【イケアが伝授】狭くても個室がなくとも快適勉強空間を作る術!
お役立ち情報 #イケアに聞いたインテリアコーディネート術 この記事をあとで読む
効率良く勉強をするためには、集中できる環境を整えることが大切。でも、「自宅に勉強スペースがない」「家族のいるリビングでの勉強は落ち着かない」という人も少なくないでしょう。
勉強に集中できるインテリアのコツをイケアに教えてもらう今企画の最終回では、限られた空間で、快適な勉強スペースを生み出すアイデアをご紹介。
イケア全店舗のディスプレイブースを総括する、カントリーインテリアデザインマネージャーの安住佐知子さんが、目から鱗の術を教えてくれました。
第2回【デスクが常に散らかっている人必携!イケア収納アイテム5選】……公開中!
第3回【イケアが伝授。狭くても自分空間がなくとも、快適勉強空間を作る術】……今回はこちら!
①卓上パーテーションでダイニングテーブルでも集中力アップ
家族が集うリビングで勉強をしているという人は意外と多いもの。
「お子さんの様子は見守りたい、でも自分のスペースは欲しい。そんな相反するお悩みを持つ方も多いですね」(安住さん、以下同)。
この問題を同時に解決してくれるのが、テーブルの上に広げるだけで簡単に間仕切りができるパーテーションです。
「たったこれだけで集中できるの?」と思うかもしれませんが、集中力は人の動きが目に入っただけでも途切れてしまうそう。
パーテーションで視界を制限することは、勉強効率のアップには有効な手段というワケですね。
「このデスクディバイダーには、細かなものを入れられるポケットや、メモなどを挟めるゴムもついているので、勉強に必要なものを収納しておけば、広げるだけで勉強環境が整うのも利点です」。
勉強が終わったら、折りたたむだけで、簡単に片付けができるのもポイント。フエルト素材なので軽く、収納場所にも困りません。
家族との時間を大切にしながら、勉強も頑張りたいという人は取り入れてみてはいかがでしょうか?
② 自立式パーテーションで個室を作る
続いては、個室風空間が欲しいという人向けのパーテーションを使ったアイデアです。
取り入れるのは、自立式のパーテーション。
「自立式パーテーションを組み合わせ、写真のようにデスクをぐるりと囲めば半個室に。リビングとデスクの間に1枚パーテーションを立て、視界を遮るだけでもプライベート感はぐっとアップしますよ」。
2つのパーテーションを組み合わせると、内側はこんな感じ。
「デスク正面の波型のもの(「EILIF/エイリフ スクリーン 自立タイプ用」)は、吸音性のある素材を使っているので、生活音などが気になる方におススメです。
また、デスク脇に置かれたパーテーション(「SIDORNA/シドルナ ルームディバイダー」
)は、画鋲でメモなどを貼り付けることが可能なので、賃貸に住んでいる方や、壁に傷をつけたくない方に最適」。
イケアでは、様々な素材やサイズのパーテーションを揃えているので、デスクの大きさや作業スペースの広さ、用途に合わせて、自由に組み合わせることができそうですね。
③常設家具を勉強スペースに!
最近は夫婦でリモートワークをする人も増え、2人分の作業スペースが確保できない……というお悩みも増えています。
そこで見直して欲しいのが、今ある常設家具。アイデア次第で勉強スペースに変身させることができるかもしれません。
「例えば、システム収納のオープンシェルフに、デスクを組み合わせたり、クローゼットを勉強スペースにしてしまうのもおススメです」と安住さん。
こちらは、見た目は普通のクローゼットですが、棚や引き出しを利用してワークスペースにしたもの。
「勉強が終わったら、クローゼットの扉を閉めるだけなので、部屋がゴチャついて見える心配もありません」。
「こんな狭いスペースでは無理……」と諦めず、自宅の家具を改めてチェックしてみましょう。棚やクローゼットを上手に活用すれば、機能性も兼ね備えた勉強スペースが手に入るかもしれません。
限られた空間でも、アイデア次第でプライベートスペースを作り出すことができるのですね。間取りや家族構成に合わせて、アレンジしてみましょう!
【問い合わせ先】
イケア・ジャパン カスタマーサポートセンター
0570-01-3900
https://www.IKEA.jp
取材・文=林田順子
撮影=佐藤ゆたか