シーホース三河・久保田義章に学ぶ、プレッシャーを味方にする思考法。「ピンチすら面白い」と言える理由【直筆サイン入りポラプレゼントあり】
インタビュー #トップアスリートに学ぶ この記事をあとで読む
試験本番やプレゼンなどの“ここぞ”のとき。「絶対に成功させたい」「失敗できない」という思いが強すぎて、いつもの力が出せなくなる……。そんな“まなびビト”にとって、プロアスリートのメンタルコントロール術は、大きなヒントとなりえるのでは。
B.LEAGUEの強豪・シーホース三河で司令塔(ポイントガード)を務める久保田 義章選手。アグレッシブなドライブと、溢れんばかりの闘志を前面に出す勝気なプレースタイルの久保田選手だが、その思考は驚くほど俯瞰的で、冷静だ。
「ピンチの時ほど面白がるようにしている」という、独自の思考を持つ久保田選手の思考法について聞いた。
【トップアスリートに学ぶ「強さ」の理由|プロバスケ選手編】
制限時間の中で最適解を導く「判断力」。技術が無意識に出るまで反復する「継続力」。そして、プレッシャーの中で結果を出す「実践力」。プロバスケ選手が日々磨いているこれらのスキルは、資格取得やスキルアップを目指す“まなびビト”も共通して獲得したい重要な要素だ。トップアスリートのアプローチからその極意を学ぶ。
「思考」は練習で終わらせる。本番は「無心」
コート上では強気なプレーでチームを牽引する久保田選手だが、試合中の頭の中は驚くほどシンプルだ。瞬時の判断が求められる中、彼はあえて「考えない」ことを徹底しているという。
「僕はあえて“考えすぎない”ようにしています。情報をインプットしすぎると、頭が混乱する原因になってしまうこともあるかと。
大切なのは物事との距離感だと考えているんです。バスケに対しても何にしても、一歩引いた視点で、程良い距離感をつくる。これは自分の性格もあると思うんですけど、冷静に判断を下せる要因にもなっているかな」(久保田選手、以下同)。
迷いは、プレーの遅れに繋がる。だからこそ、その場の状況で瞬時に判断し、一度決めたら「100%やりきる」ことに全神経を注ぐ。では、なぜ本番でそこまで迷いなく動けるのか。その理由は「準備」にある。
「練習のときは試合とは真逆で、徹底的に考え抜きます。コーチからの意見に対して自分なりの答えを出し、その流れを無意識でやれるまで反復する。
練習時点で完璧にできるようになれば、本番は自然に身体が動くんです。やるべきことは1つ、『練習でやってきたことをすべて出し切る』。ただそれだけに集中すればいいので」。
頑張り続けるために緩急をつける
オンとオフの切り替えも徹底している。「練習以外の生活にバスケを持ち込みたくないですね。練習が終わって家に帰ったら、バスケのことは全く考えない。好きな動画を見たり、ゴルフの打ちっぱなしに行ったりして、しっかり頭を切り替えています」。
日々、目標に向かって走り続けていると、つい「休んでいる間に置いていかれるのでは」と不安になってしまうものだ。しかし久保田選手は、意識的にバスケから離れる時間をつくることで、心のバランスを保っている。過去にメンテナンス不良で離脱した際も、焦る気持ちをこう切り替えたという。
「本調子じゃないときに頑張りすぎるのも良くないかなと。しっかり休んで早めに治すことに集中する。緩急をつけることが大事かな。休みはこのあと頑張るためのエネルギーを蓄えている時間なんだと思います」。
「休む」ことは停滞ではなく、次のパフォーマンスを最大化するための重要な「戦略」なのだ。
「ここぞ」のときは「失敗したら面白い」と考える。久保田流メンタル術
©SEAHORSES MIKAWA
久保田選手のメンタルの強さが最も発揮されるのが、プレッシャーとの向き合い方だ。特に、試合の勝敗を分ける重要なシュートや、フリースローの場面。
外したら負けるかもしれない状況。会場にいる数千人の視線が注がれる。普通なら「外したくない」と力んでしまうような状況を、久保田選手はなんと“楽しむ”のだという。
「もし、シュートを外したらどんな展開になるんやろう? って、ちょっと想像するんですよね。『失敗したらどうしよう』って気持ちになると、プレッシャーが邪魔になって、上手くできない。だったら、『じゃあ逆に、外してリバウンドを(相手に)取られたら、ゲームはどうなるんやろう』って考えたりして。最悪の展開さえも『面白いじゃん、やってやろう』と思って打つ。その方が、力まないで向き合える。結果的に、しっかり決められるんですよね」。
「そんなことできるメンタルがない場合はどうすれば?」と聞いてみると「“ダメかも”って弱気になったところで、うまくいかないでしょ。だったら、客観的な視点で『この状況、どう転ぶ?』って面白がったほうが良いじゃないですか」とさらりと答えた。
恐怖を「好奇心」に変換しようとしてみる。この習慣こそ、プレッシャーに押しつぶされそうなときに思い出したい、最強のメンタル術といえそうだ。
準備を入念にすることで、本番は無心で取り組む。そしてプレッシャーや緊張を感じそうなときほど、最悪のシチュエーションを想像して「面白がって」みる。久保田選手のしなやかで強気な思考法は、試験や仕事というコートに立つ私たちの背中を、強く押してくれるはずだ。
ちなみに、取材中に「距離感が大事」と語っていた久保田選手だったが、「恋愛以外は」と例外があることも教えてくれた。
そんな人間味あふれる久保田選手の「プライベートな顔」をお伝えすべく、次回の記事で愛猫「はまち」との生活と、「ネコ検定」挑戦の様子をお届けする。
シーホース三河・久保田 義章選手のサイン入りポラロイドを各1名、計3名様にプレゼント!
【応募要件】
・『日本の資格・検定』のxアカウントのフォロー
・当サイト公式xの記事紹介ツイートの引用リツイート
・記事への一言感想
【注意事項】
・ポラロイド写真の指定はできません。
・当選のご連絡はDMで行うため、『日本の資格・検定』のアカウントのフォローを必ずお願いいたします。
日本の資格・検定のアカウント(@shikaken0509):https://x.com/shikaken0509
応募締め切りは2026年2月5日(木)まで! ふるってご応募ください。
お話を伺ったのは……

久保田 義章 選手
1997年生まれ。福岡県出身。Bリーグ・シーホース三河所属。ポジションはポイントガード。九州共立大学在学中に特別指定選手としてBリーグデビュー。大学卒業後は京都ハンナリーズでプレーし、主力ガードとして経験を積んだ。2023-24シーズンより三河へ移籍。小柄ながらスピードを生かした鋭いドライブと、積極的な得点意識を武器にチームを牽引する司令塔。
Instagram:yo___si11
【トップアスリートに学ぶ「強さ」の理由|プロバスケ選手編】
◆シェーファー アヴィ 幸樹 選手に学ぶ、夢を叶える思考術
◆シーホース三河・久保田選手の本番に強くなるメンタル術・・・今回はコチラ
連載記事一覧へ>>
コチラの記事も要チェック!◆崖っぷちからの階級変更。角田夏実の「後悔しない決断」の選び方
◆元サッカー日本代表が“風を操る男”に!「熱波師検定」合格の森脇良太に密着
◆元世界女王・浅田真央さんが語る「努力を継続する秘訣」
◆ハーバードで学ぶ五十嵐カノアが時間を無駄にしないためにしていること
◆学び続ける俳優 、工藤阿須加の「知りたい」を原動力にする生き方
撮影=小松 顕一郎









