「GX検定」を資格ソムリエが受けて気付いたGXの本質とは。“環境の資格”だと思っていたら違った!
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サステナビリティ経営が当たり前になりつつある今、脱炭素やカーボンニュートラルといった言葉もビジネスシーンで飛び交うようになりました。そんな中、企業の間でじわじわ存在感を高めているのが「GX(グリーントランスフォーメーション)」というキーワード。
とはいえ、「GXって何の略?」「環境の話?」と、実はきちんと説明できない方も多いのではないでしょうか。
そこで入門としておススメなのが、GXの基礎を一通り整理して学べる 「GX検定」のベーシック。“まず全体像をつかみたい”という方にちょうど良い内容になっています。
今回は、600以上の資格を取得してきた“資格ソムリエ”林雄次先生に、この「GX検定」ベーシックを受験していただきました。実際に学ぶと何が分かるのか? 仕事にどう役立つのか? そんな“気になるところ”を、林先生の視点でリアルにレポートします。
GXに興味がある方はもちろん、受験を迷っている方にとっても、学ぶイメージがつかみやすくなるはず。
「GX?名前しか知らない」そんな状態で受験を決めた理由
初めまして、資格ソムリエの林です。ここからは、私が実際にGX検定を受けて感じたことを、できるだけリアルにお伝えしていきます。
家や外出先などで、少しずつ勉強をしていきました!
GXという言葉、皆さんはどれくらい説明できますか。
正直、受験前の私は“なんとなく聞いたことがある”程度でした。DX(デジタルトランスフォーメーション)の仲間のようにも聞こえるけれど、実際はどう違うのかよく分からない。調べてみると、どうやら ビジネスや経営の未来に深く関わる概念であることが分かってきました。
ニュースや企業の発表で耳にするものの、いざ「GXとは何か?」と問われると急に言葉に詰まってしまう。この「分かっているようで分かっていない」曖昧な状況が、逆に強い興味を引きました。さらに、最近は目にする機会が確実に増えており、「これは早めにキャッチアップしておかなければ」と感じるようになっていたのです。
そんなときに知った「GX検定」の存在。体系的に学べる機会を探していたところ、環境省の「脱炭素アドバイザー」認定資格でもあると知り、「これはちょうどいいかもしれない」と思いました。信頼性のある資格が取得できるうえに基礎から学べるなら、と受験する気持ちが一気に前向きに。
とはいえ、ちょうど忙しい時期だったため、テストセンターに足を運ぶ時間が取れるかどうかが最大のネックでした。「受けたいけれど、スケジュールが…」と悩んでいたところ、なんと 試験はIBT方式(※)だと判明。自宅でも外出先でも静かな場所さえあれば受験できると知り、「それなら今のタイミングでもいける!」と挑戦のハードルがぐっと下がりました。
勉強してみて気付いた「環境だけじゃない」という視点
学習を始めてすぐ、「あれ、思っていた“環境の資格”とはちょっと違うぞ」と感じました。最初は、環境問題の基礎知識を広く学ぶ資格なのだろう……とイメージしていたのですが、実際に内容を見てみると、その枠を軽く超えてきたんです。
環境問題の基礎だけでなく、政策・基準の枠組みや、企業のサステナビリティ戦略、さらに調達・サプライチェーンやカーボンプライシングや金融の動きまで。”環境”にとどまらず、企業の経営判断にも関わるテーマが広く整理されていて「これは完全にビジネス領域の話だ」と理解がアップデートされました。
脱炭素の背景や、GXの概念から、技術革新の内容までをしっかり学びます。
GXを理解するには“複数の視点を行き来すること”が必要で、その広がりがとても刺激的で興味深かったです。
特に印象に残ったのが「排出量取引」の章。言葉としては知っているものの、実際に排出量をどう算定し、どの市場で取引されているのかまで踏み込むと、これまでのニュースに対する視座が全く変わります。“環境の話題”としてではなく、“事業判断に関わるテーマ”として理解が深まる感覚が。
GX検定で学べるのは、「環境に良いことをしよう」という道徳的な話ではなく、“企業は環境変化の中で何をどう変えていく必要があるのか” を具体的に理解できることです。
規制の強化や市場の変化による影響、そこから生まれる新たなビジネスの可能性など、“企業戦略に直結する考え方”を基礎から体系的に学べること。これこそがGX検定の大きな魅力だと感じました。
eラーニングは思った以上に“続けやすい”
試験勉強には、公式のeラーニングを使いました。普段は紙テキストのほうが頭に入りやすいタイプなのですが、「スキマ時間に学べそうだな」と思い、今回はあえてeラーニングをメインにしてみることに。
これが思いのほか相性抜群! まず、マイページで学習の進捗が細かく見えるのが便利です。「全体のどの位置にいるのか」「平均と比べてどうか」が一目で分かるので、少し遅れていると自然とペースをととのえたくなる。適度なプレッシャーが、むしろ学習を後押ししてくれました。
自分の進捗率が一目瞭然で、使いやすい!
資料はPDFでダウンロードでき、スマホでもサッと見返せます。移動時間やちょっとした待ち時間でも復習できるので、思っていた以上に“いつでも学べる”環境になりました。
さらに、20問の理解度確認テストもあり、学んだ内容をすぐにチェックできるのも良い点。理解があいまいなところをその場で学習しなおしながら進めていくことができました。これまで少し苦手だと思っていた“eラーニング”でしたが、意外と続けやすいんだな、と感じられ、この点も非常に良かったと思います。
「好きな場所で受けられる」その便利さを本番で実感
試験は移動の合間に、駅ナカの個室ワークスペースで受験。年末に向けて少しずつ忙しくなってくる時期だったので、この方法はありがたい。机の上に余計なものを置けないルールがあるのですが、そもそもスッキリしているこの手の個室は、IBT受験と相性抜群!(※)
受験前には、システム環境チェックや身分証の登録などの手続きがありますが、事前に一度やっておけばスムーズに開始できました。
また、受験中はカメラと画面共有で監督が入り、いわゆる“オンライン受験特有のゆるさ”はありません。適度な緊張感が保たれているのも「GX検定」への信頼に繋がるように感じました。
出題の印象は「バランス型」。「広く、しっかり理解」がカギ
問題は、基礎的な知識を問うものから、GXや経営の仕組みの理解、用語の正確さを求めるものまでバランスよく出題されます。暗記だけでは対応しきれず、「理解していないと迷う」タイプの問題もあり、学習内容が素直に試される感触でした。
試験は全50問・60分。分かる問題からどんどん進め、迷うものは後回しにするという王道の戦略で対応しました。スピードもある程度必要です。まだ結果は分かりませんが、難しすぎず、しかし手応えのある、適切なレベル感でした。
「GXを語れる人」への第一歩にちょうどいい
公式のeラーニングの学習は、想像以上に“理解ベース”で知識を暗記させるのではなく、想像以上に、背景やロジックを理解させる構成となっていました。内容はベーシックレベルながら、ビジネスと環境を結ぶ視点が豊富で、実務にすぐに役立てられそうなのも良いですよね。
例えば「排出量取引」や「scope1・2・3」といった言葉も、背景や目的、企業がどんな場面で向き合うことになるのかまで理解できるので、ニュースを読むときや社内の資料を見るときに「これはこういう意味か」と腑に落ちる場面がありました。学びが実務にすぐに繋がるのは、勉強のモチベーションを上げるのでは。
気になる結果は【12月11日(木)】に発表とのこと。まだ取得できたかは定かではありませんが、少なくとも今回の学びは非常に役立ちそうだという肌感覚があったため、受験してみて良かったと感じています。
環境分野だけのものではなく、これからのビジネスパーソンが共有しておきたい“新しい共通言語”になりつつあるGXの知識。専門家でなくても、まずは全体像をつかむことが大切で、その入口として「GX検定」ベーシックは非常に取り組みやすい資格です。
まずは、「GX検定」ベーシックを受けてみて、ニュースで聞く言葉の意味が自分の中で繋がる感覚を味わってみては? 視点がひとつ増えるだけで、情報の見え方や仕事への向き合い方が大きく変わっていくかもしれません。
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