”とりあえず”を活かす

大学一年の時、学校の勉強はこなすように取り組んでおり、これといった知識をつけることができていない淡々とした日々を送っていた。しかし一年の秋ごろ、”とりあえず”資格を取ることで何か新しい学びを得ようと思い、秘書検定2級やTOEIC、ファイナンシャルプランナー3級などを取得し、続けて二年次にもファイナンシャルプランナー2級を取得した。

この頃は、ただ「資格を有した自分」に満足しており、合格点に達することを一番に考えていた。今思うと、多くの時間を費やしたものの、勉強した内容がどの程度身についているかと言われると、ほぼゼロのように感じる。

ここで私が伝えたいのは、私と同じような動機で資格の取得を試みる人へ、”とりあえず”を活かせ！ということだ。”とりあえず”勉強を始めるのは、（我ながら）きっかけとして非常に大切なことだと思う。しかし、始めたのであれば、さらにその時間や知識が有意義になるよう、”目的”や日常生活での”応用”を勉強中も意識しながら取り組むことだ。これは、わかっていても、全員ができることではない。だからこそ、これから”とりあえず”資格を取ろうと思っている人には、今一度目的や応用部分について考えてほしい。

そんな私は現在、ITパスポートを勉強中だ。”どんな部分で活かせそうか？””この言葉はどういう意味かな？”など考えを巡らせ、より意味のある時間を過ごそうと思っている。