何度でもトライする。上手くいったときの見返りは莫大 2019.09.05

LEC
LEC講師コラム
みなさん、はじめまして。LEC専任講師の高瀬宣行です。

私は講師をやっているのですが、「何を教えているのですか?」とよく聞かれます。私が教えることが出来るのは、数学、公務員の教養科目全般、論文、面接対策、簿記、宅建受験科目、キャリアコンサルタントなどです。科目数で言えば20科目くらいになると思います。

だからいつも返答に困ります。取りあえず「数学の先生です」と答えていますが、自分でも何の講師か分からなくなるときがあります。複数科目を教えていますが、初めから理解出来ていたわけではありません。むしろ、ほとんどの科目が知識0からのスタートでした。

では、どのように理解をしていったのかです。よく「勉強のやり方を教えてください」と質問されます。私は勉強のやり方は一通りしかないと思っています。 
図4
まずは、テキストを用いて知識をインプットします。インプット済みであればアウトプットから始めても構いません。問題を解いていて解らなくなったらテキストへ戻る。そしてまた問題集を解く。その繰り返しです。

アウトプット(問題集を解く)が1度上手くいかなかったくらいで諦めていませんか?

スポーツをされた経験がある方は多いと思います。野球・サッカー・テニス…何でもよいです。野球であれば、初めて打席に立って三振しました。「もう俺は野球に向いていない。辞めた!」とはならないと思います。次は打てるように、さまざまな工夫をしますよね。素振りをする、コーチや監督にアドバイスをもらうなど。

アウトプットでもそうです。初めてやって出来ないのは当たり前。出来なかったのであれば、どこが理解していないのかを考えて次に臨みましょう。そして、出来なかったところで立ち止まるのではなく、どんどん先に進んでいきましょう。

具体的に言いますと(回した=問題集を解いた回数)
1~3回・・・・・・まだまだ甘い
4~6回・・・・・・ようやく理解できるレベル
7~10回・・・・・ かなり理解できるレベル
11~15回・・・・  もうその単元は楽々解けるレベル
16回~20回・・・  達人レベル
21回~・・・・・・人に教えることができるレベル

一度出来ないから諦めるのではなく、何度でもトライしましょう。

私自身の経験を申し上げます。

私の講師生活は数学の講師からスタートしました。その話をすると「元々数学が得意だったのでしょう」と言われます。決してそうではありませんでした。高校1年生の時までは、数学はむしろ苦手の方で、一番の得意科目は社会、次に国語・数学といった感じでした。高校1年生の特に文理選択をする学校が多いと思いますが、迷わず文系に行きました。

進学したい大学は国公立大学で、二次試験に数学がありました。そこで高校2年生の夏休みに一念発起しました。1日15時間×40日を数学の勉強に費やしました。高校2年生の夏休みはずっと数学を解いていたようなものです。

やり方は先ほど申し上げたとおりです。初めはほとんど理解できませんでした。そこで解けない問題は後回しにして、次の問題を解いていました。すると、1回目に理解できなかった問題が2回目に解くと理解できるようになったりしました。そうやって問題集(チャート)を何度も解きました。

夏休み直後に模擬試験がありました。その結果、私は数学の学年最高得点をマークしました。偏差値でいくと約20上がりました。理系クラスではなく文系クラスから数学の最高得点者が出たことで校内は騒然となりました。文系クラスの私が最高得点者だったということで理系クラスの方はかなり怒られたようです。
(余談ですが・・国語の最高得点者は理系クラスから出ました。おかげで文系クラスの我々はかなり怒られました)

勉強が理解できるようになる見返り…これは莫大なものがあります。私は数学が出来るようになったおかげで、その後講師までできるようになりました。そして一生の仕事にすることができたわけです。その後さまざまな資格にチャレンジをして、ほとんどが知識0からのスタートでしたが、「諦めない。何度でもトライする」ことを信条として資格を取得しました。

このサイトをご覧になっている方は、多少なりとも資格試験に興味があるのだと思いますし、講師がどのような勉強をしているかに興味があるのだと思います。まずは、愚直なまでに繰り返し反復することから始めてみてください。1回やってできなければ2回、それでもできなければもう1回、できなければもう1回…と繰り返しトライしてみてください。

そして諦めないでください。「資格試験で満点を取ってください」と言われると難しいと思います。しかし世の中の資格試験は満点を取らなければ合格できないというものはありません。「資格試験で合格点を取ってください」これは出来ると思います。合格したときの見返りは、想像以上に大きなものですし自信にもなります。

「何度でもトライする!」を信条として精進してください。 
何度でもトライする。上手くいったときの見返りは莫大

LEC専任講師 高瀬 宣行(たかせ のぶゆき) 氏 大学卒業後メーカー勤務を経て1995年に大学受験予備校の数学講師となる。その後、公務員試験教養科目(主に数的処理)、簿記、宅地建物取引士、キャリアコンサルタントの講師も歴任するようになる。講師歴は通算で25年。
一見難しい内容であっても、日常生活などに結び付けて丁寧な講義を行い、受講生からは「とても分かりやすく丁寧」と評価を受けること多い。
また、数学の知識がほぼ0、法律の知識が全く0から講義ができるまでのレベルに達した自らの経験から、いかにして問題を解けるようになるか、理解できるようになるかの確固たるノウハウを持っており、学習に伸び悩んでいる受講生によっては大変頼れる存在である。
◆高瀬講師の詳細なプロフィールはこちら

Q:資格取得のきっかけ/講師となったきっかけ
A:メーカー勤務時代に「プレゼン(商品説明)が分かりやすい」と言われたのがきっかけです。
説明能力が生かせる仕事がないかなと思い、数学が得意であったので講師になることに決めました。

Q:受験指導上の信念
私がほぼ知識0からスタートしたので、受講生が理解できない気持ちを尊重して、どこで躓いているのかを考え講義するようにしています。

好きな音楽
最近の音楽は聞きませんが、私の学生時代であった1970~80年代の音楽はよく聞きます。
好きなアーティストは原田真二さんです。

自分を動物に例えると
猪突猛進のイノシシです

座右の銘
A:「私の造語です。「出来る理由を考えることは易い。出来ない理由を考えることは非常に難しい」
人間はその気になれば出来ないことはほとんどないと思っています。

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