「日本の資格・検定」AWARDS 2023~3つのランキングで最新の人気資格を紹介~
「日本の資格・検定」AWARDSとは?
昨年度の当サイト内のアクセスデータ及びユーザーによるアンケートを元に、最も注目・支持された資格・検定を、3つの部門に分けてランキング形式で発表します。
有名資格はもちろん、受験者数にかかわらず、社会的ニーズが高まっている資格・検定にも幅広くスポットライトを当てることを目的に集計・ご紹介しています。
この企画を通してユーザーの皆さまが注目・支持している資格や検定を広く伝えるとともに、資格・検定に込められた主催者の思いを届けることで、社会における資格・検定の価値を高めることができればと考えています。
当サイトにて掲載している1,000を超える資格・検定が選考対象です。
昨年度(2022年4月1日~2023年3月31日)のページビュー数やユーザーアンケートの結果など、定量的な基準をもとに厳正な審査をしています。
各部門の詳細は、ランキング結果でご確認ください。
「日本の資格・検定」AWARDS2023ランキング結果
5回目となる今回も、定番資格から世相や流行を反映したニッチな検定まで幅広くランクイン。時代を象徴するような資格・検定が揃いました。ぜひ最後までご覧ください。
総合アクセスランキング部門
当サイト内に掲載中の資格・検定の内、昨年度のアクセス数が上位だった資格・検定を表彰。
ITパスポート試験(iパス)
受賞コメント
奥村明俊 様
このたび、ITパスポート試験(略称 iパス)が「総合アクセスランキング部門」の第1位になりましたことを大変光栄に思います。また、関係者の皆様のご支援に感謝申し上げます。
iパスは『令和の時代の「あたりまえ」』というキャッチフレーズのとおり、ITの技術的な仕組みやセキュリティに関する知識をはじめ、企業におけるデジタル活用、経営戦略、マーケティング、法務などの幅広い知識を測定・評価する試験です。AI、データサイエンス、IoTといった近年重視されている領域の知識も扱っていますので、社会人のリスキリング(学び直し)にご活用いただけます。また、学校におけるデジタル教育(高等学校の「情報Ⅰ」)の内容も踏まえており、これから社会人になる学生が基礎的な知識をバランス良く習得する上でも有用です。ここ数年、iパスの応募者数は大幅に増加しており、IT企業だけでなく一般企業(ユーザー企業)、技術職だけでなく営業職や事務職の応募者も増えています。社員や学生全員に受験を推奨している企業や学校もあり、iパスの有用性が評価されている証と受け止めています。
業界・業種を問わずデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展する中、必要なリテラシー及びスキルの獲得に向けて、ぜひIPAの事業やコンテンツをご活用いただけますと幸いです。
受賞コメント
山中雄市 様
この度は「日本の資格・検定」総合アクセスランキング部門第2位という名誉ある称号を頂き、ありがとうございます。
私たちの使命は「色を理論的に学ぶことの大切さ」や「色を思い通りに扱える楽しさ」について広く知ってもらうことですので、たくさんのアクセスは「任務成功」に一歩近づいた証であると捉えております。
興味を持たれた分野については、ぜひ公式テキストや市販のテキストと検定試験を活用して知識を深めて頂けるとうれしいです。
検定試験のイメージというと「合格した級を履歴書に書ける」といったように「称号」として捉える方を多く見受けますが、実は非常に優れた「学習パッケージ」として使って頂ける側面がございます。
ある特定の分野について、難易度別に順を追って説明してくれるテキスト、そして勉強のモチベーションと知識定着の確認に使える検定試験。その両方を皆さまの学習に役立てて頂ければ幸いです!
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験
受賞コメント
メンタルヘルス・マネジメント検定®ご担当の皆さま
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験が、「年間総合アクセスランキング部門」の第3位になりましたことは大変光栄なことです。
1,000以上の資格・検定が紹介されるWebサイトにおいて、「アクセス数」という客観的な基準で第3位にランクインしたことは非常に価値の高いことであり、職場におけるメンタルヘルス対策への関心の高まりを反映しているものと思います。
メンタルヘルス不調は個人の問題にとどまりません。企業の視点から見ると生産性向上やリスク管理、職場環境の改善にも直結するため、職場全体でメンタルヘルス対策に取り組んでいくことが求められます。
当検定試験の学習を通じて、職場で必要な知識と対処方法を習得して頂くとともに、身につけた知識を現場で実践して頂くことにより、メンタルヘルス不調の予防や早期発見、職場の活力の維持・向上にお役立て頂きたいと考えています。
- 第4位日本語検定(語検)
- 第5位日本漢字能力検定(漢検)
- 第6位基本情報技術者試験
- 第7位食生活アドバイザー®
- 第8位校正技能検定
- 第9位日商簿記検定
- 第10位旅程管理主任者
注目の資格・検定ランキング部門
掲載している資格・検定において、昨年度とその前年のアクセス数を比較し、その伸び率が高かった資格・検定を表彰しています。
※前年度のアクセス数が一定以上の資格・検定のみを対象としています。
eco検定(環境社会検定試験)®
受賞コメント
小室裕司 様
この度、eco検定(環境社会検定試験)®が「注目の資格・検定ランキング部門」第1位に選ばれましたこと、大変うれしく思います。
eco検定®は、環境と経済を両立させた「持続可能な社会」の実現に向けて、環境に関する幅広い知識を身につけ、環境問題に積極的に取り組む「人づくり」を目的に2006年に創設されました。世界的な環境意識の高まりや、企業のSDGsへの取り組み、ESG投資の拡大を受け、eco検定®への注目がますます高まっているものと考えています。
eco検定は「合格して終わり」ではありません。合格者の方々が、学習を通じて得た知識をビジネスや地域活動、家庭生活で役立てる=「現実の行動に移して頂く」ことを目指しています。これからもより多くの方々に、eco検定®に挑戦して頂ければ幸いです。
受賞コメント
事務局次長
JLAアカデミー本部長
佐藤洋二郎 様
ライフセーバーは人命救助が主な活動だと思われがちですが、実際は事故を未然に防ぐ目的で活動しています。人を助けるために日々スキルを磨き、トレーニングに励んでいますが、その成果を発揮しないために全力を尽くしているんです。
今回たくさんの方がライフセーバーの資格に注目してくださったことで、これまで以上に事故を未然に防ぐことのできるライフセーバーの育成に力を注ぎたいと思います。
また、ライフセービングで培われる観察眼だったり、危険を前もって察知する視点は日常生活やビジネスシーンでも大いに活かせるはずです。
年齢や性別に関係なく、より多くの方にライフセーバーを目指して頂ければ、これほどうれしいことはありません。
受賞コメント
下城民夫 様
このような賞を頂けたこと、大変うれしく思います。バーベキュー検定は2007年に創設以来、全国で講習会や検定を実施してきました。
日本は欧米と比べてバーべキュー文化が遅れている部分も多く、バーベキューに関連する産業もまだまだ発展途上です。ただ、そういった課題がなかなか認知されていないこともあり、「日本に本物のバーベキューを普及させたい」という想いで日々検定運営を行っています。
ありがたいことに、現在は受験者の半数が観光業や飲食業などでバーベキューの知識を活かしたいと考えている方だったり、行政と協力してバーベキューを活用した町おこしを行っていたりと、今後はよりバーベキューに注目が集まると自負しております。ぜひ多くの方にバーベキュー検定を受験して頂けると幸いです。
- 第4位だしソムリエ
- 第5位日本メンタルトレーナー協会 メンタルトレーニング検定
- 第6位J.S.A.ワインエキスパート
- 第7位放射線取扱主任者
- 第8位情報配線施工技能検定
- 第9位非破壊試験技術者資格試験
- 第10位プレ検®(プレゼンテーション検定)
ユーザーが選ぶベスト資格・検定部門
昨年度実施した以下のアンケートにおいて、ユーザーからの支持を集めた資格・検定を表彰しています。
・就職に役立つ資格・検定
・趣味で取りたい資格・検定
・副業に役立つ資格・検定
・これから取得したい資格・検定
受賞コメント
簿記検定ご担当の皆さま
名誉ある各賞の中でも、「ユーザーが選ぶベスト資格・検定部門」にてユーザーの皆さまに支持を頂き、3年連続して1位を頂けたこと、大変うれしいです。
簿記は企業の経営を可視化するツールとして日本に持ち込まれ、2023年で150年の節目を迎えました。今では企業の経営状況を会計の面から把握・理解するために欠かせない「基礎言語」となり、ビジネスや就職・転職等あらゆるシーンでそのスキルを評価頂けるまでになりました。
現在、日本商工会議所では、「『できる』を増やそう」というキャッチコピーのもと、日商簿記検定を含む各種検定試験を全国の商工会議所とともに実施しています。
複数のスキルを併せもつことがその方の個性となり、活躍の幅を広くも深くもできる。そうして身につけたスキルは生涯を通じて大きな財産になるのではないでしょうか。ぜひ日商簿記検定を入り口に皆さまの「できる」を増やして頂ければ幸いです。
TOEIC®Listening & Reading Test
受賞コメント
大坂文雄 様
ユーザーの皆さまに選んで頂けましたこと、大変光栄に存じますと同時に、あらためてテスト実施団体として身の引き締まる思いです。
IIBCは「人と企業の国際化」の推進への貢献を基本理念として、グローバル人材育成事業、学習支援事業、そして今回選んで頂いたTOEIC L&Rをはじめとするテスト事業を行ってきました。
コロナ禍では試験の中止等でご迷惑をおかけしましたが、近年は公開テストの実施回数・開催地の拡大、大規模検定試験では日本初となるブロックチェーン技術を活用したデジタル公式認定証の提供など、受験される皆さまの利便性向上に繋げることができたものと自負しております。
今後も時代に即した形で皆さまにご信頼頂けるテストをご提供してまいります。引き続き英語力向上の一助としてご活用頂ければ幸いです。
実用英語技能検定(英検)
受賞コメント
広報ご担当者様
この度も名誉な賞を頂きまして、誠にありがとうございます。大変うれしく思うと同時に、グローバル社会における皆さまからの社会的な期待に応えていく重要さを改めて認識いたします。
2022年度も、多くの方に年3回実施されるペーパー版の英検に加え、英語4技能を1日で測定できる「英検S-CBT」をご受験頂きました。ご都合に合わせて会場や日程を自由に選択できる利便性の高さにご好評頂いており、英検受験の選択肢として定着してきたように感じます。
2023年度は、より英語学習者のサポートを強化するべく、検定料の100円値下げ「学習支援キャンペーン」や、初期の英語学習者の挑戦を後押しすべく、「4級・5級チャレンジキャンペーン」などを行っております。
2023年に創立60年を迎える英検協会は、60年前から変わらず英語4技能を公平・公正に測定するとともに、これからも皆さまの生涯学習に寄与できるよう、時代に即したチャレンジを続けて参ります。
昨年度実施した「就職に役立つ資格・検定」「趣味で取りたい資格・検定」「副業に役立つ資格・検定」「これから取得したい資格・検定」の4つのアンケートはこちらのページからどうぞ
殿堂入り
一定期間、同一部門に入賞した資格・検定は、殿堂入りとしてご紹介しています。
秘書検定(2022年殿堂入り)
受賞コメント
公益財団法人 実務技能検定協会
理事長 保坂 恭世 様
「総合アクセスランキング部門」3年連続の1位を経ての殿堂入りで秘書検定が押しも押されもせぬ検定になったこと、うれしさと感謝の思いでいっぱいです。
秘書検定ではビジネスや生活、コミュニケーションの場面で求められる基本的なマナーや知識が問われます。マナーとはもともと「相手に不快な思いをさせないためにどのように振る舞うべきか」「スマートな立ち振る舞いはどんなものか」が考え抜かれて形になったもので、根底にあるのは「心遣い」や「人間力」です。
秘書検定は主に就職を控えた学生の方に多く受験頂いていますが、ここ数年の学生の方は在宅でのオンライン授業やサークル活動の中止など、人と接する機会や社会を知る機会を奪われた状態での就活となってしまうかと思います。そういった中で、基本的なマナーや気遣いなど社会での「動き方」を学べる秘書検定はより大きな役割を果たすのではないでしょうか。
今後も「心遣いや人間力を学ぶ」検定として、秘書検定が社会で活躍しようとする多くの方の指針になれば幸いです。
※コメントは2022年時点のものです