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人生を変えた心と脳の取扱説明書 ~人と経営を理解する経営心理士~

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学習法・ハウツー #経営心理士 #LEC #講師コラム

経営心理士・公認会計士・税理士・心理カウンセラー。

この肩書きで私は経営コンサルティング、会計・税務の仕事をさせていただいています。
名刺交換の際などにこの肩書きをご覧になった方から次のようなご質問をいただくことがあります。
「公認会計士・税理士という数字の資格と経営心理士・心理カウンセラーという心の資格の組み合わせにどういう意味があるんですか」。
数字と心は正反対のもののように見えるだけに、そういう疑問をお持ちになられるのも無理はないと思います。ただ、私の中ではこの資格の組み合わせには意味があります。

公認会計士や税理士は様々な経済活動の結果としての数字を扱います。
様々な経済活動の背景には人の行動があり、その行動の背景には人の心の動きがあります。
そのため、公認会計士や税理士が扱う数字は人の心の動きの結果を表すものであり、その心の動きの結果を会計というルールに基づいて集計したものが決算書となります。

過去の結果を集計、計算するのみであれば、人の心を扱う必要性はないかもしれません。
一方で、未来の数字を良くしていくためには、数字が人の心の動きの結果という意味を持つ以上、人の心について理解を深めることが重要になります。

売上を伸ばそうとするのであれば、お客様という「人」の心を理解することが必要となり、組織のパフォーマンスを上げようとするのであれば従業員という「人」の心を理解することが必要となります。
実際、ビジネスで優れた結果を出す人は人の心について深い洞察を持っています。

私はこの数字と心の両面からのべ1,000件超の経営改善をしてきました。
そして、これまでの経営支援のノウハウを心理学と合わせてお伝えすべく、「経営心理士」という資格を創設し、その内容を体系的に学ぶための経営心理士講座を開催しています。

そもそも私が公認会計士・税理士の道を歩めるようになったのも、心理学をはじめとする人に関する学びのおかげでした。
故郷の徳島県で公立高校に通っていた私は野球一筋の高校生活を送っており、高校3年の時の偏差値は40くらいでした。
高校3年の夏、高校野球生活にピリオドを打った私は、そこから勉強モードに切り替え、体力の限界まで勉強しましたが、成績は思うように上がらず、結果、受験した大学は全て不合格。

あれだけ勉強したのに成績が上がらなかったというショックから、しばらく途方に暮れていました。そんな中でふと思い付いきました。
「勉強というのは脳ミソを使う。であれば先に脳ミソの取扱説明書を読んだ方がいいのではないか」。

早速本屋に行き脳に関する本を買い集め、読み進めていくと、記憶のメカニズムに関するいくつかの記述がありました。
また、心理学に関する話も載っていたことから心理学にも興味を持つようになり、心理学の本も読み始めました。
記憶のメカニズム、メンタルケア、モチベーション維持といった脳と心の構造について学びを深め、その内容に基づいた勉強法を確立し、私は浪人生活をスタートさせました。

すると成績はみるみるうちに上がり、第一志望を上方修正し、現役時代には雲の上の大学であった早稲田大学に合格することができました。

この成功体験が私の人生を変え、そして、一つのことを確信します。
それは、脳や心の構造について学びを深めた人生と学ばなかった人生とでは、人生の成功率や可能性が全く違うということでした。

大学3年時には公認会計士の資格を取ることに決め、大学受験と同じく脳の性質や心理学に基づいた勉強法で勉強を進めた結果、無事に合格することが出来ました。
正に今の自分があるのは、脳や心の構造に関する学びのおかげなのです。

近年、心理学や脳科学の研究は進んでおり、様々な実験データからその傾向を体系的に説明することが少しずつ可能になってきています。
大切なのはその内容をいかに現場や日常の中で活用できる形にするかということです。
明日からの現場と日常が変わるように、心と脳の構造について分かりやすく、生の経営の実例を交えて現場で活用できる形で学んでいただくのが経営心理士の学びです。
小手先の心理テクニックではなく、人と経営の理解を深める。
そうすることで、経営・ビジネスにおける成功の可能性は飛躍的に上がっていきます。 

​​​講師プロフィール

LEC講師 藤田 耕司

公認会計士、税理士、心理カウンセラー

一般社団法人 日本経営心理士協会代表理事

2004年に公認会計士試験に合格し、2011年まで監査法人トーマツで勤務。その後、コンサルティング会社と会計事務所を設立。人材育成から労務問題、採用、営業、マーケティングまで幅広い分野でこれまでに1,000件超の経営相談を受け、心理学を活用した経営改善を行う。

その経営改善事例から経営者の心理、部下の心理、顧客の心理を分析し経営心理学として体系化することで経営指導の成果を大きく高める。その成果が口コミで広がり日経新聞をはじめ複数のメディアから取材を受け、全国で講演活動も行う。年間の講演回数は250回を超える。


◆藤田講師の講座はこちら◆


著書

「経営参謀としての士業戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)

2019年 Amazon企業経営部門、経営理論部門にて1位獲得。発売1ヶ月で増刷決定。

「リーダーのための経営心理学」(日本経済新聞出版社)

2016年 Amazon 企業経営部門、リーダーシップ部門にて1位獲得。台湾、韓国でも書籍化され、世界3ヶ国にて出版。

連載

・日経電子版「post 2020 ~次世代の挑戦者たち」

・きんざいファイナンシャルプラン「実践経営心理学」

・日本ビジネスプレス「経営を変える心理学講座」

・プルデンシャル生命メルマガ「心の経営の時代」

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