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公式記事

「できる」の証明はサーティファイのIT系資格試験で。人気の4資格を大特集。

資格・検定特集

「できる」の証明はサーティファイのIT系資格試験で。人気の4資格を大特集。
★この企画では、日本の資格・検定編集部が資格・検定試験の運営団体にインタビューを行い、その魅力をお伝えしていきます!
今回は、「情報処理技術者能力認定試験」「Java™プログラミング能力認定試験」「C言語プログラミング能力認定試験」「AI検定(R)」などを主催している株式会社サーティファイ(以下、サーティファイ)を取材しました。
新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めを受けた方は全国で約10万5,000人※と見込まれており、さらにシフト制のパート・アルバイトでのシフトカットやフリーランスでの収入減なども含めるとその経済的被害は甚大です。
新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について 2021年5月28日集計/厚生労働省

その一方、介護業界やIT業界では長らく深刻な人材不足が続いており、これらの業界への就職・転職を希望する方を中心に、公的機関や民間団体が実施する職業訓練が注目を集めはじめています。

実際に厚生労働省では職業訓練に関して期間限定の受講緩和措置のほか、より多くの方が受講しやすい制度やカリキュラムの策定を発表※しています。
新たな雇用・訓練パッケージについて 2021年2月12日発表/厚生労働省

そこで今回は、専門学校や職業訓練校でも学習ツールとして使用されることの多いサーティファイの資格試験の中から、IT系の人気資格試験をピックアップし、その特徴や学習方法、就職・転職での活かし方などをサーティファイに伺いました。 

<語ってくれたのはこの方>
溝口潤さん
サーティファイ
首都圏事業推進部
予備校教務、出版社編集として電子学習コンテンツ作成等に関わった後、2001年より株式会社サーティファイにて企画・広報業務を担当。その後、高等教育機関における職業実践専門課程委員を歴任しつつ、企業や教育機関への検定試験普及活動に携わる。

Q1 さまざまな資格試験を主催するサーティファイについて教えてください。

サーティファイの設立

サーティファイは、日本情報処理教育普及協会(現・情報処理能力認定委員会)として1983年に設立されました。
現在は時代とともに変化する人材ニーズに合わせ、受験者のスキルを客観的に測定・認定する資格試験事業を展開しています。 

サーティファイで主催している資格試験

資格試験の開発・提供に際しては、民間ならではの機動力と、特定のベンダーに依存しないニュートラル性を活かし、ビジネスで役立つ知識と技術の習得に寄与することを大きな目的としています。

現在では、プログラミング、Web制作、Officeアプリケーション、コンプライアンス・著作権などの法務関連、コミュニケーション力など7分野25種類の資格試験を主催し、年間で12.4万人(2020年11月集計)、累計で328万人(2020年3月末集計)の方に活用されています。

実際に活用されている教育機関や企業などへのアンケートでは、導入することで「学習者の技術が向上した」とする回答が全体の73%、評価できる点として「実社会で使われる知識や技能に関する出題」を挙げた回答が全体の80.1%となるなど好評の声をいただいています。 

▼サーティファイの認定資格一覧

(クリックで拡大)

サーティファイの資格試験9つの特徴

資格試験を利用する方としては、受験者・指導者・人事担当者の三者を想定しており、9つの特徴で各視点からのニーズに応えることを期待し、試験開発を行っています。

1)保有スキルの客観的アピール
保有スキルをアピールする際、資格試験に合格した上で「できる」と伝える方が説得力を増すことは言うまでもありません。特に受験者の方に対しては、そのスキルを正確かつ客観的に相手にアピールするためのツールとして活用してもらうことを念頭においています。

2)保有スキルを正確かつ客観的に把握

「できる」「できない」の自己分析や他者評価は、残念ながらそれぞれの認識や置かれた環境、またはパーソナリティによって異なります。一方、試験を受験した上での「合格」「不合格」は、自分のスキルレベルを正確に把握することにつながります。

人事担当者の視点においても、採用対象となる資格保有者のパーソナリティを問わず客観的かつ定量的にスキルレベルを判断することが可能となり、各々に適したジョブマッチングが叶えられるでしょう。

3)学習モチベーションの維持、向上
主体的に学びを続けるうえで、「やればできる」という成功体験を持つことは極めて重要です。資格試験に合格することで自信を深め、より高度な学習にステップアップできた、あるいは新たな領域に学びの視点を広げることができた、といった事例も少なくありません。

また、学びの機会を設けるものの漫然と指導者の話を聞くといった状況に陥らないよう、授業後に試験を実施することで真剣に学習に臨むなどの学習者の意識改革にも寄与します。

4)効率の良い体系的な学習が可能
あらゆる資格試験には、その資格が求める認定基準が設定されています。さらに認定にあたって、具体的にどのような領域に関する出題を課すのかが「出題範囲」というかたちで開示されています。
サーティファイでは、資格試験が効率よく体系的にスキルアップするためのツールとなるべく、詳細かつ具体的な出題範囲を明示しています。これにより、特に指導者の方がカリキュラムにおける目標設定を効率的に行えることを期待しています。

以上の一般的な資格試験に求められるニーズに加え、さらにサーティファイの検定試験では以下の点にも配慮し、資格試験を有効に活用してもらうための体制を整えています。

5)実践的なスキルを評価・測定する
「知っていること」ではなくて「できること」を評価するというのが、サーティファイの資格試験における最大のキーワードです。ニュートラルな立ち位置を活かし、問題作成においては純粋に業務内容に必要なスキルであるか、また業務に即したテーマであるかを意識した問題作成を心掛けています。

その結果、業務で活用できる実践的なスキルを評価することはもとより、試験対策学習と業務経験がシームレスにつながることで、企業・団体内におけるOJT・Off-JT※それぞれと連動した学習が可能となるといったメリットもあります。
※OJTはOn the Job Trainingの略で、現場で先輩や上司の指導を受けながら業務にあたること。Off-JTはOff the Job Trainingの略で現場を離れて研修や座学などを行うこと。

6)スキルに応じた受験が可能
評価するスキルレベルに応じた級設定を行っておりますが、受験に際しての要件を設けていないため、受験者のスキルによっては、いきなり上位級の試験から受験をすることもできます。同様に、受験に際して必要となる講座の受講や特定の教材の指定などもありませんので、希望すれば誰でも試験にチャレンジすることができます。

7)詳細な結果レポートを提供
サーティファイの資格試験では、合否結果のみではなく、得点や分野別の正答率も開示しています※。
※団体受験では、一部資格試験において設問別の正答状況も案内しています。

これにより、合否にかかわらずスキルの習得状況を把握し、弱点分野を復習することで、効率の良いスキルアップにつながるでしょう。また、指導者の方にとっても指導の成果を確認し、授業の方法や学習カリキュラムの成否、見直しの契機として活用できます。

8)団体受験では試験日・会場を自由に設定可能
「団体受験制度」は、教育機関や企業など法人単位の団体受験で利用できるもので、学習カリキュラムの進度に合わせた試験日や自由に実施会場を設定することができます。

学習プログラムをPDCAサイクルに置き換えると、C(チェック)の機会をタイムリーに設定でき、また、詳細な結果レポートも提供しますので、タイムロスなく具体的なスキル定着状況に応じたA(アクション)のステージに進むことができるでしょう。

9)資格試験の信頼性と公平性を担保
資格試験において「なにを」認定するのかはもとより、「誰が」認定するのかも極めて重要な要素です。

サーティファイでは、信頼性と透明性の高い資格試験を提供するべく、各専門分野の第一線で活躍している有識者で構成された認定委員会を組織し、資格試験の「客観性」と「公平さ」を保っています。

IT系試験はおおよそ半期に一度ほど、委員会メンバーとの議論を重ね、出題基準や問題内容のブラッシュアップを続けています。

その結果、サーティファイ検定試験の合格が、国家試験などの受験要件として適用される事例も生まれているのです。 


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Q2 近年のIT人材やIT教育の現状について教えてください。

DXで求められるIT人材

現在、DXの進展にともなって、ユーザー企業※におけるIT人材の質的・量的不足が顕著となっています。
※ユーザー企業とは、システム開発会社にシステム・ソフトウェアの開発を依頼し、そのシステム・ソフトウェアを利用する企業のこと。

特に、日本国内におけるIT人材の就業企業の比率はIT企業:ユーザー企業=7:3※となっており、本来DXを先導するべきユーザー企業でのIT人材不足が世界のDXやIT対応に遅れを取る一因として不安視されています。 

▼日米、欧州等の情報処理・通信に携わる人材の所属企業

IT人材白書2017「日米、欧州等の情報処理・通信に携わる人材の所属企業」/独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

一方のIT企業においても、DXおよびIoTの進展や、ビッグデータ、AI関連サービス業などの市場規模拡大、新規技術への対応速度の加速化により、IT人材の質的・量的不足は高止まりが続いている状況です。

従来から指摘されていたIT業界の人材不足に加え、「IT人材=IT企業に勤務する」という考え方が、業界・事業内容に関わらずユーザー企業がIT人材を求める方向に変化したことでIT人材を欲する業種が拡大し、今後はより急速なIT人材のニーズ向上が予想されています。

サーティファイのIT系資格試験の現状

サーティファイのIT系資格試験は、プログラミング学習の初学者から業務レベルで求められるスキル測定を目的とするIT人材層までをワンストップで体系的に評価できるため、受験者は全体を通じて増加傾向です。

特に受験者の増加が顕著なものとしては、業務上の必要性やオブジェクト指向※の一般化に伴い特に近年高等教育機関での人気が高い「Javaプログラミング能力認定試験」や、プログラミング教育必修化に備えて2016年に創設された小・中学生向け資格試験「ジュニア・プログラング検定」が挙げられます。
※オブジェクト指向とは、プログラムを手順ではなく、モノ(オブジェクト)の作成と操作として見る考え方。

特に「ジュニア・プログラング検定」は、株式会社イー・ラーニング研究所が発表した「Withコロナ時代における子どもたちの将来に関する調査アンケート」の「子どもに取らせたい資格」において、実用英語技能検定(英検)に続き、僅差で2位に選ばれるなど、受験規模が爆発的に拡大しています。

また、昨年よりコロナ禍の影響でテレワークが増加する中、仕事の「成果」がより重視されつつあります。これに伴い「ジョブ型雇用」への注目が高まり、自身の保有するスキルをより明確にすべく、IT系含めさまざまな資格試験に対する関心が雇用者、被用者それぞれで高まりつつあるようです。 

Q3 サーティファイの人気IT系資格試験について教えてください。

情報処理技術者能力認定試験

情報処理技術者能力認定試験は、第一線で活躍するシステムエンジニアやプログラマに求められるコンピュータシステムの基礎知識とシステム開発において求められるプログラミングスキルなどを幅広く測定する資格試験です。

これからIT業界を目指す学生や初学者の方はもちろん、実際にシステムやプログラムの構築業務を行っている方にまで幅広く受験されています。

情報処理技術者能力認定試験の難易度と学習方法

情報処理技術者能力認定試験は3級から1級までにレベル分けされ、後述のとおり2級試験が基本情報技術者試験の午前免除対象資格として活用されております。そのため、それぞれの難易度は3級がITSS(ITスキル標準)※のレベル1、2級がレベル2、1級がレベル3に相当するものと考えております。
ITSS(ITスキル標準)とは、各種IT関連サービスの提供に求められる能力を明確化・体系化した指標のこと。

おおよその学習時間の目安としては、初学者が3級に合格するまでに90時間、3級保有者が2級に合格するまでに300時間、2級保有者が1級に合格するまでに98~120時間としており、特に難易度が増す2級では科目合格制度※を活用することもできます。
※情報処理技術者能力認定試験の2級・1級試験はそれぞれ第1部・第2部に分かれており、2級に限り第1部、第2部の個別の受験が可能です。また、科目合格の有効期限はありません。

学習には公式テキストと問題集を推奨していますが、経済産業省が主催する基本情報技術者試験の教材も活用可能です。

※本問題の著作権は、サーティファイに帰属します。また、本問題の無断転載、無断営利利用を厳禁します。本問題の内容や解答等に関するお問い合わせは、受け付けておりませんので、ご了承ください。

国家資格・基本情報技術者試験(FE)の午前試験免除

サーティファイの情報処理技術者能力認定試験2級第1部に合格し、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の認定する講座と修了試験を受講、合格することで国家試験である基本情報技術者試験の午前試験の受験が免除されます。

情報処理技術者能力認定試験はこの免除対象試験として、唯一15年連続で認定されている民間試験であり、基本情報技術者試験への学習のステップとしても効果的です。

また、基本情報技術者試験の出題範囲に加えられたプログラミング言語「Python」にも対応しており、今後は2021年1月より開始された基本情報技術者試験CBT化にも対応すべく、プラットフォーム整備を進めています。


C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験では、プログラミング言語の中でも記述の自由度が高いC言語を駆使し、業務で活用できる応用的なプログラムを制作する能力を測定します。

プログラミング初心者が効果的に学習理解度を高めるファーストステップとして活用されるケースが多く、サーティファイの中でもニーズの高い資格試験です。

C言語プログラミング能力認定試験の難易度と学習方法

2級試験は、基本情報技術者試験午後試験で出題されるプログラミング言語の傾向に沿った出題としており、基本情報技術者試験の学習の一環で2級・3級を受験する方も少なくありません。ITSSのレベルでは、3級がITSSのレベル1相当の難易度、2級がレベル2、1級はレベル3に相当となるでしょう。

おおよその学習時間の目安は、初学者が3級に合格するまでに110時間、3級保有者が2級に合格するまでに100時間、2級保有者が1級に合格するまでに68時間としています。

なお、1級は実技試験として、事前に公開しているテーマプログラム(1,700行程度)に対する仕様変更や仕様追加に対応したプログラムの作成、および変更仕様書の作成を行うなど、より実際の業務に近い試験方式となっています。

学習には公式テキストと問題集が用意されており、2級と3級に関しては基本情報技術者試験の教材も使用することができます。


Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験では、Javaに関する基本知識のほか、オブジェクト指向に基づいたプログラム作成能力を認定します。Javaに初めて触れる方から、既にプログラマやエンジニアとしてJavaを活用している方まで多くの方に受験されている資格試験です。

Javaプログラミング能力認定試験の難易度と学習方法

C言語プログラミング能力認定試験同様に、Javaプログラミング能力認定試験の2級は国家資格である基本情報技術者試験午後試験のプログラミング問題の出題傾向に沿った内容です。

レベルも情報処理技術者能力認定試験・C言語プログラミング能力認定試験と同様に3級から1級に別れており、それぞれの難易度も3級がITSS※のレベル1、2級がレベル2、1級はレベル3相当となります。

おおよその学習時間の目安としては、初学者が3級に合格するまでに110時間、3級保有者が2級に合格するまでに100時間、2級保有者が1級に合格するまでに70時間としており、公式テキストと問題集を活用した学習を推奨しています。中でも2級と3級に関しては基本情報技術者試験の教材も活用できるでしょう。

また、1級試験もC言語プログラミング能力認定試験同様に、事前に公開しているテーマプログラム(2,200行程度)に対し、実際にPCを使用して仕様変更や仕様追加に対応したプログラム作成、および変更仕様書の作成を行う実技形式で行います。

Javaプログラミング能力認定試験 活用企業の声

株式会社アシスト
データベース技術本部 技術統括部 技術1部 山本 佳弘 様

■主な業務を教えてください。
弊社では主に、企業向けコンピュータのパッケージソフトの販売・導入後のサポートを行っています。

■プログラミングの学習経験がない社員もいらっしゃると思うのですが、具体的にどのように指導されているのですか?
社員の6割が技術系の部門に所属していますが、情報処理系の学部を卒業した者はごく少数です。情報処理に関する知識にバラつきがある社員を指導するにあたり一番工夫をしているのが、プログラミング研修では講師がいわゆる「講義」を一切行わないことです。

まず、各新入社員に市販のテキストを自習させ、次に章ごとに作成した独自の確認問題を解かせます。解答した内容は若手社員が務める講師にチェックをしてもらい、その際、なぜこの解答を選んだかの理由や、このプログラムはどのような処理の流れで動くのかを説明させています。

解答の背景を説明させることで、答えは間違っていたとしても、答えに至る過程のどこに間違った原因があったのかを把握することができます。

■研修の成果としては、どのようなことを目標としていますか。
プログラミングの基本スキルを身に付けて、今後業務などで活かしていけるようにするというのが研修の狙いです。

最終的にはプログラミング関連のスキルが具体的にどれだけ身に付いたのかを確認するために、社内で独自に作成したプログラミング試験に合格することと、サーティファイのJavaプログラミング能力認定試験2級に合格すること、この2つを研修の具体的な目標としています。

■サーティファイの検定試験を採用された理由とはなんですか。
数ある検定試験の中でも、Javaプログラミング能力認定試験2級の範囲は、我々が求めるJavaの基本的なスキルと合致する部分が多いため、客観的な指標になると判断し採用しました。

特に情報処理系以外の学部を卒業した新入社員にとっては、IT分野のスキルに不安をぬぐえない者もいるでしょうから、「研修で頑張って勉強し、結果として資格も取れた」ということになれば、IT業界でやっていけそうだという自信も得ることができます。

■研修を受けた方の反応はいかがですか。 毎年プログラミング研修後にアンケートを行っており、研修が何らかの形で業務に役に立ったという回答が、大半を占めています。また、配属部署によっては、Java以外の言語が必要となるケースもあるのですが、プログラミングの基本的な考え方が身に付いているので、スムーズに理解できたといったという回答も多かったです。(一部抜粋・編集)

活用企業の声の全文はこちら


AI検定

AI検定は、AIを開発・提供する専門家やエンジニアの視点からではなく、AIを利活用する方の視点に立ち、「人工知能や機械学習、深層学習とは何か?」といった基本的な内容や「日常の生活やビジネスシーンですでに使われているAIにはどんなものがあるか?」といった事例問題までを幅広く出題します。

これまでは団体単位でのみ受験可能でしたが、個人の方でも受験が可能となる第1回公開試験を2021年8月1日(日)に開催いたします。

AI検定一般向け試験開始の経緯

もともとAI検定は、サーティファイの検定試験を活用している団体様から寄せられた「AIの現状とリテラシー知識を確認するツールとなるような試験を」とのニーズに応えるべく、「団体受験専用資格」として2020年に創設したものです。

大学や専門学校、職業訓練校などの高等教育機関では、AIに関する新設コースや授業カリキュラムにおける学習指標が求められており、まさにAI検定はこれらの動向にマッチするものとして、2020年は教育と連動する形で活用されました。

一方で、社会全体において人工知能に対する関心が高まるなか、「個人レベルでもAIに関する理解度を深めて行きたいが、レベル的に適切な指標がない」との声も多く寄せられてきました。「開発サイド」に視点をおいた資格は存在したのですが、「利用者サイド」に視点をおいたものは無かったのです。

このような要望を受けサーティファイでは、本年度より本格運用を開始します「リモートWebテスト」にて、個人の方でもご受験いただける「第1回AI検定全国一斉試験」を8月1日(日)に実施することと致しました。

リモートWebテストは、PCとスマートフォンによるデュアルカメラ方式で本人認証や動作・物体解析を行う公平・平等なWeb試験です。環境を満たせば受験者のご自宅や所属される企業・教育機関等からの受験も可能ですので、AI全般に関する基礎知識を深めたい方は場所を問わずご活用いただけます。

AI検定の難易度と学習方法

AI検定合格までのおおよその学習時間の目安としては、15時間ほどを想定しています。主に書籍での学習を推奨しており、推薦書籍をサーティファイのサイト内で紹介しているほか、今後は8時間程度の動画教材も提供予定です。

※本問題の著作権は、サーティファイに帰属します。また、本問題の無断転載、無断営利利用を厳禁します。本問題の内容や解答等に関するお問い合わせは、受け付けておりませんので、ご了承ください。


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Q4 就職・転職における資格の活用度を教えてください。

2020年度と2019年度に実施した公開試験受験者アンケートでは、受験理由として「保有スキルを確認するため」との回答が29.4%、次いで「スキルアップのため」とする方が28.2%でした。

「できない」「自信が持てない」と思っている方でも、資格試験に合格することで自信につながり、面接時に思い切り自分をアピールできるのではないでしょうか。

また、13.8%の方が「職務上必要なため」、6.9%の方が「所属する企業や団体に指示されたため」と回答されており、おおよそ2割の方が業務における喫緊(きっきん)の理由により資格試験を活用されています。

そして、就職や転職に際してのスキルアピールのために活用した、と回答された方は17.4%でした。就職・転職の場面において、どのようなスキルでも単に「できます」というのではなく、資格試験に合格したうえで「できます」というのでは、採用担当者に対する説得力がまったく異なると思われます。ぜひ、合格することで自信を持ってスキルをアピールしてください。

Q5 サーティファイのIT系資格試験を受験・活用する方にメッセージをお願いします。

まず、受験者の方の心に留めてほしいのは「検定は取得することが目的ではなく、より高度なスキルや新たな視点を身に付ける手段として活用するものである」ということです。

そのためには、やみくもに受験するのではなく、まずは自身のキャリアパスをイメージし、どのように長所を伸ばすのか、短所を補強するには何をすべきなのかを明確にしたうえで学習や受験に取り組むことが効果的かと思います。

そして、合格でこれまでの取り組みを自己評価し、自信を深めるとともに、合格という成功体験がさらに次のステップアップに繋がることを期待します。一方で不合格であったとしても、冷静に原因と課題を分析、把握することを忘れないでください。

また指導者の方には、学習者のモチベーションの向上や効果的な学習カリキュラムの策定に資格試験の活用を検討ください。特に試験後の成績情報は客観的な授業評価の参考になるものと考えております。

最後に人事担当の方には、人材活性化の一助として資格の活用を期待します。OJT・Off-JTの研修は多くの企業・団体様で行われている一方、テストや面談などで研修の成果確認を行われていない企業・団体様も少なくありません。研修後に資格試験を活用することで研修効果も高まるでしょう。

また昨今は、テレワークにより「成果」が評価基準となりがちですが、短期的な成果を得ることはできずとも、将来のキャリアビジョンに備えて自己研鑽を続ける方も少なからずいらっしゃいます。資格試験を通じて、これらの定量化しにくい「成果」を評価要素としてみてはいかがでしょうか。

今後もサーティファイは受験者・指導者・人事担当者全てのニーズに基づき、資格試験のブラッシュアップと新たな開発・創設を推進します。また、コロナ禍を始めとする環境変化に際しても、安心・安全かつ公正・公平なスキルチェックが行える体制を強化し、現代社会の課題であるIT人材の裾野拡大に付与していきます。


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いかがでしたか?

IT業界が人材不足とされる中、近年ではIT未経験の方や文系出身者がIT業界に就業するケースが増加しています。これに伴い、まったく別分野の知識・スキルを持つ方がIT業界で活躍することで新たなビジネス価値を生みだす可能性も期待されているようです。

サーティファイの資格試験は、基礎的なITスキルの獲得・向上はもちろん、IT業界・IT職種への就職・転職に向けた対策としても有効です。ぜひ「情報処理技術者能力認定試験」、「C言語プログラミング能力認定試験」、「Javaプログラミング能力認定試験」そして「AI検定」を活用してみてはいかがでしょうか。

公式サイト: https://www.sikaku.gr.jp/

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