タイムパフォーマンスの良い国家・公的資格2選
第3級陸上特殊無線技士 & 倉庫管理主任者
過去に私は、比較的簡単に取れ、持っていないよりは持っていた方が良い資格として、食品衛生責任者及び防火管理者(甲種)並びに有機溶剤作業主任者の3つを挙げさせていただきました。
今回もまた、タイムパフォーマンスの良い資格を2つだけ、ご紹介します。
いわゆる比較的簡単に取れてしまう資格であるがゆえに、これら資格を持っていても、決定的に就労が有利になる等のメリットはないかも知れませんが、ないよりはあった方がいいと思うので、もしご興味・ご関心がおありの方は、ぜひご一読ください。
第3級陸上特殊無線技士
最初は上記の資格になります。「国家資格」となります。
この資格を取るには、「国家試験」を受ける方法と、「養成講習」を受ける方法の、2つがあります。
まず単刀直入にいって、養成講習に頼ってこの資格を取ってしまった方がいいでしょう。
国家試験は年に数回しか実施されておらず、機会が比較的限られます。
養成講習は、基本いつでも、みたいな感じなので、こちらでさっさと取ってしまった方がいいかも知れませんね。
国家試験を受けることの方にあるメリットは、お金がそれほどかからないこと。受験料は、私が調べた限り、5600円。一方、養成講習だと20200円(免許申請手数料込)。
養成講習の方が、ある程度割高になります。ですが、その養成講習の受講料も、極端に高くない(数万単位後半、数十万単位ではない)ので、ちょっとお金を出してでも、手っ取り早く養成講習によって、この第3級陸上特殊無線技士の資格を取った方が良いのではないでしょうか?
なお、この養成講習には、受講スタイルが2つあり、講習会(実地)と、あとはe-ラーニングです。後者は自宅でパソコンなどを使って講習を受けた後、後日、CBT試験会場に行って、修了試験を受けることとなります。日数的には、最低でも2日を要するとは思います。
もし日程が合えば、実地の講習会に出た方が、返って近道かも?とは思います。基本、支障となる事項がなければ、1日で片付きます。
さて、肝心の、この資格の使い道ですが、例えば商用ドローンやタクシー無線などに必要とされます。
後者について、タクシードライバーが、一人一人この資格を持つ必要はありません。基地局に、監督者として、この資格を持つ人員がいればいいのです。ただし、個人タクシーの場合は必要。
商用ドローンは、仕事で使われるドローンという事になりますね。ちなみに、個人用ドローンを飛ばすには、アマチュア無線技士の資格が要求されるとのことです。
ちなみに、20歳未満の人に対して、多分おそらく養成課程の方だと思いますが、受講料の割引制度が用意されているようです。
ドローンは最近注目されているものですし、また、タクシーの方も、2種免許が、昨年(2022年)の5月から、一定の講習を受けることで、1種免許取得後、1年か、あるいは2年とかで、取れるようになったので、今後ある程度需要は見込めそうです(しかし同時に過度な期待は禁物)。
ちなみに、養成講習の方であっても、修了試験の難易度等は、少し高めで、油断していると痛い目に遭いそうです。しっかりと勉強した方が賢明かも知れません。
この、陸上特殊無線技士の資格等は、基本、1級から3級までと、あとは少し種類の違うものもあるみたいですが、普通にドローンやタクシーで使うのなら、3級で十分とのこと。
また、計算問題は2級以上で出されるため、3級なら文系の人でも大丈夫そうです。
最後に、この無線資格の養成講習は、いくつかの団体が、行っていて、一か所ではなさそうです。
倉庫管理主任者
この資格は、「公的資格」となります。1日で片付く倉庫管理主任者講習会の受講で取れる模様です。
受講料は、地域により異なりますが、一般で概ね12000円、会員で6000円とのこと。
ちなみにこちらの資格は、主に、倉庫業務について、初心者である方が取るためのものの模様。一定の倉庫管理業務経験等があれば、この資格がなくても、その筋の仕事に就けるからです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、就労の決め手にはならないものの、持っていないよりは持っていた方が良い、的な資格を、2つご紹介いたしました。
両資格とも、受講料が比較的高めであるため、できれば会社さんのお金で取りたいよね?、と、お思いの方も多くいらっしゃるかと思います。
まあそこは各自にお任せいたします。
それでは。