突然の気温変化でぎっくり腰や体調を崩す人が続出。その理由を姿勢のエキスパートに聞いた!
勉強効率を上げる方法 #〇〇と勉強のかんけい。 この記事をあとで読む
【姿勢と勉強のかんけい。】
PCやスマホを日常的に使う環境にある現代人に多いのが、猫背や反り腰、スマホ首。そんな“悪い姿勢”で勉強しても効率が悪くなることは言わずもがな。
そこで、猫背矯正マイスターの小林篤史先生に、集中力がアップする正しき姿勢やストレッチ法について聞いた!
特に激しい運動をしたワケではなく、いつも通り生活しているはずなのに、突然、腰に痛みが走った経験はないだろうか?
「その症状、もしかしたらぎっくり腰の前兆かもしれません。今冬は寒暖差が激しく、11月にぎっくり腰が原因で私どもの整骨院を訪れた患者数は、昨年の約4倍にもなっています」と教えてくれたのは、猫背矯正マイスターの小林篤史先生だ。
今回は、ぎっくり腰が増えている理由と、その対処法を教えてもらった。
第1回【ぎっくり腰に効く簡単ストレッチ】……今回はコチラ
第2回【正しい座り方で集中力UP!】
第3回【勉強机と椅子の正しい選び方】
第4回【首・肩・腰コリに効く10秒ストレッチ】
第5回【大股ウォーキングで身体が整う】
話を聞いたのはこの方!
ぎっくり腰が激増した原因は自律神経の乱れ
西洋では「魔女の一撃」とも呼ばれるほど、激烈な痛みを伴うぎっくり腰。
一般的には、重い荷物を持ち上げたときや急に体をひねったときに発症するといわれている。
しかし、今年は事情が少し異なるようで……。
「例年に比べ、ぎっくり腰を訴える人が増えています。
理由は、極暑が終わってからも、暑い日や暖かい日が続いていたのが急に寒くなったことで、筋肉が固まってしまったから。
筋肉の固さは自律神経と大きく関係しているのですが、気温のギャップがありすぎると、体の調節機能(=自律神経)が上手く働かなくなるんです。
お腹を下したり、熱を出す人が増えているのも、この機能が関わっているといわれています」(小林先生。以下同)。
補足すると、ぎっくり腰は、椎間板ヘルニアなどの病気が悪化して起こる場合と、筋肉が固まって生じる場合の2パターンがあるという。
筋肉が固まるということは、血管の拡張と収縮がうまくいっていない、つまり血流が滞っている状態。
「ぎっくり腰を防ぐためには、腰ではなく背中をほぐしてあげることが大切です。
背中のカーブが山になる部分、いわゆる胸椎と腰椎の移行部に動きをつけるストレッチを行いましょう」。
1日30秒でOK! スキマ時間にできるストレッチ
小林先生が伝授するストレッチはいたってシンプルだ。
「まずは大きめのタオル(バスタオルでOK)をぐるぐる巻きにして、床に仰向けに寝て、背中のカーブにタオルを入れましょう(位置は上写真を参考に!)」。
「仰向けに寝たら、バンザイのポーズをとって、30秒間キープしてください。
このストレッチを1日1回行うだけで、骨盤がしっかり立って、背骨の状態も劇的に良くなりますよ」。
また、固まった筋肉をほぐすためには、湯船にじっくり浸かって体を温めることも有効だという。
「理想は、39度くらいのぬるま湯に30分ほど首まで浸かること。30分は無理という人もシャワーだけで済ますのはできるだけ避けましょう。
軽めのジョギングやウォーキングも血行を良くするのにおススメです」。
ぎっくり腰が増えている原因は「筋肉の固さ」が大きく関係していることが分かった。
たった30秒のストレッチでぎっくり腰を回避できるのなら、やらない理由はないだろう。
第1回【ぎっくり腰に効く簡単ストレッチ】……今回はコチラ
第2回【正しい座り方で集中力UP!】
第3回【勉強机と椅子の正しい選び方】
第4回【首・肩・腰コリに効く10秒ストレッチ】
第5回【大股ウォーキングで身体が整う】
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取材・文=SUGARBOY