TOEIC900点越えのCA芸人・CRAZY COCOに聞く攻略術! 【直筆サイン入りポラプレゼントあり】
インタビュー この記事をあとで読む
【気になるあの人を深堀り~CRAZY COCO編~】
外資系CAや英語コンサルタントなど、英語に携わる数々の職種を渡り歩いてきた、芸人のCRAZY COCOさん。日本生まれ、日本育ちの彼女に英語習得の極意を聞く。CA時代のマル秘トークも!
年間で約200万人が受験するTOEICテスト(※一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会調べ)。
元外資系キャビンアテンダントという、異色の経歴を生かした“CAあるあるネタ”で知られる芸人のCRAZY COCOさんは、TOEICで900点以上のスコアを取得している。
今回は、そんな彼女にTOEICへ向けた勉強法と攻略術を教えてもらった。
お話を伺ったのは……
CRAZY COCOさん
1986年生まれ、大阪府出身。吉本興業所属の芸人。27歳で、新卒で入社したタオル系商社から外資系航空のCAへと転身。複数の職を経験後、2021年よりお笑いの世界へ。「東京CAと関西CAの違い」「外資系CAあるある」など、自身の経験を生かしたCAネタで大ブレイク。現在は、ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM/JFN 全国38局ネット)にレギュラー出演。著書に『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』(ヨシモトブックス)がある。インスタグラム:@crazycoco0906 X:@CRAZYCOCO2021 YouTube:CRAZY COCOチャンネル
この記事の連載
【非ネイティブからの脱却術】……今回はコチラ
【外国人と仲良くなる秘訣】……Coming Soon
【CA時代のマル秘トーク】……Coming Soon
【これから役立つ資格はコレ!】……Coming Soon
【CRAZY COCO流時間術】……Coming Soon
約10カ月間で400点近く点数アップ!
今までの最高点は、外資系航空を辞めたあとに受けたテストです。点数は915点か950点かうろ覚えなのですが、リスニングは満点でした。
学生時代からわりと点数は良かったんですよ。国際結婚をしている親戚が多くて、彼らが日本へ帰ってくるタイミングで一緒に旅行をしたり。それで、小さい頃からネイティブの発音を聞けたっていうのはありますね。
英語が好きになったきっかけは、中学のときに、オーストラリアから来た交換留学生に一目惚れしたこと(笑)。彼と喋りたい、いい関係になりたいと思っていたんですけど、特に進展しないまま2週間程で彼が帰国してしまって……。
もっと英語のスキルを磨いて、コミュニケーションを取れるようになりたい、と思ったのがこのときです。
はい。大学3年のときに約10カ月間、オーストラリアに留学しました。
本当は2年間語学留学をして、現地の大学に編入するつもりだったんですけど、日本の就職氷河期と重なってしまって、秋就活のタイミングで帰国したんです。
TOEICの点数でいうと、留学前は450点とか500点ぐらいだったんですけど、帰ってきたら850点まで伸びていました。
留学当時は、めちゃめちゃ勉強していたんです。クラスメイトは、授業が終わったら15時か16時頃に帰っちゃうんですけど、私は図書館が閉まる22時ぐらいまで、プラスαの宿題をやっていました。
当時から、誰もやっていないことに挑戦したい気持ちがあったんだと思います。
リスニングの強化には「シャドーイング」が良い理由
リスニングに関しては、「シャドーイング」の一択!
耳から聞こえてきた音を口で真似するっていう学習法なんですが、そもそも人って自分が発音できない音は聞き取れないんですよ。
「シャドーイング」の専門サイトとか、それこそYouTubeに、CNNのニュースやTEDというプレゼンテーションに特化した映像があるので、それを見ながらやるのがおススメ。
まずは録音をしながら、テキストや字幕も一切見ずに、聞こえてくる音を真似します。
次に録音した自分の音声を聞いて、発音できていない箇所をチェック。
最後にテキストや字幕を見ながら、聞き取れなかった単語の意味や話の内容を確認するんです。これを流暢に話せるようになるまで繰り返します。
――気が遠くなりそうですが……。
3分程の動画を区切りのいいところで3パート程に分けてやりましょう。
まずは1パート目を3日間やって、次のパートを3日間、それで翌週の前半に3パート目をやるイメージです。あまり長すぎても飽きちゃうので、1パートを1分以内にまとめるのが長続きするコツかと。
私も始めた頃は、全然発音できなかった……。でも、10回くらい続けると上手くなってくるんですよ。人間は成長実感がないと続けられないので、録音して自分の音声を確認するのは徹底してくださいね。
――どれぐらいの期間で効果を実感できるものですか?
最低でも3カ月は必要かと。本当は、1日2時間が理想なんですが、働きながらだと大変だと思うので、まずは1時間ファイティン!
仕事が終わった後は予定が変わりやすいので、始業前に済ませるのがオススメです。
単語帳を覚えるよりも“速読”を重視
――リーディングに関して効果的な勉強法は?
言葉通り、本を読みましょう。それも速読で!
――速読だと、内容を理解する間なく、進んでしまいそうですが……。
最初は、ざっくりとどんな内容なのかをイメージしながら読み進めて。分からない箇所は基本無視でOK!
2回目は知らない単語を調べながら、ゆっくりと読む。そうすることで、単語の理解度が段違いに変わります。
外国人と話すときって、分からない単語があったとしても、話を巻き戻してくれない。きっと、こんな意味かな?と、脳内妄想しながら会話を進めるしかないんですね。
TOEICのリーディングもしかりで、ゆっくり読んでいたら時間が足りなくなってしまう。そのため、普段の勉強で速読を意識することが大切です。
――速読も3カ月ぐらいやるのがいいのでしょうか?
そうですね。図書館や書店に薄い英語の本があるので、それらを活用してみましょう。オンライン英会話のネイティブキャンプには、「多読の森」というコンテンツもあり、そちらもおススメ。
――定番の勉強法・単語帳を利用するのはどうですか?
単語帳で受験勉強を乗り切ってきた人には向いているかも。
ただ、私のように単語帳だと飽きやすいタイプは、本を読みながら単語を覚えていく方法を試してみてほしいですね。
本って、覚えられる単語は少ないかもしれないけど、しっかりと内容を落とし込めるから、アウトプットがラクになるんです。「りんご=アップル」というのを、めっちゃ早いスピードで出力することができる、みたいな。
――ご自身のYouTubeでは、「英文法出るとこだけ!」(アルク出版)や、「文法問題 でる1000問」(アスク出版)を推薦されていましたね。
これらは、自分の苦手なところを克服するために使うのが◎。最後の追い込み用ですね。
――TOEIC試験の大切な心構えはありますか?
分からない箇所はすぐに切り捨てること。
TOEICは時間が勝負なので、分かる問題から解いて、もし時間が余ったら解けなかった問題に戻るんです。優先順位を決めてやり切って!
モチベーションを維持するコツとは?
まず前提として、「目標がしっかりしていること」「学習内容に自分が納得していること」「成長実感があること」、これらの3つがないと学習は続けられないと思うんです。
このなかでも特に難しいのが、目標かと。
留学や海外赴任を目的としている人は、それらに向けて頑張れますが、多くの人は、明確な目標がない状態なのではないでしょうか。
なので、簡単なコミットメントを1個作るっていうのを意識してみるのが良いかと思います。
例えば、「今年の冬休みにハワイへ行って、そこで現地のバーのマスターと会話する」とか、「外国人の恋人を作るために英語をマスターする」など!
なんでも良いと思うんですが、自分が本気で頑張れそうな目標を作ると、モチベーションは維持できると思います。
CRAZY COCOさんのサイン入りポラロイドを各1名、計3名様にプレゼント!
応募締め切りは2024年10月31日(木)までとなります。ふるってご応募ください。
自身の経験から、TOEICの勉強には「シャドーイングと速読が効果的」と語るCRAZY COCOさん。勉強法に迷いがある人は、ぜひ実践してみよう。
この記事の連載
【非ネイティブからの脱却術】……今回はコチラ
【外国人と仲良くなる秘訣】……Coming Soon
【CA時代のマル秘トーク】……Coming Soon
【これから役立つ資格はコレ!】……Coming Soon
【CRAZY COCO流時間術】……Coming Soon
ボディメイクのド定番、鶏むね肉が脳疲労予防に
◆趣味・教養系の資格「難易度×仕事で使える度」MAP
◆五十嵐カノアの時間術。多忙でも1日4時間勉強するには?
◆ウェルビーイングを体感して、脳身隅々まで健やかに。
◆短時間集中が勉強のコツ!?自宅以外での勉強スタイル調査
撮影=河野 優太
文=SUGARBOY