小学校の先生が資格取得を目指す2つの意義とは?
いよいよ、子どもたちにとっては待ちに待った夏休みが始まりました。
新学期が始まった4月当初は、
「子どもたちひとり一人と向き合って、
それぞれの個性を活かしながら団結力もある、
そんな良い学級を作るぞ!」
と心に決めていたのに、いざスタートすると、それはそれは忙しい毎日。
やっとの思いで、なんとか夏休みまで辿り着いた……。
そんな先生もいらっしゃるかもしれませんね。
ただでさえやることの多い中で、クラスの課題も色々と見つかったことかと思います。
・友達にすぐ手を出す子がいる
・指示どおりに動けない子がいる
・授業についてこられていない子がいる
このような子どもへの指導・支援の仕方に悩まれている先生もいることでしょう。
実際、発達障害、あるいはグレーゾーンの子どもが広く認知されるようになった今、どうクラス運営をしたらいいか分からない、という先生からのお悩みをいただくケースが増えています。
発達障害についての十分な知識がないと、自身の指導に不安を感じられることもあるかもしれません。
そんな先生方にとって、夏休みは発達支援や発達障害について学ぶよいタイミングと言えるでしょう。
指導力を向上するには様々な方法がありますが、その第一歩として、「専門講座の受講」が挙げられることをご存知ですか?
発達障害や発達支援について学べる研修は、意外にも多くはありません。もちろん、ネットの情報や書籍などはたくさんありますが、やはり、独学で学ぶのは難しい。続けられるかも不安。
そこでお勧めするのは、発達支援を学ぶことができる通信講座です。自宅で学べるので、忙しい方も自分のペースで進めることができます。しかも、カリキュラムを修了すれば、資格も取得することができるんです!
今回は、小学校の先生が発達支援講座で学ぶ「2つの意義」についてご紹介します。
その1:子どもの見え方が変わる
発達支援を学ぶ意義の1つ目は、子どもの見え方が変わることです。
「どうして授業で言うことを聞いてくれないんだろう」
「なぜ先生やお友達を困らせることばかりするの?」
子どもの行動や自分の指導に対して、もどかしい思いをされたことはありませんか?
その理由は、もしかしたら「目の前の子どもを変える」ことばかりにとらわれているからかもしれません。
「こうなってほしい」という指導者としての期待値や理想が高すぎると、子どものレベルに合った指導ができず、かえって事態が悪化することがあります。
そうすると、「このままじゃまずい」という焦りや不安はますます大きくなりますよね。
こうした時に、発達支援について一通り勉強していると、子どもの見え方が変わってきます。
なぜなら、既に同じような困った行動の事例はたくさん報告されていて、それに対する具体的な支援方法もあることが分かるようになるからです。
正しい知識や適切な指導・支援の仕方が身についていると、子どもの困った行動に直面した時も、一歩引いて、客観的な視点から子どもの全体像を把握できるようになるでしょう。
無意識に指導者としての期待を押しつける、といった事態も避けやすくなります。
一方で、
「発達支援の方法について勉強するだけなら独学でもいいのでは?」
と思われる方もいるかもしれませんね。
しかし、ハウツーだけ身につけても実際の現場でうまく使えない、というお話もよく聞くところです。何よりも、自分が客観的な視点をもてているかどうかという判断を、自分で下すことは、思うよりずっと難しいのです。
では、どうしたらいいのか。
<体系的に学ぶことのできる専門的な講座で学ぶこと>が大きなメリットになります。
世の中には様々な講座や研修がありますが、中でも「資格認定」の講座は、カリキュラムに沿って学べるほか、その内容が正しく身についているかどうかを認定試験によって確かめることができます。十分に理解ができていなければ、資格を取得できないわけです。
これは言い換えると、自己流のノウハウだけ、あるいはハウツーをたくさん知っているというだけでは資格取得は認められない、ということでもあります。資格取得には、自身の指導の客観性を担保する役割もあると言えるでしょう。
ただし。
発達支援に関する講座の場合、「支援の考え方や具体的な対応法を言葉にできること」が重要であるため、試験問題が「選択式のマーク問題」だと、実際の理解度を推し量ることが難しくなります。そのため、記述式の資格認定試験の場合にのみ当てはまるお話と言えるでしょう。
その2:経験がなくても自信を身につけられる
ある程度の経験があると、「今回はこういう感じだね」「これはアレと同じだな」など、自分の中のたくさんの引き出しの中から、子どもや保護者への支援法を選んでいくことができます。以前にも同じような経験をしたことがあれば、自信をもって指導にあたれる場面も増えることでしょう。
しかし、経験は「今すぐ」に積めるものではありません。
年単位あるいは数十年かけて、経験を積み上げていくことが一般的です。当然ながら、その間にも子どもへの指導・支援は続きます。
「あの先生の言うことは聞くのに、私の言うことは聞かない……」と、がっくり肩を落とした経験はありませんか?あるいは、保護者からの質問・相談にうまく答えられずに、気まずい雰囲気になってしまった……ということはないでしょうか?
経験が浅いと説得力をもって話せない、と悩んでいる先生もいることでしょう。生徒対応もさることながら、保護者対応も大変ですよね。
経験がないために自信をもって指導できないのであれば、それは問題です。
なぜなら、先生の自信のなさは、子どもや保護者にも伝わってしまうものだからです。
そんな先生方にとっても、体系的に発達支援を学ぶことには大きな意義があります。
先ほど、子どもの困った行動やそれに対する支援法は、既に数多く報告されていると述べました。
では、もしもあなたが「困った行動」の事例を網羅できていて、状況ごとの「適切な支援法」をぱっと頭に浮かべられたとしたら、どうでしょうか。
多少のことでは、子どもたちの言動に動じなくなると思いませんか?
「なぜこの子は、かんしゃくやパニックを起こしてしまうのか?」
「どうしたら望ましい行動を増やすことができるのか?」
支援の引き出しを数多くもっていることが、そのまま指導の自信へとつながります。体系的に発達支援を学ぶことによって正しい知識を得るだけでなく、支援の土台を獲得することができるからです。
この「支援の土台」があれば、様々な状況でも対応できる力が自ずと身についてくることが期待されます。
何もないところの1つの経験は、1つの経験のままです。しかし、支援の土台があり、そこに結び付けることができるならば、1つの経験は2倍にも3倍にもなってあなたの身につき、さらに深い理解へと誘うことでしょう。
発達障害児支援士資格認定講座をおすすめします
ここまでは、発達障害や発達支援について体系的に学ぶことの重要性を見てきました。あなた自身が学びを深めようとする姿勢はとても大切です。
同時に、資格を取得することは、「発達支援について学んだ」という客観的な証を得るということですから、自信をもって指導・支援に取り組めるようになることが期待されます。
四谷学院では、発達障害のある子どもへの支援について学べる講座として、発達障害児支援士資格認定講座を開講しています。
この講座には、ほかの発達障害の講座や書籍と大きく異なるところがあります。
それは、実際の指導の現場=集団の中で必要とされる専門的な知識を網羅している、というところ。
支援のポイントや目的を踏まえながら対応例を学べるカリキュラムになっているので、場当たり的な指導ではなく、明確な根拠をもって指導にあたれるようになります。
・自信をもって生徒や保護者対応ができるようになりたい
・発達がゆっくりな子どもと保護者へのサポートがしたい
・子どもの困った行動に慌てたり、イライラしたりせず、落ち着いて対応できるようになりたい
そんな想いをもたれている方は、ぜひ、発達障害児支援士資格認定講座を受講されませんか?
認定試験は自宅で取り組めるWEB受験です。試験問題は記述式。あなたの理解をあなたの言葉で示しましょう。
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