チャンスに満ちた成長産業「通販業界」でキャリアを築こう!(2)〜幅広いスキルが獲得できる通販
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皆さんこんにちは。通販エキスパート協会事務局です。
今回は前回投稿記事「チャンスに満ちた成長産業「通販業界」でキャリアを築こう!(1)」の続編です。
◯通販業界で働くことによって得られるスキル
前回、20年以上成長を続けている通販業界の大きな可能性や、D to C、大手企業など「通販と名乗っていない会社が通販の手法を用いたビジネスを展開している」ことをご紹介しました。
今回は、この通販業界を「働く側の視点」で見てみたいと思います。昨今、入社した会社に自分の職業人生の全てをゆだねるのではなく、自律的なキャリア形成を意識する重要性が叫ばれています。それは、現在いる会社でキャリアアップを目指す場合も、いずれ転職することを視野に働く場合も同じです。通販業界で言えば、「自分はどのような通販エキスパートになりたいのか」を常に自分自身に問いかける必要が有ります。
それでは、そもそも通販業界で働くことで得られるスキル=キャリア形成の武器、にはどのようなものがあるでしょうか。以下、3つの視点で整理したいと思います。
1) 伝統的通販スキル
カタログやDMが自宅に届き、買いたいと思った商品をコールセンターに電話して注文すると、商品が届くという、伝統的な通販モデルが培ってきたノウハウに触れることによって得られるスキルには次のようなものが有ります。
・ 顧客の購買行動分析スキル
・ カタログ、DM、HP等の媒体制作スキル
・ 顧客対応スキル(コールセンター、メール、HP問い合わせ対応など)
・ フルフィルメント管理スキル(受発注、物流、在庫管理)
・ 法務スキル(薬事、景表法など)
2) デジタルマーケティング時代の通販スキル
1990年代にインターネット、更に2000年代以降にスマホがそれぞれ登場すると、通販はカタログやDMの「紙のマーケティング」から、オンラインストアや自社アプリといった「デジタルのマーケティング」に進化しました。同時に、メーカーなど従来は問屋や販売代理店を介して商品を流通させてきた企業が直販サイトを開設したり、小売店がオンラインストアも開設し、いわゆるマルチチャネル、オムニチャネルなどといった複数チャネル化も進みました。そこで得られるスキルは、
・ SNS、SEO、CGM、コンテンツマーケティング、マーケティングオートメーションなど、デジタルマーケティング技術に関するスキル
・ 従来の販売チャネルとオンラインの販売チャネルの双方を統合するデータベース管理スキル(顧客マスター、商品マスター、キャンペーンマスター、チャネルマスターなど)
・ KPI(重要業績評価指標)管理スキル
・ 財務分析スキル(マーケティング施策のROI評価)
・ データによる仮説検証スキル(高速なPDCAサイクルの構築)
などです。
3) 汎用的なマーケティングスキル
通販は顧客の購買データや問い合わせなどのコンタクトデータが全てデータベースに蓄積されて行きます。そのデータ量は膨大ですが、そこから多くのマーケティング上の知見=気づきを得て、商品・サービス品質向上やマーケティングの効率向上に繋げています。その過程で得られるスキルは、
・ 顧客戦略立案スキル(顧客セグメンテーション、各セグメントへのアプローチなど)
・ マーケティング戦略立案スキル(市場調査、STP、4Pなど)
・ 顧客接点管理スキル(カスタマー・ジャーニー、カスタマー・エクスペリエンスなど)
・ 商品/サービス企画スキル
・ キャンペーン、プロモーション企画スキル
などです。
いかがでしょうか。
これだけのスキルが通販業界で働くことによって得られるチャンスがあるのです。
もちろん、漫然とただ日々の仕事をこなしている人と、自分は経験から何を身につけたいのか、新しく何を学びたいのかを考えながら仕事と向き合っている人とでは、そのスキル習得レベルに大きな違いが出ることは間違い有りません。
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