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自分と、身近な誰かのSOSに気付ける新資格「メンタルヘルス支援士」とは?

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自分と、身近な誰かのSOSに気付ける新資格「メンタルヘルス支援士」とは?

普段の生活の中で誰もが感じることがある、不安やストレス……。心の不調や揺らぎは、特別な状況だけに起こるものではありません。

その兆候を早めにキャッチし、リセットするための知識が身に付くと今話題の資格が「メンタルヘルス支援士」。

2025年3月に誕生したこの資格は、精神疾患などに悩む人を支援できるだけでなく、自分や大切な人を守りたいすべての人に向けた、新しい学びの資格です。

お話を伺ったのは……

一般社団法人 人間力認定協会 理事・事務局長
望月 宏彰さん

15年間、子ども向け学習教室のスタッフとしてさまざまなタイプの子どもたちと触れ合うなかで、発達障害の療育と支援の必要性を目の当たりにする。それをきっかけに、現在は発達障害や非認知能力の普及、関連する療育・支援法の研究開発のサポートに励んでいる。

「メンタルヘルス支援士」ってどんな資格?

「メンタルヘルス支援士」は、精神疾患に悩む人や発達障害のある人、心の健康に不調を感じている人に対して、症状の悪化を防ぐだけでなく、より良い状態にととのえるための働きかけや支援方法を学ぶことができる資格。

メンタルヘルスに関する資格は数多くありますが、なかでも「メンタルヘルス支援士」は、精神疾患や発達障害、心理療法やカウンセリング、日常に活かせる心理学テクニックなど、特定のジャンルに絞らず、幅広いテーマを一度に学べるのが大きな特徴。1つの資格で多角的な知識と技術を総合的に身につけることができます。

「この資格は、誰もが心の健康を保ち、より良い状態で日々を送れるようにという願いを込めて作られました。

身につけた知識は、精神的な不調に悩む人をサポートするにとどまらず、自分自身や大切な人のために活かすことができます

メンタルヘルス全体を俯瞰で学びたい、自分や家族など大切な人のために知識を得たいなど、メンタルヘルス初心者の人におススメしたい資格です」(望月氏。以下同)

発達障害に関する知識も得られる

近年、診断されるケースが増えている発達障害ですが、この領域について学べる点もポイント

「『メンタルヘルス支援士』を主催する人間力認定協会は、学びのメディア『日本の資格・検定』が発表している【AWARDS 2022~注目の資格・検定ランキング部門~】で1位を獲得した『児童発達支援士』の資格も扱っており、発達障害に関する情報には強みがあります」。

文部科学省の2022年の調査によると、小中学生の約11人に1人にあたる8.8%が、発達障害の可能性を指摘されているとのこと。この結果からも、発達障害をもつ人々へのサポート需要の高まりが伺えます。

「世界的な統計によると、発達障害のあるお子さまとその家族は、精神的な負担から不調を抱えるリスクが高い傾向にあるようです。この資格が、そういった方たちのお役に立てたらと思っています。

また、最近では“大人の発達障害”という言葉も耳にするようになりました。会社の上司や部下、同僚、友人、恋人が該当するケースも珍しくありません。

だからこそ、発達障害に関する知識やそれに付随するメンタルヘルスの理解は、令和を生きる皆さんに役立つものだと思います」。

「メンタルヘルス支援士」の資格を取得するには?どんな場面で役立つ?

「『メンタルヘルス支援士』は、人間力認定協会の『メンタルヘルス支援士講座(35,200円)』を受講し、オンライン試験に合格すれば、取得することができます」。

講座は通学の必要はなく、「テキスト1冊&ワークブック1冊&試験対策動画」の教材を使って自分のペースで進めることができるので、ライフスタイルに合わせた学びが可能。

具体例が随所に盛り込まれているので、理解を深めやすい。

資格取得までにかかる期間も気になるところですが、平均して2~3カ月程の人が多いそう。

「初めて学ぶ方でも無理なく取り組める内容で、必要な学習時間は20~30時間程

講座を申し込んでから8カ月以内に試験を受けるという条件がありますが、ご自身のペースで少しずつ進めても、受講期間内で十分に試験範囲をカバーできるかと。万が一間に合わなかった場合は期限延長の申し出も可能です」。

合格率は80%前後とのことなので、教材の内容がしっかり頭に入っていれば、合格圏内に入れそう!

「『メンタルヘルス支援士講座』では、思考のクセや心の状態をととのえるための知識を学ぶことができるので、日常生活のさまざまなシーンで役立ちます」。

【「メンタルヘルス支援士講座」で学べる内容】

心の健康をととのえるために必要な、精神疾患や発達障害、心理療法、カウンセリング、心理学テクニックなどの知識を得ることができる。

・1章 精神疾患に関する基礎知識

・2章 発達障害と精神疾患・依存症の関連性

・3章 認知行動療法の種類と基礎知識

・4章 カウンセリングの基本姿勢

・5章 カウンセリングに役立つ心理学テクニック


民間資格であるため就職や転職を保証できるものではありませんが、ビジネスパーソンにも子育て中の人にも役立つと好評だそう。

「例えば、職場での人間関係を円滑にするのにも役立ちますし、5章で学ぶ心理学のテクニックを使えば、取引先との交渉をスムーズに進めることもできるでしょう。

また子育てをされている保護者の方にとっても、この講座で学んだ知識が“心のバイブル”となるはず。4章で学ぶカウンセリング技法は、お子さまとのコミュニケーションに大いに役立ててほしいです」。

以下に、合格者からのコメントをいくつかご紹介。

【「メンタルヘルス支援士」合格者の声】

・「小学校で特別支援学級の介助員の仕事をしていますが、学んだ知識は、子どもとの関わり方に大いに役立っています」(50代女性)

・「夫婦問題でカウンセリングに通っていましたが、『メンタルヘルス支援士』の勉強をしてからは、自分で考え対処できるように。今はもうカウンセリングに頼らなくなりました」(40代女性)

・「人間関係が驚くほど良好になりました。以前よりもくよくよ悩むことも少なくなり、気持ちが軽くなった気がします」(20代男性)

・「中学校で支援員の仕事をしています。発達障害をもつ子どもの特性について、学んだことが日々活かされているのが実感できますし、生徒の困った行動にも冷静に対処できるようになりました」(30代女性)

合格者の方々の声からも「メンタルヘルス支援士」の学びが、人間関係の改善、子どもとのコミュニケーションの向上、さらには個人的な心の安定にまで幅広く役立っていることが分かります。


自分自身と大切な人の心を支える「メンタルヘルス支援士」。知識を得ることで、心の不調のサインに早く気づくことができ、解決できることもありそうです。心を守る第一歩を踏み出してみませんか?

文=菊田 純子

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