【就活に役立つ】資格とシュウカツと私【アルバイトW】
こんにちは!「日本の資格・検定」編集部、大学生アルバイトWです!
———このように名乗ることができるのも、あと数カ月・・・
と言いますのも、私は現在大学4年生でありまして、
来年の4月、晴れて社会人の仲間入りを果たすのです。
社会人になるための登竜門/通過儀礼である就職活動も、無事に終えることができました。
というわけで今回は、私が就職活動を進める中で、役に立った資格・検定を3つご紹介したいと思います。
こんな記事もあります
2022年版! 就職に役立つ資格・検定ランキングTOP30
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前提
アルバイトWに関して:
・都内の大学に通う23卒(2023年3月に卒業予定)の学生
・経済・商学系の学部に所属
・就職活動では主に、金融業界やメーカーを志望していた
近年の就職活動に関して:
・経団連が定めたルールでは、3年次の3月に広報活動が解禁され、4年次の6月に採用選考が開始されることになっている
・しかし、このルールはほぼ形骸化しており、23卒の6月1日時点での内定率は73.1%となっている
出典:https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu934/
・インターンシップ(就業体験)という形で、3年次の夏頃から企業と接点を持つ学生が多い
この記事の内容はアルバイトWの個人の経験に基づくものです。紹介している資格・検定の、就職活動における効果を保証するものではないことにご留意ください。
就活で役に立った資格・検定
日商簿記検定
一つ目は言わずと知れた簿記です。
簿記は、能力・人間性のアピールと会計の知識の体得という2つの点で役に立ちました。
私は以下のような話を、エントリーシート(就活の応募書類。志望動機や自己PRなどを記載)や面接でしていました:
コロナ禍で大学のキャンパスに通うことができなくなった際、私は「通学時間が浮いたぜ シメシメ」と思い、その時間を簿記の勉強に充てました。そして、コツコツ勉強を継続した結果、独学で1級試験への合格を果たすことができました。
この話を通して、「独学で簿記1級に受かる程度のオツムがあること」「試験合格に向けて長期間努力し続けられること」など、自分の長所のアピールをしていたのです。
また、試験勉強を通じて会計に対する造詣を深めることができました。
前提 で記載したように、近年就職活動の早期化が進んでおり、「説明会に出席して、履歴書を出して、面接に通れば内定!」のような単純な流れではなくなってきています。
私も例にもれず、インターンシップなどに積極的に参加し、早いうちから企業との接点を持つことで選考を有利に進めようと画策していました。
金融業界を志望していたこともあり、インターンシップの中で企業の財務諸表絡みのグループワークを行うことがままありましたが、その際、簿記で得た知識のおかげで抵抗感なくワークに取り組むことができたと思います。
なお、私の場合は1級まで取得しましたが、コスパを考えると2級まで取得すれば十分でしょう。
面接では涼しい顔で「独学で合格しました キリッ」と言っていましたが、正直もう一度受けろと言われると合格できるかどうか怪しいです。それくらい難しい部類の試験だと思います。
なので、就職活動のために取得する、ということであれば手堅く2級まで取得した後は別のことに時間を使うべきです。
(ただ、会計の面白さを知ることができるのは1級の試験範囲まで進んでからだと思うんですよね。ジレンマ…)
日商簿記検定の情報はこちら
TOEIC(R) Listening & Reading Test
二つ目はこれまた言わずと知れたTOEICです。
業界に関わらず評価される、という点では簿記以上におススメの検定かもしれません。
私の場合は、英検やTOEFLなどの別の英語資格・検定は受けていなかったのでTOEICを挙げましたが、英語力の証明にさえなれば正直どれでもいいと思います。
日本国内で少子高齢化が進んでいる、というのはよく知れた言説かと思います。それゆえ、企業はこぞって海外進出を推し進めており、英語が話せる人材の需要は高いです。
(社内の公用語を英語にしており、TOEICが◎○○点以上でないと採用しない、という企業もあるほど)
面接や提出書類においてTOEICの点数を聞かれる機会は非常に多かった印象です。TOEICを受けていない/点数が低いから即不合格、というわけではないと思いますが、高い点数を取っておくに越したことはないでしょう。
私自身は簿記のエピソードがあったので、面接でTOEICに関する話をしたことはありませんが、TOEICでも「目標に向かってコツコツ努力する力」や「高いスコアを取るだけの語学力」をアピールすることができると思います。
コロナ禍で受験者数を制限するために抽選制を採用していましたが、2022年8月の試験から申し込めば必ず受験できる制度に戻るようです。就活が本格化する前に受験しておいてはいかがでしょうか。
出典:https://www.iibc-global.org/iibc/press/2022/p193.html
TOEIC(R) Listening & Reading Test の情報はこちら
甲賀流忍者検定
三つめも言わずと知れた?忍者検定ですね。
ふざけているわけではないんです。本当にこの検定は役に立ちました。
もちろん、前述した2つとは違う方向性での活躍です。自分の人間性のアピールと面接官への印象付け、という2つの点で役に立ちました。
正直なところ「資格をたくさん取得している学生」というのは企業からの受けがあまりよくないです。というのも、人によっては「確固たる目的もなく手当たり次第に資格を取得しているのでは」と捉えられてしまったり、「変に知識だけ持っている扱いづらい人材」とみなされてしまったりするからです。
そういった先入観を良い意味で裏切るために、忍者検定は非常に有効だったと思います。
私は面接の最初の自己紹介において、様々な資格を取得していることを話し、その例として簿記やTOEICなどの実用的な資格と、忍者検定などのユニークな資格を挙げていました。この2つの資格群を意識的に区別することで、目的意識を持って資格を取得していることを示しています。加えて、言ってしまえば「変な資格」を持っていると話すことで、頭でっかちの資格マニアではないんだぞ、と印象付ける狙いがあります。
まあ、このような意図がうまくハマったからなのかは定かでないですが、私が危惧していたような評価をつけられてしまうことは回避できました。
そして、もう一つの効果として、面接の最初から忍者の話をぶちかますことで面接官に興味を持ってもらうことができました。
仕事とはいえ面接官も人間ですから、同じような話を何度も聞かされるとうんざりしてしまうと思います。
(就活において、テニスサークルの副幹事長が大量発生する、という話を聞いたことがあります)
テニスサークルの中にきらりと輝く忍者がいれば、面接官の印象に残ること間違いなしです。
(忍者としては目立たない方が望ましい?)
企業に対して自分の知識や能力をアピールすることができる資格も大切ですが、何かひとつでもユニークな資格を履歴書の資格欄に忍ばせておくと、意外と役に立つと思います。
甲賀流忍者検定の情報はこちら
就活における資格・検定
ここまで私の経験をもとに、就活で役に立った資格・検定を紹介してきましたが、最後に一つ強調しておきたいのが、「大多数の就活生にとって、資格はあくまで一つの武器である」ということです。医師免許や公認会計士、司法試験などの専門的な資格を持っているならともかく、通常資格だけで採用が決まることはほぼないでしょう。
資格の勉強をしつつも他の活動、例えばアルバイトやサークル活動、部活動に学業などにもしっかりと力を入れて取り組むことが重要だと、私は思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
〔担当:アルバイトW〕
【属性】大学生アルバイト
【持っている資格】日商簿記1級 ほか
【意気込み】読んだ方にクスリと笑っていただけるような記事を目指して頑張ります!
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楽しい記事を載せていけたらと思います!
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