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不動産業界のキング資格『宅建士』取得メリットと相性の良い資格とは

吉祥寺の資格ドルフィン

資格の活かし方 #宅地建物取引士 #ファイナンシャルプランナー #賃貸不動産経営管理士 #宅建士

★☆本記事を読むメリットのある人★☆

・宅建士に興味がある、受験を検討している 

・不動産業界に就職・転職を検討している 

・将来のために資格取得を検討している


今年も宅地建物取引士の試験申込が開始しました。申込期間が郵送申込だと7月3日(月)から7月31日(月)までインターネットの場合だと7月19日(水)までと期間が違うので受験申込を検討されている方は注意が必要。


さて、不動産の資格と言えば宅建士というくらい不動産業界を代表する資格ですが、どのようなメリットがあるかを知らない人や不動産業界に興味がある人に改めて知って頂きたい。


1.受験者数が20万人を超える不動産系資格で受験者が一番多い国家資格になります


具体的には、不動産の取引(売買や仲介)の専門家を示す資格になります。現場では、宅建士を取得していないと信用できないというお客様もいて無ければ仕事が出来ないわけではありませんが、信用のために取得する人も多くいます。


2.取得メリットとは一番大きなメリットは独占業務があるから


つまり宅建士にしかできない業務があります。

・契約をする前に重要事項の説明

・重要事項説明書面の記名

・契約書面の記名

※業務ではないですが、不動産(宅建業者)は5人に1人宅建士が必要。


上記理由により、不動産会社として一定数の宅建士がいなければいけません。

つまり、宅建士がいないと仕事が回らないこともありますから資格を保有しているだけで取得メリットが十分にあります。

おおよその数字ですが、日本に不動産会社は約13万社あり、対して、コンビニの店舗数が約5万店舗と言われていますので不動産会社の多さが分かるのと同時に、資格の必要性も分かるかと思います。


3.必要勉強時間の目安とは


予備校などのホームページを見ると平均して

①初学者であれば500時間程度

②不動産知識や法学部の出身者などは300時間程度


また、真偽のほどはわかりませんが、とあるホームページによると10年前までは初学者でも勉強時間が300時間程度と言われていたのですが金融業界の方の受験者が増えた結果、受験者のレベルが上がり合格までの勉強時間の目安が増えたと言われています。

実際に令和4年度の合格者の割合を見ると、1位が不動産業で27%ですが、2位に金融業で12%となっており、金融業にお勤めの方も宅建士を取得する人が多いことがわかります。


4.相性の良い資格とは


最近までは、ファイナンシャルプランナーだと思っていました。それは、不動産業をする上ではお客様のライフプランなどを総合的に見て、『住』を紹介するわけですから、お客様の総合的な資金計画など知識を得られるファイナンシャルプランナーがおすすめだった訳です。


しかし、令和3年に施行された賃貸住宅管理業法により状況が大きく一変し、『賃貸不動産経営管理士』をおすすめする人が急増しています。


元々不動産管理とは、売買や仲介の延長と捉えており、管理はサービス(無料)で行っている不動産会社もいました。しかし、それが上記法律の施行により、売買と管理が分けられました。

また、外国人の増加による管理業の難化、民法改正による管理業の高度化、そして賃貸住宅管理業法が令和3年に新しく施行されたことにより売買の延長ではなく売買と管理が明確に分けられたことにより、必然的に賃貸不動産経営管理士を取得する方が増加しました。


なので、不動産業にお勤めの方は宅建士+賃貸不動産経営管理士のダブルライセンスが主流になりつつあり、さらに現場からは、不動産系の他の国家資格を見ても独占業務があるのが多いので賃貸不動産経営管理士も独占業務ができる可能性が高いと言われています。


また、宅建士の勉強時間の目安が500時間程度と言われている中で賃貸不動産経営管理士は150時間程度と言われているので、受験しやすさも人気の要素の一つと思います。

なので宅建士を取得・検討している方や今後不動産業界に就職・転職を検討している方は賃貸不動産経営管理士も要チェックですね。


https://jpsk.jp/examinations/chintaikanrishi.html

(上記URLは『日本の資格』内にある賃貸不動産経営管理士のページです)


5.終わり


・宅建士は、不動産業界に就職・転職を希望のであれば取得は必須に近い

・さらにレベルアップを望む方は、賃貸不動産経営管理士の取得も検討すべき 

千葉県生まれで、東京在住。4人家族で、娘と息子がいます。
新卒から20年近く不動産業界に身を置き、不動産売買営業から賃貸、賃貸管理、
分譲管理と土地や不動産開発以外はあらゆる業種にて業務を経験。
その実務経験と現場感覚をもとに不動産系資格を分かりやすく伝えれればと思います。
ライターではないので、誤字脱字あるかしれませんが、温かい目で見て頂けると幸いです。

職業:
営業、企画
保持資格:
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、マンション管理士、FP1級、簿記2級、ITパスポート、

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