衛生工学衛生管理者受講体験記

　私が、衛生工学衛生管理者免許を取得したのは、平成２７年７月です。

衛生工学衛生管理者免許を取得する為には、中災防の衛生衛生工学衛生管理者講習を受講し、修了試験に合格することが必要です。

①衛生工学衛生管理者とは

　衛生工学衛生管理者とは、第１種衛生管理者の上位資格みたいなものです。

例：『常時五百人を超える労働者を使用する事業場で、坑内労働又は労働基準法施行規則第十八条第一号、第三号から第五号まで若しくは第九号に掲げる業務に常時三十人以上の労働者を従事させるものにあつては、衛生管理者のうち一人を衛生工学衛生管理者免許を受けた者のうちから選任すること。』労働安全衛生規則第7条第1項第6号

②衛生工学衛生管理者講習受講資格

　第１種衛生管理者免許試験合格者等。

③受講日

　平成２７年６月１０日（水）～１２日（金）。

④会場

　中部安全衛生サービスセンター（名古屋市）。

⑤受講者属性

　受講者は３２人、第１種衛生管理者が２９人、労働衛生コンサルタントか作業環境測定士が３人でした。

受講者の大部分は中高年の男性でしたが、２０代～３０代と思われる女性も数人居ました。

⑥受講料

　当時、私が受講した３日間コースの受講料（昼食、テキスト等含む、税込）は、８７，４８０円でした。

因みに、２０２３．8．４現在、同コース受講料は、９９，０００円（テキスト等含む、税込）ですが、これに、昼食代が含まれているかどうかは不明です。

⑦修了試験レベル

　試験レベルは、第１種衛生管理者＋αだった為、第１種衛生管理者免許試験合格者にとっては、非常に簡単でした。

⑧試験内容

　試験は、各科目の最終日に実施されました。

私は３日間コースだった為、労働衛生工学の試験が２日目、職業性疾病の試験が３日目に実施されました。

　試験方式は、多肢選択式の５択でした。

正しいものや誤っているものを選ぶ問題、正しいものの組み合わせや誤っているものの組み合わせを選ぶ問題、局所排気設備関係の計算問題等が出題されました。

　問題数は労働衛生工学が２０題、職業性疾病が１０題出題されました。

　試験には電卓が必要です。

単位換算計算等が有る為、指数計算等が手計算で出来る人は普通の電卓でも大丈夫ですが、それらが出来ない人は関数電卓を使用した方が楽です。

私は、税込や税抜き表示機能程度のみの普通の電卓しか持って行かなかった為、指数計算等は手計算でやりました。

⑨合格基準

　合格基準は、全科目の合計点が６０％以上、各科目が５０％以上得点していることです。

以上