を共にするうちに、「真逆だからこそ上手くいく」関係に。
西山さんがビジョンを描き、計画を練る。そして前田さんは、実現するために、目の前のことを着実にこなし、補完する。そのバランスが、グループの推進力になっているのだろう。
「グループでは僕は後ろから支えるタイプ。『何か悩んでいるかもな』と感じたらメンバーに声を掛けて話を聞いたり、バランスを取る役割ですね。
言い方やタイミングには気を付けていますけど、真摯に向き合って、対話する。チーム全体で『思ったことは言う』ことを大事にしています」。
メンバーの年齢は20歳から25歳まで幅広い。前田さんは年下のメンバーにも対等に接しながら、チームとしての一体感を作り上げてきた。
26年1月には、日本青年館ホールでグループとして初のイベント「TAGRIGHT showcase -REVEAL as 1-」を開催。4日間・全6公演。すべての席が埋まった。
グループ結成してからわずか1カ月でのデビューイベント。「決めるべきことや練習することが多く、とにかく忙しかったです」。
「1年前の自分からは想像もできない景色でした。ずっと待ってくれていたファンの皆さんには本当に感謝しています。街で声を掛けていただくことも増えました。本当にありがたいです」と、かみしめるように話してくれた前田さん。
先の見えないなかでも努力した日々が、満席のホールという形で報われた瞬間だった。
夢を見つけ、人を巻き込み、行動し続ける。TAGRIGHTのデビューイベントは、「0から始めても、やり方次第で形にできる」ことを証明してみせた。
試験やキャリアアップの勉強も、ゴールが見えず不安になる時期があるかもしれない。しかし、前田さんの歩みは、行動の積み重ねが、やがて景色を変えることを証明している。
自分に合ったアプローチで、ときには誰かと補い合い、力を借りながら進めばいい。その一歩一歩が、目指すゴールを引き寄せてくれるはずだ。
次回は、大の動物好きという前田さんが、新たな学びに挑戦! 訪れたのは、デンマーク発の国際資格「RPTM認定トレーナー」をもつドッグトレーナーのもと。
感情のままに接するのではなく、知識を身につけて相手を深く理解する。「好き」の先にある「確かな絆」のつくり方とは? 意外な一面と共に、少し視点を変えた「学び」をお届けする。
お話を伺ったのは……

前田 大輔さん
2000年8月30日生まれ、富山県出身。身長180cm、血液型AB型。7人組ボーイズグループ・TAGRIGHTメンバー。高校卒業後、韓国の芸能事務所で練習生として約2年間活動。帰国後、2023年に『MISSION×2』、2024年に『timelesz project -AUDITION-』に参加し、人気を集める。2025年6月に西山智樹とともにホリプロ所属を発表。新グループ結成プロジェクト「TAG SEARCH」を経て、2026年1月にTAGRIGHTとして「FOREVER BLUE」でプレデビュー。
Instagram:@daisuke_maeda830
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撮影時衣装
ジップパーカー 8,800円/Casper John(Sian PR 03-6662-5525)
シャツ 12,590円/ROUGHNECK(HANA SHOWROOM 03-6278-7591)
その他 スタイリスト私物
撮影=宇高 尚弘
文=かたおか 由衣
スタイリング=内薗 悠
ヘアメイク=中山 伸二











