IBTが進化!試験官が遠隔でリアルタイム監視する新しいオンライン試験のかたち
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■ リモート監視付きIBTを受験する際に注意すべきことは?
リモート監視付きIBTを受験するときに必ず注意したいことが3つあります。受験を控えている方はぜひ参考にしてください。
その① 【試験前】受験で使うパソコンの動作確認を行うこと
受験で使用するパソコンやインターネット回線は受験者自身で用意する必要があるので、試験申込ページなどに推奨環境の記載や動作確認ページが用意されています。
「試験中にパソコンがフリーズした!」「パソコンのカメラが認識されない!」なんていうトラブルを未然に防ぐためにも、事前に動作確認を行って正常に受験できる環境かを必ずチェックしましょう。
そして、当日は「動作確認をしたパソコン」で受験するようにしてください。
その② 【試験前】受験で使う部屋を片づけること
リモート監視付きIBTでは、試験前に部屋の周囲をカメラで映すように求められます。参考書などが散乱していると試験官に見られて恥ずかしい思いをするだけでなく、不正行為を疑われる可能性もあるので、部屋の片づけをしておきましょう。
「どれくらい綺麗なら大丈夫」という基準は試験によって異なりますが、
・手元に筆記用具など不要な物を置いている
・受験するパソコンに複数台のモニターが繋がっている
・開きっぱなしのテキストやノートがある
などは試験官に注意されることが多いようです。
その③ 【試験前/試験中】人が入ってきたり話し声が聞こえない部屋で受験すること
試験中に受験者以外の人が画面に映ったり、話し声が聞こえたりすると不正行為になってし
まいます。家族と同居している自宅で受験する場合は、誰もいない時間帯に受験するか、試験時間を事前に伝えて静かな環境で受験できるように協力してもらいましょう。
なお、ペットの鳴き声や町内放送など、外部からの不可抗力的な音は問題ないことがほとんどです。
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上記のほかに、試験によって多少規定は異なりますが
・試験中に飲食をする
・試験中にトイレで離席する
・試験中の過度な独り言
などもNGとされています。
受験前に注意事項をよく読み、「試験官に監視されている」という程よい緊張感をもって受験するようにしましょう。
■ カンニングはできる?リモート監視付きIBTの不正行為対策
リモート監視付きIBTでは、どのようにしてカンニングなどの不正行為を防いでいるのでしょうか。
「Online Test Center(オンラインテストセンター)」というリモート監視付きIBTサービスを提供している株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズでは、下記のような対策をしてカンニングなどの不正行為を防いでいます。
試験前
・本人確認書類で本人確認を行い、替え玉受験を防止
・周囲に他の人物や不正につながる物がないかを事前に確認 など
試験中
・受験者の試験画面を共有し、受験者の操作を監視
・パソコンのマイクを通じて、試験中の音声を監視
・パソコンのカメラを通じて、試験中の動作を監視
・一定の基準を満たした認定試験官を起用 など
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会場で試験官が直接監視をする筆記試験やCBTに比べると、リモート監視付きIBTでは監視が行き届かない部分がどうしても出てしまいます。
しかし、カメラに映らないところにカンペを置いて見ようとしても、他の受験者と違う挙動や目線の動きをしていると案外目立つものです。人の目で監視することで、カンニングを抑制できる環境だといえるでしょう。
いかがでしたか?
リモート監視付きIBTは「不正行為を防げない」というデメリットをできる限り解消し、厳格性と「インターネット環境があればどこでも受験できる」というIBTのメリットを併せ持った新しい試験のかたちと言えます。
アフターコロナでも試験方式の選択肢の一つとして定着していくかもしれませんね。
監修:株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ
CBT試験の配信を中心に、一貫した試験委託サービスを提供。全国にCBT試験の提携会場を持ち、日商簿記検定や漢検をはじめとするさまざまな資格・検定の運営を行う。「日本の資格・検定」の運営元。
◆CBTソリューションズのリモート監視付きIBT「Online Test Center(オンラインテストセンター)」のサービス詳細はこちら!
https://cbt-s.com/service/onlinetestcenter.html
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