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家でも「カフェ勉」を再現!カフェから学ぶ集中力の引き出し方

学習ノウハウ

家でも「カフェ勉」を再現!カフェから学ぶ集中力の引き出し方

コロナ禍の前まではカフェで勉強する人の姿を見ることが多くあったものの、今では感染対策として外出を控え、「カフェ勉」派から「家勉」派に切り換えた方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、家でもカフェ勉の集中力を再現するポイントをご紹介!カフェ勉派のみなさんもそれ以外のみなさんも必見です。

コロナ禍の影響で「おうちカフェ」のニーズは急上昇!

新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間中、家でカフェのような空間やカフェメニューを再現する「おうちカフェ」が大きなブームになりました。

SNS上でも「#おうちカフェ」のハッシュタグを付けた投稿数が急上昇。Instagramでは約500万件※の「おうちカフェ」写真を見ることができます。中には、自分も投稿したという方もいるのではないでしょうか?
※2020年9月現在

食品業界でも、お湯や牛乳で溶かして飲むスティックタイプのコーヒーや紅茶の売れ行きが外出自粛期間の2020年4月~5月で20%近く伸びるなど、「おうちカフェ」ブームの影響が顕著です。スティック飲料のニーズが最も高い秋冬時期には市場規模が350億円を突破するとの予想もあり、注目が集まっています。

カフェ勉派が語る!カフェで勉強するメリットとは?

そもそもなぜ多くの人がカフェで勉強するのか―。

もともと家で勉強していた方や、それ以外の場所で勉強する習慣があった方もきっと納得できるカフェ勉のメリットを、カフェ勉派のコメントと共にご紹介します!

家だとダラダラしてしまうが、気分を変えて外に出るとシャキッと勉強できる

「家だとついごろごろしてしまって、勉強中に寝落ちしていた」、「やる気がなかなか出ずに、勉強を始めるまでに至らない」なんて経験がある方も少なくないはずです。

家の外に出ることで、気分転換をしつつ勉強へのスイッチを入れることができるのがカフェ勉を含む「外勉」の魅力でもあります。

中でもカフェでは、ある程度周りの目もあり、それがサボり防止に繋がるというメリットも。

カフェだと長居できないので、集中力を上げて効率よく勉強できる気がする

基本的なカフェのマナーとして、飲み物1杯で1.5時間~2時間の滞在が目安となります。※
※喫茶店の滞在時間については店舗により異なります。また、作業スペースとしての活用を推奨する店舗や席での勉強・仕事などを禁止している店舗もあります。

この時間制限を逆手にとって短い時間の中で集中して勉強すれば、効率UPが見込める点もカフェ勉の大きなメリットかもしれません。

東京大学の研究では、「休憩時間を挟んだ『15分×3(計45分)学習』」が「長期的な記憶固定には有効」※との結果も出ており、同様に1.5時間~2時間のカフェ勉は理にかなっているといえるでしょう。

コーヒーや甘いものを飲みながら勉強すると頭が冴える

きりっとした苦みのあるコーヒーや甘いミルクティーなど、カフェのメニューには集中力を支えるドリンクが勢ぞろい!勉強に疲れても、集中力をチャージできる秘密はカフェインと糖分にあります。

まず、カフェインは集中力を上げたり眠気を覚ましたりと勉強前や勉強中にありがたい成分。

体格や年齢、妊娠しているかどうかでおおよその摂取量が定められており、摂りすぎには注意が必要※ですが、上手にカフェインを摂取すれば勉強の効果を最大限に引き出してくれます。

一方、糖分も集中力UPには重要なエネルギー源で、脳が消費する糖分の量は私たちの想像以上なのです。

食事によって摂取された糖分は、体内で分解されブドウ糖※1として吸収されます。脳の重さは体重の2%ほどなのに対し、体内全体のブドウ糖消費量のうち46%が脳で消費※2されてしまうという調査結果もあるほどです。
※1自然界に最も多く存在する代表的な単糖類。動植物が活動するためのエネルギーとなる。脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質で、人体にとっても重要な栄養素。

さらに血中にブドウ糖が豊富にあると記憶力が増す※という報告もされており、甘いドリンクやデザートメニューなどで糖分補給ができることもカフェ勉の有効な点といえるでしょう。

勉強中の糖分補給には「カフェイン入りチョコレート」がおススメ?

音楽や雑音がある方が集中しやすい

実際に、アメリカのイリノイ大学・バージニア大学とカナダのブリティッシュコロンビア大学が

1.比較的静かな環境(騒音レベル:50デシベル程度)
2.適度な雑音があるカフェ(騒音レベル:70デシベル程度)
3.耳障りな雑音のある道路脇など(騒音レベル:85デシベル以上)

の3つの場所でそれぞれ人の集中力がどのように変化するかを調査したところ、最も集中力が発揮されたのは少し騒がしいカフェだったという報告もあります。

雑音のほかにも、歌詞の無い音楽や自然の中の音なども集中力を引き出すのに適しているといわれています。

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