学習のIT化は進んだ?どれくらい勉強してる?1300人へのアンケートで見えた資格勉強法
学習ノウハウ #資格・検定に関するアンケート2021 この記事をあとで読む
勉強ツールはまだまだテキスト&問題集が主流!
デジタルネイティブといわれる20代以下の中であっても、学習にテキストや問題集を使用すると答えた回答者はそれぞれ82.8%、80.3%で全体の使用率と大きく変わらず、テキスト・問題集の根強い人気がうかがえます。
一方、全世代と20代以下の若年層で使用率の差が最も大きかったのはスマホアプリでした。
若年層向けリサーチサービスを運営するTesTee Labでは、勉強方法に関する調査レポート※を公開。勉強にスマホを活用している10代~20代が約半数に上るという調査結果のほか、勉強にスマホアプリを使用したことがあると答えた10~20代が最も使用していたアプリは「スタディサプリ」、次いで「スタディサプリEnglish」であるとされています。
※勉強方法に関する調査レポート/TesTee Lab
これらのアプリはスキマ時間などでの効率的な勉強に活用されているほか、コロナ禍により学習のオンライン化が進んだことで、今後も世代を問わず使用率の増加が予想されます。
約半数が週に1~5時間勉強。夜勉強派が大多数
「1週間の学習時間は大体どれくらいですか」という質問に対しては、約半数の44.5%が「1時間~5時間」と回答しており、中には週に20時間以上勉強するという回答者も3.1%いました。
また、平日・休日共に勉強時間帯として最も多く挙げられたのが20時~24時で、会社や学校から帰宅して、夕食や入浴を済ませた就寝前や、家族が寝てからゆっくり勉強するという方が多いようです。
コロナ禍で限られる勉強場所。集中できる環境づくりは?
「主な学習場所はどこですか」という質問には、自宅で勉強すると答えた回答者が93.3%と圧倒的だったものの、「コロナ禍の前までは喫茶店や図書館を利用していたが、感染対策のために自宅での勉強に切り替えた」というコメントも多く寄せられました。
コロナ禍の学習について、「自宅だと家族が気になってしまう」「自宅にいると家事や子どもの世話をする必要があり、勉強する時間がない」などのコメントが目立ち、住環境や生活スタイルによって集中できる環境作りに頭を悩ませる方が増えているようです。
その一方、「勉強は通勤時間に全て済ませる」「トイレや職場のロッカーにメモを貼って勉強している」など時間と場所をうまく使っているというコメントも見られました。
COLUMN: 朝勉強派は年収が高い!?
平日の勉強時間を年収別で比較してみると、年収1,000万円以上の回答者※は朝に勉強している割合が高いことが分かりました。
※年収は任意回答
また、勉強時間の面でも年収1,000万円以上の回答者では週に「20時間以上」もしくは「10時間~20時間」勉強したという回答が断トツで多くなっています。
それと同時に、「1週間の勉強時間が1時間未満」と答えた回答者が少ない点も年収1,000万円以上の回答者の大きな特徴です。年収UPのカギは勉強のタイミングと勉強時間にあるのかもしれません。
第3回では、アンケートから見えた資格取得の「お金事情」を解説します。ぜひお楽しみに!
アンケート回答者の基本データ
募集方法:インターネット
募集期間:2021年7月7日~8月16日
回答総数:1308件