相続検定・年金検定とは?例題や勉強方法をチェック!
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第1回検定実施 特別企画 座談会
今回は相続検定・年金検定の受験者と検定試験アドバイザーの月井氏や川島氏、検定試験主催団体の松田理事をお呼びし、受験の感想やメリットなどについて座談会を開催いたしました。
上段左から時計回りに
月井 京 氏
相続検定の検定試験アドバイザー
川島 隆良 氏
年金検定の検定試験アドバイザー
松田 大 理事
一般社団法人 日本金融人材育成協会理事
伊藤さん
企業年金関連の部署に所属
第1回年金検定2級を受験
藤島さん
建設系企業にて社長秘書として勤務
第1回相続検定2級を受験
相続検定・年金検定を受験したきっかけについて
司会:お二人はなぜ相続検定・年金検定を受験しようと思ったのですか?
伊藤さん(年金検定):私は自社の企業年金※1に関わる仕事をしているのですが、厚生年金や国民年金などの公的年金※2についても勉強したいと思っていました。既存の資格には年金に特化したものが少なく受験に踏み出せずにいたところ、年金をメインテーマにした資格が生まれたと知り、すぐに受験を決めました。
※2 20歳以上の全国民が加入する国が管理・運営している年金制度のこと。働き方によって加入する年金制度は異なる。
藤島さん(相続検定):私は仕事で相続に関わることはないのですが、相続について学ぶことは自分の将来に役立つと思って、興味が湧き受験しました。
司会:勉強を始めるには、まず興味を持てるかどうかも大きなポイントですよね!さて、検定試験の初回を受けてみて、他にはどのような方が受験している印象でしたか?
伊藤さん(年金検定):受験者層は30〜40代が多く、私と同じように仕事で使いたいと話していた方もいました。
川島氏(年金検定):検定が誕生したばかりということもあり、社会保険労務士(社労士)を受験されたことがある方で年金についてもっと勉強したいという方や、もともと年金にまつわる仕事をしている方が多かったようです。
藤島さん(相続検定):相続検定の受験者層は男女比にあまり差を感じませんでした。ただ、60代くらいの方もいらっしゃるなど、年齢層は高かったです。
月井氏(相続検定):相続検定はご自身の財産をどう相続すればいいのかを学びに来る方もいるので、比較的年齢層が高いです。実際に専門家とご自身の相続について話した際に、もっと知識が欲しいと感じたことをきっかけに受験された方もいました。
松田理事:主催者としては、年齢に関わらず身に付けた知識を実践的に使いたい方にぜひ受験して欲しいと考えています。例えば、相続人のうち一人が相続放棄をしている場合の生命保険金の計算方法など、かなり具体的なケーススタディを学べます。ご自身の相続について気になっている方はぜひ挑戦していただきたいです。
司会:そもそも、なぜ相続検定・年金検定が設立されたのでしょうか。
松田理事:みなさんにとって「頼れる相談者・アドバイザー」を育成したいという思いから、この2つの検定を設立しました。相続や年金について相談できる場所はまだ少なく、あったとしても、企業の営業活動の一環であることも多いのが現状です。そこで、個人が知識を身に付けることができれば、将来のライフプランを立てるのに役立つだけでなく、家族や友人にとって「頼れる相談者・アドバイザー」になれると考えました。