【教育に携わる方必見】振り返りはなぜ大事?「今」だからこそできることをお伝えします
いよいよ今年も残すところあとわずかになりました。
あなたにとってこの1年は、どんな年でしたか?
保育園や幼稚園、学校などで忙しなく働いていると、毎日がめまぐるしく過ぎていって、これまでの自分の指導を振り返る余裕のなかった方も多いのではないでしょうか。私自身、「振り返りをしたいなぁ」と思いながらもなかなか行動に移せず、気づけば12月になってしまいました。
冬休みは、この1年を振り返るラストチャンスです。
そこで、今回の記事では「振り返り」をする上での重要なポイントについてご紹介します。
「気づいたら仕事始めになっていた」なんてことにならないように、「今」できることを一緒に始めませんか?
客観的な視点をもつ
振り返りにおいて重要なことは、ずばり「客観的な視点をもつこと」です。
スマホの写真データやスケジュール帳などを見返しながらこの1年の出来事を振り返ってみると、嬉しかったことや悲しかったことなど、その時のいろいろな感情が思い出されることかと思います。(部屋の片づけをしていても、同じことってよくありますよね。)
もちろん、思い出に浸る時間もいいものですが、なかには思い出したくない出来事もあるかと思います。
しかし、過ぎてしまったことに対して執拗に落ち込んだり、思い出さないように蓋をしたりするのは、非常にもったいないことです。なぜなら、その後悔には成功のためのポイントがたくさん詰まっているからです。
そうは言っても、一度「落ち込みモード」に入ってしまうと、なかなか抜け出せない人も多いでしょう。とっさに別のことを考えて切り替えようとしても、頭にこびりついた負のイメージは、そうそう消えるものではありません。
そんな時は無理に忘れようとはせず、「あ、今、私って悲しいんだな」という風に、自分の感情に“気づく”ことが大切です。“気づく”ことで、「悲しんでいる自分」を俯瞰的に見られるようになるからです。
そうすると、うまくいかなかった出来事に対しても、「あの時はなぜ失敗したのだろう?」「なにか子どもの行動を見落としていないか?」「ほかに考えられる方法は?」という風に、自分の行動を一歩引いたところから評価しやすくなると思いませんか?
と言っても、言うは易し行うは難し。 「頭では分かっているけど、つい感情の波にのまれてしまう……」ということもありますよね。
そこでおススメの方法は、「書くこと」、つまり「言語化すること」です。
なぜ書くことがいいのか?
書くことの効能については色々なところで語られていますが、実際、頭の中だけであれこれと考えるよりも、紙に書き出した方がずっと整理しやすくなるものです。 たとえば、うまくいかなかった出来事を次のように記述してみます。
この時のポイントは、事実と感情を分けて書くことです。
「●●くんがお友だちを叩いたので注意した。でもその後のフォローまで気が回らず、家に帰って落ち込んだ」
「絵カードを活用することで「貸して」を伝えられるようになった●●ちゃん。うれしいなぁ」
こうすると、「出来事」と「感情」を分けて考えやすくなりますよね。 過去の感情を変えることはできませんが、出来事に対する受け止め方は変えることはできます。
そのため振り返りは、この「出来事」の部分に対して行うことを意識できるといいでしょう。
「次は、お友だちを叩いた理由をきちんと聞くようにする」
「次のステップとして、○○ちゃんには、感情を表現できる絵カードを導入してみる」
このように、次に向けての支援を考えることで、失敗を成功のもととすることができますよ。
来年の準備に向けて今できることは?
ここまで、この1年を振り返る上で重要なポイントについてご紹介しました。
振り返りができたら、さっそく来年に向けて、今から準備を始めたいですよね。
あなたが経験を積むまでの間、子どもたちが今のままの状態で待っていてくれるわけではありません。
今こうしている間も、あなたが彼らと向き合える時間は、どんどん減っています。 そしてなにより、大切な子どもたちを、自分の成長に付き合わせるのを忍びなく感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのが、「資格の取得」です。
目の前の子どもたちを教科書にするのではなく、すでに人の手でまとめられたものを学んでいくことで、あなた自身や子どもたちのタイムロスを最小限にすることができます。 また、現場以外の場所で十分な経験値を手に入れられることも、資格勉強のメリットの1つと言えるでしょう。
四谷学院では、「発達障害児支援士資格認定講座」という資格講座を開講しています。 この講座では、発達障害や発達支援の基礎知識を網羅できるほか、保育園や小学校など「集団の場」に特化した事例を、動画の中で学ぶことができます。
「動画教材だと、観るだけで終わってしまいそう。ちゃんと定着しているか心配」 といった心配も無用です。
勉強も振り返りが大切ですから、後から復習がしやすいように、講義のポイントをまとめた「ワークブック」を用意しています。動画を観ながら書き込んでもらう形式になっているので、受講後、あなただけの教科書ができあがっているはずですよ。
「<早く子どもたちに会いたい>という気持ちが強まった」
実際に受講された方から、こんな声をいただくこともあります。 年が明けて、次に子どもたちと会えるのを心待ちにできるように。 そして、「なりたい自分」に近づけるように。 今からできることを始めませんか?
発達障害児支援士資格認定講座の詳細についてはHPをご覧ください。
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