【回顧】甲賀流忍者検定受検体験の記【アルバイトW】
こんにちは!「日本の資格・検定」編集部、大学生アルバイトWです!
いつの間にか2022年の2/3が過ぎ去り、尋常でなく暑かった夏が落ち着き始めましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、就活に役立った資格、という内容の記事を投稿し、
その中で、”甲賀流忍者検定” なる検定が私の就活において重要な役割を果たしてくれたと申しました。
就活における子細は当該記事に譲るとして、今回は某が忍者デビューした時の話をしたく御座候。
これから忍の道を志す後進の参考になれば、これ幸いにござる。
▲全然関係ないんですけれど、これを「御座候」と呼ぶ地域があるらしいですね。私は「今川焼」と呼んでいました。
こちらも要チェック!
〇甲賀流忍者検定の概要
〇甲賀流忍者検定の公式サイト
〇個人的 就活に役立った資格
〇資格で学んだ雑学
そもそも甲賀流忍者検定とは
受検当時の話をする前に、甲賀流忍者検定とは何ぞやというところをお話します。
https://koka-kanko.org/introduce/kokaryu-ninjyakentei/より
甲賀流忍者検定とは、滋賀県は甲賀市において実施されている検定です。2008年からほぼ毎年実施されており、2022年で第14回になるそうです。
ご当地検定の中ではかなり長続きしている部類ではないでしょうか。
私が受検した初級試験は、筆記試験と実技試験からなります。
筆記試験は四肢択一式の50問であり、主に公式テキスト「忍者検定 読み本」から出題されます。
忍者検定という名の通り、忍者に関するあらゆることが出題されます。忍者の歴史についての問題もあれば、忍者アニメ・漫画(NAR〇TO、忍者ハッ〇リくん等…)についての問題もあり、面白おかしく勉強・受検することができます。
実技試験では手裏剣と吹き矢の技術が評価されます。大体5mくらい先にある的に手裏剣・吹き矢を当てることができるか、という試験で、見事的中させれば筆記試験の点数に加点されます。
▲実技試験のイメージ。縁日の射的をしてるような気分になります
実技試験の加点に加えて、コスプレによる加点もあります。衣装を持参・レンタルして着用し、試験を受けるとその出来栄えによって加点されるのです。
忍者検定は知識・技能の定着を測る真面目な検定、というわけではなく、一種のアトラクションのようなものだと理解していただければ良いかなと思います!
受検日まで
https://koka-kanko.org/introduce/kokaryu-ninjyakentei/より
試験の数週間前に公式テキスト「忍者検定 読み本」が郵送されてきます。こちらは受検申し込みの際に一緒に購入することができます。
テキストは、概ね歴史の教科書のようになっており、忍者についてしっかりガッツリ勉強することができます。そして、巻末には過去に出題された問題が(おそらく)全て掲載されているため、試験対策はこのテキスト一冊でバッチリです!
私の勉強法としては、①本文の通読→②過去問を解く→③分からなかった箇所を本文に戻って確認 ということを行っていました。エンタメ色の強い検定とはいえ、全く勉強せずに臨むと痛い目を見かねない難易度になっているため、お気を付けを。
試験当日
個人的に資格試験において、時間通りに会場に辿り着くことがゼロ次試験だと思っています(ハンター試験と同じですね)。
忍者検定も例にもれず、試験会場である「忍びの里・プララ」に行くまでが結構大変です。
私の場合は、東京から深夜バスで関西に行き、会場入りをしました。
京都駅から約1時間電車に揺られ、最寄り駅であるJR草津線の甲南駅に到着。そこからさらに20分程度歩き、ようやく忍びの里・プララに辿り着きました。
受付開始が9時、試験開始が10時なので、かなり早起きをする必要がありますね。会場周辺にはスーパーとマクドナルドがあるので、朝食はそこで済ませる方が多そうな気がします。
https://ja.wikipedia.org/wiki/甲南町竜法師より
▲この施設は公民館、農村環境改善センター、甲南町情報交流センターの複合施設だそうです。中には忍者にまつわる展示があり、町を挙げて忍者を推していることが伝わってきました。
受付を済ませたら忍者の装束に着替えます。衣装は持参してもレンタルしても良いのですが、生憎忍者服を持っていなかったのでレンタルしました。着方もよく分からない中、悪戦苦闘しながらそれっぽい感じに仕上げ、筆記試験会場の部屋に移動。
会場は、受検番号順に座席が用意されている、何の変哲もない大部屋でした。黒装束の忍者集団で埋め尽くされていることを除けば。
異様な雰囲気に包まれながらも、無事に筆記試験を受け終えたら、実技試験に移りました。手裏剣ブースと吹き矢ブースを回って、点数をスタンプカード的な紙に書いてもらいます。学校の健康診断みたいな感じですね。
私の成績は、中の下くらいでした。手裏剣なんて投げたことないもの…
実技試験の点数を提出したら、昼食(黒影ごはん+忍者鍋)を食べ、その後合否の発表まで自由時間になりました。歴史研究家の方の講演会に参加するなり、近所にある忍者屋敷を見学するなりして時間を潰すのが良いでしょう。
▲黒影ごはんと忍者鍋のイメージ。おかずが欲しくなった覚えがあります
私は忍者屋敷の見学に行きました。外見は普通の古民家なのですが、中には隠しはしごやどんでん返し等の忍者が身を守るための仕掛けがちりばめられており、アスレチックのような感覚で楽しめました。
順路の最後にお土産屋があり、手裏剣をはじめとする忍者グッズを購入することもできます。
https://koka-kanko.org/introduce/ninjytsuyashiki/より
そうこうしているうちに、合否発表の時間になりました。先ほど試験を受けた部屋に集められ、合格者の受検番号が発表されます。私の結果はと言うと・・・
合格!!!この記事を書いている時点で分かr
▲合格証書は巻物型になっています。うれしいね
ちなみに合格基準が60点のところ、私の得点は63点でした。実技試験でギリギリ合格点に乗った感じでしょうか。ギリギリじゃないと僕ダメなんだよ。
合否発表に加えて、最高得点獲得者や優秀なコスプレをした方が表彰されていました。噂によると、副賞として地産品なんかがもらえるそうです。私には夢のまた夢…
最後に
甲賀流忍者検定の大体の流れはこんな感じです。
私が実際に受検したのは何年か前の試験なので、現在と異なっているところがあります。例えば2022年の試験では、感染拡大防止のために、実技試験は手裏剣のみ、昼ごはんは各自持参、衣装のレンタルはなし、といった対応が取られています。
この記事を読んで、忍者検定に少しでも興味を持ってくれた方がいらっしゃると、非常に嬉しいです。
それでは。
〔担当:アルバイトW〕
【属性】大学生アルバイト
【持っている資格】日商簿記1級 忍者検定 ほか
【意気込み】読んだ方にクスリと笑っていただけるような記事を目指して頑張ります!
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学生