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お金のリスクは意外と身近!若い世代は必見の「金融リテラシー検定」とは?

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お金のリスクは意外と身近!若い世代は必見の「金融リテラシー検定」とは?

相次ぐ値上げに円安、さらには2023年の「今年の漢字」に”税”が選ばれるなど、令和はお金との上手なお付き合いがQOLに大きく影響する時代。

そこで今回は、今後社会に出ていく若い世代にぴったりの「金融リテラシー検定」をご紹介。試験の内容や勉強方法と併せて、実際に起こりがちな金融リスクについても、試験の主催団体である一般社団法人 金融財政事情研究会に伺いました。

お話を聞いたのは……

一般社団法人金融財政事情研究会
落合さん・近藤さん

金融リテラシー検定ではどんなことが学べる?

「金融リテラシー検定」は主に若い世代に向けて、お金や暮らしに役立つ知識を習得するための検定です。

特に高校生・大学生や新社会人の生活に身近なテーマや、実際に起こっている事柄をもとに金融リテラシーを満遍なく解説しています。

学べる内容は「ライフプラン・キャリア」「消費者トラブル・消費者信用」「金融・経済」「金融商品・保険」「社会保険・税金」の5分野です。

検定設立1年の申込者数は1万5000名超。受験者数も1万名を超えており、ニーズの高さを実感しています。

FP試験も主催する団体が、今新たに検定を作った理由は?

「金融リテラシー検定」を作った最大の理由は”守りのリテラシー”を若い世代に身に付けてもらいたいという想いからです。

「金融の試験=FP」という印象を持つ方も多いですが、FPは人のライフプラン・資産形成などについて金融面からアドバイスをするための資格。一方の「金融リテラシー検定」は、自分自身を金融リスクから守り、人生のQOLを高めるための検定です。

2022年に成年年齢が引き下げられたことで、クレジットカードの作成や賃貸契約など、大きい額のお金が絡むイベントは若年化しています。

同時期には高校の金融経済教育がスタートしたものの、習得できる知識はほんの一部。金融トラブルやリスクに巻き込まれないための”守りのリテラシー”はまだまだ求められているんです。

金融経済教育についてインプット型のセミナーは増加しているものの、知識や理解のアウトプットを測定する機会は少ないのが現状。

そこで、状況に合わせて適切に判断できるだけの体系的かつ実用的な金融リテラシーを身に付けてもらうためにこの検定を設立しました。

勉強した内容はどんな場面で活かせる?

学生時代に想像する以上に、お金や金融サービス、税金の問題は生活に大きく関わってくるものです。金融リテラシー検定は幅広い内容を網羅しているので日々の生活で「あ、これは勉強した内容だ」と気づく場面も多いはず。

深刻な金融リスクの対策も解説しているので、ここで3つの例を見てみましょう。

その1 クレジットカードの支払いや奨学金返済の延滞で将来のライフプランが危うい!?

クレジットカードの支払いやローンの返済を延滞してしまった場合、「個人信用情報機関」にその情報が記されます。

この「個人信用情報機関」の情報は金融業界全体で共有し合っていて、場合によっては新たなローンが組めなくなったり、借り入れ金利が高くなることもあるので注意しなければなりません。

将来、「マイホームが欲しい」「子供の進学費用を借りたい」といった際に悪影響を及ぼすことがないように、クレジットカードの利用は計画的に。テキストには、返済に困った場合の対応方法や、お金の使い方タイプ診断も掲載しています。

その2 「今のままでは就職できないよ」と言われて不安になり、有料の就活セミナーを受けさせられた!

「就職活動が上手くいかない」。そんなときに「その方法ではいつまでも内定が出ないよ」なんて言われたら不安になりますよね。

そのような手口で高額な就活セミナーを受講させられてしまった場合、原則として契約締結から5年以内、被害に気付いたときから1年以内なら契約を取り消すことができます。

そうはいっても、悪質な業者は連絡が取れない場合が多く、損害を取り返すための被害者側の手間や負担は大きいもの。

なるべく不本意な契約を結ぶことのないよう、消費者トラブルのパターンを知っておく、消費者ホットラインを活用するなど身を守るアクションを知っておくのが良いでしょう。

その3 国民年金の保険料は、学生なら払わなくてもいいって本当?

国民年金の保険料は毎月約1万7000円と、学生にとっては大きな出費だと思います。そこで活用できるのが、学生の期間の保険料を免除できる「学生納付特例制度」。

しかし、ただ納付しなくてもいいというわけではなく、申請を出して承認を受ける必要があります。

もしも学生時代に障害を負った場合、「学生納付特例制度」の承認を受けていれば障害年金を受け取ることができますが、申請せずに未納の状態になっていては障害年金を受け取ることはできません。

金融リテラシー検定の勉強方法は?

受験の申込みを行うと、もれなく無料のWEBテキストをお読みいただけます。

テキストには図やイラストがたくさん

このテキストはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の知見をお借りして共同で制作しているので、”お金の今”をリアルに知ることができるはずです。

私たちが作りました。テキスト編纂の裏話

「金融リテラシー」というと、世間では、とかく「投資」に関する知識というイメージですが、テキストでは投資だけでなく、消費者トラブル防止やクレジットカードの正しい使い方、ローンを組む際の注意点など「守りのリテラシー」にも触れています。

お金のリスクやトラブルに巻き込まれると、経済的にも精神的にも追い詰められてしまうものです。若い世代の皆さんがトラブルやお困りことに見舞われないようにと思いを込めて作成しました。

テキストを見ていただくと分かるのですが、文字だけではなくイラストや表などが盛りだくさんで、どなたにも分かりやすくまとまっていると思います。

盛り込む知識だけでなく、見やすさ・分かりやすさにもこだわったテキストなので、ぜひ多くの方に手に取っていただきたい1冊です!

また、金融リテラシー検定は全国の高校・大学・新入社員研修でも活用されています。

教壇に立つ方にとっても、お金の知識を体系立てて伝えられる検定は重宝するとのことで、「情報量がちょうど良く、よくまとまっている」「フルカラーで動画もあって見やすく、勉強しやすい」などのコメントも寄せられています。

生まれたばかりの金融リテラシー検定。今後どんな検定になっていく?

お金を扱う際にはトラブルが発生することもありますが、クレジットカードやローンなどを活用すれば、上手に買い物ができたり、夢のマイホームを手に入れたりと、生活を豊かにすることができます。

「金融」というと銀行や証券会社などの金融機関に就職している・就職したい人だけの難しい話だと思われがちですが、実際には社会で生活する全ての人に必要なもの。

今後は、高校生、大学生、新社会人が金融リテラシーを得るための登竜門として、大きな役割を担う試験になっていってほしいです。


投資、節税など、”攻めのリテラシー”はSNSやネット上に溢れていますが、”守りのリテラシー”を学ぶ機会はなかなか少ないのが現状です。

お金とうまく付き合うための知識が体系的にまとまった金融リテラシー検定は、まさに人生の教科書。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?