日本の資格・検定

公式記事

こころ検定とは?どんな人におススメ?勉強方法や気になる例題も

資格・検定特集

こころ検定とは?どんな人におススメ?勉強方法や気になる例題も

Q4 こころ検定の知識はどのように活用できますか?

こころ検定の知識は家庭や職場、学校生活、また教育の現場など、全ての日常生活において活用することができます。

人間関係で苦労した経験のある方なら、「あのとき相手の心が分かっていれば、正しく対応できてトラブルにはならなかったのに」と思うことがきっとあるでしょう。こころ検定では、科学や心理学の面からこころのメカニズムを理解し、ストレスバランスを整え、セルフケアや他者理解ができるようになります。

こころ検定が活かせる場面

職場では…

自らのストレスコントロールはもちろん、部下、従業員のメンタル不調への適切な予防・支援策を学ぶためにもおススメです。

学校では…

生徒・学生や教員、保護者など、学校生活や教育の現場をめぐる人間関係の問題はこころに関係することが大半だと言われています。いじめ問題や不登校なども、当事者・教員・保護者それぞれがこころを理解し合い、共感することで、最良のコミュニケーションが取れるようになります。

日常生活全般では…

こころの持ちようを理解することで、感情のコントロール、ストレスコントロールが行えるようになり、毎日の生活を過ごしやすくすることができます。

受検者の声

10代・学生・女性 こころ検定2級

こころ検定を知ったきっかけ
私は中学生のときに起立性調節障害を患い、当時の主治医から「カウンセリング受けてみる?」と言われてカウンセリングを受けたのですが、(中略)「なぜ、共感されると心が軽くなるのだろう?」と疑問に思い、カウンセリングに興味を持ちました。

それから、カウンセリングについていろいろと調べていくうちに、臨床心理士や公認心理師を志すようになり、その第一歩として学生でも受けられるカウンセラーの資格が無いか調べていたところ、メンタルケア心理士の資格を取ろうと思い、こころ検定2級に挑戦しました。

合格に向けての取り組み

最初は内容の理解を促すため、ノートにまとめようとしましたが、結局テキストを読み込むスタイルに落ち着きました。
 
(中略)私は夜のほうが頭が冴えるので基本的に夜に勉強していました。毎日、一日に読むページ数をあらかじめ決めておいて、そこに付箋を貼っていました。

40代・主婦・女性 こころ検定3・4級

合格に向けての取り組み
テキストを熟読し、自分の経験と照らし合わせたり、さまざまな出来事の情景を思い浮かべたりしながらイメージを持って勉強に取り組みました。こころを学ぶにあたって、自分自身に起きている行動や感情がより身近に感じられ、「これ、すごく理解できる!」「こんな動作にまで名前が付いているんだ」と、思わずクスッと笑ってしまうこともありました。

こころ検定の受験を通して得たこと
ストレスを多く感じる現代において、心が病むことは誰にでも起こりうるため、自分の身の回りで辛い思いをしている人がいたとき、「こころ検定」で学んだことが少しでも誰かの役に立ち、気持ちがラクになってもらえたら…と心から願っています。

※一部改変

Q5 こころ検定ではどのような問題が出題されますか?

各級の問題は、3・4級が四者択一の20問、1・2級が学科試験の四者択一40問と実技・口述試験で構成されます。

3・4級と1・2級学科試験はCBT試験で行われ、コンピュータがランダムで問題を抽出・出題する形式です。70%以上の正解で合格となります。
※CBT試験についてさらに詳しい内容はこちら

各級の練習問題を公式サイトにて公開して掲載しているので、ぜひチャレンジしてみてください。

◆こころ検定練習問題はこちら

Q6 おススメの学習方法を教えてください。

こころ検定3・4級の勉強におススメなのが、『こころ検定公式テキスト』シリーズ(3・4級)です。

イラストつきで分かりやすい!

4級の場合、テキストの中身は230ページほどから構成されています。ページ数だけ見ると、「勉強量が多いな」と感じるかもしれませんが、文字サイズが大きく、ポイントは赤文字で目立つように書かれているほか、イラストつきで解説されている部分も多いので、比較的短時間で読み進めることができます。

◆4級テキストのお試し読みはこちら

対策問題集でもしっかり学べる!

検定試験で出題される形式で問題が構成されています。解答・解説付きなので自己採点と復習を繰り返して受検前の練習に活用してください。

学んだことを日常生活ですぐに活かせる!

こころ検定の公式テキストは、自分のこころと相手のこころについて身近な内容をまとめており、学んだことをすぐに実践できる点が大きな特徴です。対人関係やコミュニケーションに特化したスキルのほか、ストレスについてなども実用的な知識を身に付けることができます。

また、1・2級の試験は、講座のテキストから出題されるので、こころ検定対応の通信講座の受講がおススメです。

2級には「メンタルケア心理士講座」が対応しており、心理学だけではなく、身体の構造や薬理学について学ぶことができます。心と身体の関係性をしっかりと理解しながら、心理的援助のひとつであるカウンセリング基本技法を学ぶことのできる講座です。

1級は「メンタルケア心理士講座」の講座テキストからの出題が中心です。応用編となるこの講座では、検査学、面接技法、心理療法、生活内での心理学、社会全体における予防政策までを学ぶことができます。
◆各テキストについて、さらに詳しい内容はこちら

Q7 今後のこころ検定の展望を教えてください。

こころ検定は、メンタルケア学術学会の発足以来、長年の構想であった「こころ教育」の普及を目指す第一歩の取り組みです。

今後はさらに「こころ教育」を学ぶことの大切さを世の中に伝え、日常生活に欠かせない知識として普及させること、そして「こころ教育」を受ける環境を整えることが私たちのやるべきことだと考えています。

「こころ教育」により自らのこころを理解し、相手のこころに向き合った上で行動できる人間性を育めば、自然と自分や相手に対してより良い言動を取ったり、互いに理解を深めたりすることができるはずです。

心理学を学ぶ第一歩、そしてストレス社会を乗り切るための教養として、ぜひこころ検定を勉強し、学びの中から自分自身を理解してほしいと思います。


いかがでしたか。

多くの方が抱えるこころの問題ですが、近年は特に中高生の自殺件数が増加していることや、10代のうつ病罹患率が高まっていることから、若年層のこころの健康問題に注目が集まっています。

厚生労働省と文部科学省でも、それぞれ中高生とその保護者、そして教育現場で従事する方をサポートすべくポータルサイトやパンフレットを作成してこころのケア方法を発信するなど対策が取られている一方、SNSの誹謗中傷やコロナ禍の影響で未だに多くの中高生がこころに関する悩みを抱えているのが現状です。

こころ検定では誰にでも分かりやすく、身近なこころの問題を学ぶことができます。中高生はもちろん、プレッシャーと戦うビジネスパーソンや家族のこころの健康を守る主婦・主夫の方にもおススメの検定です。

「こころを守る教養」を、今こそ身に付けてみてはいかがでしょうか。

こころ検定公式サイト: https://cocoroken.jp/

こころ検定の講座を受けるなら

こころ検定の通信講座は、メンタルケア学術学会教育指定校にて開講されています。

TERADA医療福祉カレッジ
ヒューマンアカデミーたのまな

メンタルケア学術学会の附属校であるTERADA医療福祉カレッジでは、学習中の質問体制、再受講制度などサポートも万全!初学者でも一からカウンセラーを目指すことができます。

人気記事ランキング