エンターテイナーな講義を繰り広げる 弁理士・宮口 聡講師ってどんな人?
みなさん、はじめまして。LEC専任講師・弁理士の宮口です。
弁理士という資格について、みなさんはご存じでしょうか。弁理士は一言で表すと「知的財産分野における最高峰の資格」です。
私がこの資格を知ったきっかけは、知財部に配属され書類で「弁理士」の欄を弁護士の間違いじゃないかと、食い入るように見た特許公報でした。あとで資格本を調べてみたら、「理系に向いている法律系資格」で、理工学部出身ながら自分には文系要素があると思っていた私は、知れば知るほど関心を抱きました。
これだ!と直感した当時の私は、仕事終わったらファミレスへ直行。夜中の3時までドリンクバーで粘って勉強していました。働きながらの勉強で、仕事柄、どうしても夜型でした。仕事が終わって家で勉強ができればよかったのですが…ちょうどその時間帯は、家の周りの田んぼのカエルがいっせいにけたたましく鳴き始めて、勉強に集中できなかったため、田んぼから少し離れたファミレスに行って勉強していました。
ドリンクバーで粘ってましたね。ローズヒップティーやアールグレイを飲んで、健康管理にも気を配ったりして。田舎の社員寮に住んでいたこともあり、同僚や近所の方に会うこともしばしばで、連日通って店員の目も気になるところでしたが、そこは勉強にひたすら集中して、「気にしない」と自分に言い聞かせて勉強していました(笑)。
弁理士に限らず、難関試験への合格は、狭き門のように思えるかもしれません。しかし、感謝の念を忘れず、謙虚な気持ちで前進していけば、必ず結果はついていきます。また、資格取得は人生の最終ゴールではなく、新たな道を進むための出発点にすぎません。受験予備校をうまく活用して、1年でも早く合格を手にしてください。幸いなことに私の受講生からは毎年多くの一発合格者を出しています!
私の元を訪れる受講生も弁理士を目指す理由や環境はさまざまですが、自分のクラスの受講生が理解をしていく様子、また、理解を深めて勉強に打ち込んでいく姿を見て、自分がその手助けをできていることに喜びを感じます。
そして、受験生が合格し、その報告をしに来てくれるときも、感慨深いものがあります。
合格後はプロフェッショナルとしての道は決して平坦ではありませんが、プロとしての自覚をもった新進気鋭の弁理士が一人でも多く増えることを願っています。
講師プロフィール
LEC専任講師 宮口 聡(みやぐち さとし)
慶應義塾大学理工学部応用化学科卒業。大手防犯機器メーカー技術開発部門および知財部勤務を経て、現在、宮口特許事務所所長。著書として「宮口式弁理士試験一発合格バイブル」(中央経済社)。LECでの講師歴は19年。入門講座、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座をはじめとする初学者向け講座から、「短答エミネント講座」「論文トリニティ講座」「論文上級答練」「LゼミSpecial」などの学習経験者向け講座を歴任。
Q:講師になったきっかけは?
A:両親が教師で、幼い頃から教えることの素晴らしさを肌身で感じていたことが大きいです。両親と同じように小中高の先生でもよかったのですが、両親とは別の形で教える職業に就いてみようと思いました。合格してすぐに事務所に入所して実務オンリーという選択肢もあったのですが、LECの職員から「講師をやらないか?」と声をかけてもらって講師になりました。大きい声を出しても誰からも文句言われないのがいいですね(笑)。マイクなしでもOKですが、講義の収録では「宮口仕様」でチューニングしています。
Q:受験指導上の信念は?
A:講義はエンターテイメント!困った時のオリジナル必殺技(語呂合わせや独特の解法)を伝授します。
Q:講師をやっていなかったら、何をしていたと思いますか?
A:格闘技のリングアナ!もともと総合格闘技が大好きなので、だからといって格闘技の選手になるのも大変ですから、声の大きさを活かせる格闘技リングアナがいいかな。
Q:自分の性格を一言で表すなら?
A:一筋縄ではいかん性格です。言い表し難い性格かもしれないですね。
Q:好きな言葉や座右の銘は?
A:「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」「どげんかせにゃいかん」「人生トントン」逆境を乗り越える上で励みになるところが好きです。弁理士試験の受験の直前に交通事故で大怪我を負ってしまいながらも受験した私は、身をもって感じています。