あの男がホワイトハウスに帰ってきた！トランプを紐解けば、世界がわかる【賢者のブックジャーナル #8】

『池上彰と増田ユリヤのYouTube学園特別授業　ドナルド・トランプ全解説　世界をかき回すトランプ氏が次に考えていること』池上彰／増田ユリヤ 著

連日のようにニュースに登場する米トランプ大統領。その一挙手一投足に世界が注目しているといっても過言ではないはず。

「トランプって結局何がしたいの？」「トランプが主張していることって正しいの？」そんな疑問やモヤモヤを丁寧にわかりやすく解きほぐしてくれるのが、人気YouTubeコンテンツ「池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」から生まれたこの一冊。

トランプを知ることは、世界がどこへ向かおうとしているのかを知ることだと言うおふたり。本書では、日々のニュースだけでは見えてこない、トランプ政権の深層と世界の変化、そしてその本質が詳しく解説されています。

書籍編集担当者・友澤和子さんのコメント

トランプが再びホワイトハウスに戻り、世界は大混乱。「いったい何を考えているのか？」「これから世界はどうなるのか？」――本書は、そんなモヤモヤをスッキリ整理してくれる“読む特別授業”です。

池上彰さんと増田ユリヤさんが、国際政治や経済の難しい話を、お馴染みの掛け合いで分かりやすく解説。さらに「ズバリ解説！」「もっと深掘り！」とパートを分け、トランプの政策の“本音”から、アメリカ社会の根っこにある「宗教」「銃」「人種」の問題まで、多角的に掘り下げていきます。

トランプという人物を通して、日米関係や、中国、ロシア、西洋諸国、中東にも目を向けることで、現代の世界を立体的にとらえる力が自然と身につきます。時事に強くなりたい人はもちろん、親子や学校で話し合いたいという人にもおすすめです。

時事ネタは難しそうで敬遠しがち……。そんな人にこそ読んでほしい本書。

トランプ関税やUSスチール買収問題といったメディアを賑わせるニュースの背景が分かるだけでなく、ニュースではなかなか触れられないアメリカの文化や価値観、政治制度の違いや歴史まで知ることができるのがポイント。

トランプを生んだアメリカという国の源流を知れば、現代アメリカの本当の姿、さらには日本も含めた世界の姿がより鮮明に浮かび上がってくるかもしれません。

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文＝堀池 沙知子