3分の大股ウォーキングで勉強姿勢がととのう【猫背矯正マイスターに聞いた!】
勉強効率を上げる方法 #〇〇と勉強のかんけい。 この記事をあとで読む
【姿勢と勉強のかんけい。】
PCやスマホを日常的に使う環境にある現代人に多いのが、猫背や反り腰、スマホ首。そんな“悪い姿勢”で勉強しても効率が悪くなることは言わずもがな。
そこで、猫背矯正マイスターの小林 篤史先生に、集中力がアップする正しき姿勢やストレッチ法について聞いた!
猫背矯正マイスターの小林 篤史先生に、「勉強と姿勢」にまつわるヒントを聞く本連載。
最終回のテーマは、「運動と姿勢」の関係について。小林先生が提唱する“整体ウォーキング”を身につければ、自然と骨盤が立って姿勢も良くなるという。
早速その極意を聞いてみた!
この記事の連載
第1回【ぎっくり腰に効く簡単ストレッチ】
第2回【正しい座り方で集中力UP!】
第3回【勉強机と椅子の正しい選び方】
第4回【首・肩・腰コリに効く10秒ストレッチ】
第5回【大股ウォーキングで身体が整う】……今回はコチラ
お話を伺ったのは……
姿勢改善には“整体ウォーキング”をマスターせよ!
――これまでは、姿勢を良くする座り方や身体のコリを解消するストレッチを教えていただきましたが、運動も姿勢改善に繋がりますか?
はい、体の動かし方は姿勢にも大きく影響を与えます。なかでも、意識していただきたいのがウォーキングのやり方です。
――ウォーキングですか?
そもそも歩くことには、いろいろなメリットがありますよね。
例えば、心拍数を上げたり、骨を強くしたり。長時間歩けば、筋トレ的な効果も期待できます。
ウォーキングは、日常生活でも欠かせない基本の動き。正しい歩き方をマスターできれば、身体がととのい、正しい姿勢に繋がっていく。私はこれを“整体ウォーキング”とよんでいます。
姿勢改善には大股歩きが効く!
――ウォーキングで身体がととのうなら、すぐにでも実践したいです! 具体的に何を行うのでしょう?
正しい歩き方は何かというと、大股で歩くこと。骨盤がしっかり立つので、姿勢も良くなります。
――そもそも大股とはどのぐらいの歩幅ですか?
理想の歩幅は、大体70cmぐらい。横断歩道の白線を跨ぐくらいの歩幅です。
ただ、白線をずっと跨ぎ続けるのは難しいので、まずは、綺麗に数回程白線を跨げたらOK!という気持ちで3分間歩いてみましょう。
3分大股歩きのコツは3つ!
――意識したことなかったのですが、白線を跨ぐのは意外と難しいんですね。大股歩きをする際に心掛けることは?
まずは、腰とお尻の境目あたりに手を当てます。お尻を下に押すイメージで、いつもよりほんの少し……、3cm程歩幅を広げて、1分間歩いてみましょう。
2分めは、下腹部に手を当て、お腹を凹ませます。
その状態のまま、1分めと同じように、いつもより歩幅を3cm程広くするイメージで歩いてください。
最後の1分は、“だらんウォーク”と呼んでいるのですが、腕をだらんとリラックスさせた状態で、歩幅を広げて歩きましょう。
3分めは歩くことが気持ち良くなっているはずです。
――確かに、出だしと違い、脚が勝手に前に進んでいく感覚があります。
この感覚を身につけたら、そのままランニングなどの有酸素運動に移行しても良いでしょう。骨盤がしっかり立った状態のため、怪我もしにくくなります。
――たった3分でこんなに変わるとは驚きです。
弊社のスタッフにも実践してもらったところ、3分でうっすら汗をかいていました。それだけ、お腹&腰まわりの筋肉を動かせているということですね。
いつでも簡単にできるので、仕事や学校の帰り道などに試してみてください。
これまで5回にわたり、姿勢と勉強の関係について教えてもらったが、小林先生が提唱するものはどれも取り入れやすいものばかり。
まずは、自分ができそうなことからやってみてほしい。継続できれば、勉強の効率が上がるばかりでなく、体調も自ずとととのっていくはずだ。
この記事の連載
第1回【ぎっくり腰に効く簡単ストレッチ】
第2回【正しい座り方で集中力UP!】
第3回【勉強机と椅子の正しい選び方】
第4回【首・肩・腰コリに効く10秒ストレッチ】
第5回【大股ウォーキングで身体が整う】……今回はコチラ
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取材・文=SUGARBOY