当日は座布団を忘れない!?試験当日の過ごし方のコツ【連載はやしかく】
試験当日、皆さんはどのように過ごしていますでしょうか?
試験時間に間に合うように会場へ行けば良いのですが、よりよい結果を出すために工夫できる部分も少なくありません。
今回は、試験当日に私が気をつけている事、試験当日の過ごし方のコツをお話したいと思います。
※CBT形式の試験の場合は、自分の好きなタイミングに予約出来るという点で紙の試験と異なる部分があります。参考になる部分はあると思いますので、最後までご覧いただければ幸いです。
持ち物の確認は試験前日までに済ませる
まずは持ち物。
当日と言っておきながら早速違う話になってしまいますが、持ち物は前日までにしっかり準備しておきましょう。私の場合、前日夜には翌日の持ち物をバッグに入れて準備を整えておきます。
ということは、持ち物を揃えるのはさらにその前。前日の早めのタイミング、または2日以上前から準備することも。買い物などで調達しなければいけない物があると、前日でも時間的に大変なことがあります。準備は早めから始めるに越したことはありません。
持ち物で最も重要なのは、言うまでもなく『受験票』ですね。忘れても受験できるケースはあると思いますが、試験当日のトラブルの中では相当大きな事になってしまいます。何度もしっかり確認して、絶対に忘れないようにしましょう。
なお、当日行く途中に紛失する、手に持っていたら風で飛ばされるといった万一の場合に備えて、スマホで写真を取っておくと一層安心です。
他の持ち物はコンビニなどでも調達できることが多いですが、受験票に記載されているものは漏れなく持っていくようにしましょう。筆記用具などは、ちゃんと使えるかといった動作を確認しておくことをオススメします。
受験票で記載される持ち物は、最低限『持っていかなければならない物』なので、実際はそれ以外に『持っていくと快適に過ごせる物』があります。例えばシートクッション(座布団)です。
長時間の試験や、会場が大学などの場合には長時間座るのが辛いこともありますので、私は折り畳めるシートクッションを愛用しています。
目薬やミントタブレットなど、気分転換に役立つアイテムもオススメです。
試験会場に到着するのは何分前がベスト?
ようやく当日の話に戻りますが、まず重要なのは起床時間。
試験時間に間に合うように起きるのは言うまでもありませんが、十分な余裕を持って早めに起きましょう。試験には多くの場合で公共交通機関を使うことになりますが、遅延等のトラブルはつきものです。
早めに到着すれば試験開始までに最後の確認もできますし、落ち着いて受験できます。試験会場には少なくとも30分以上、できれば1時間程度は早めに到着できるような時間設定で起きましょう。
(なお、事前に代替ルートを調べておくと、万一のときにも慌てずに済みます。)
朝食・昼食はしっかり食べて試験を乗り切る
時間通りに起きたら、頭が回るようにしっかり朝食をとってから出発します。
また、昼をまたぐような試験なら、昼食は自宅近くのコンビニなどで買っておくと良いでしょう。
多くの試験は週末に開催されますが、大学等の会場付近のコンビニは大変混雑します。さらに本来は売上が少ない週末なので、在庫自体が少なく売り切れるリスクも。好みの物が確実に入手できる、自宅近くのコンビニで早めに買っておくと気分的にもラクですよ。
会場に着いたら確認することとは?
会場に着いたら試験室に向かいます。受験番号をしっかり確認して、間違えないようにしましょう。
また、試験室に向かうまでの間に、トイレの場所を確認しておくのもオススメ。最寄りのトイレが混み合うこともありますので、代わりの場所を確保しておきましょう。
なお、会場前で予備校などが試験直前のチェックポイントなどを記載した試験対策講座の資料を配布している場合もありますが、私は受け取らないようにしています。知らなかった点などに気づいても焦るだけですし、自分が勉強してきたことに集中するためです。ただ、これはお好みで選んでいただければ良いでしょう。
試験室では、自席をちゃんと確認してから座ります。試験直前に間違いに気づいて慌てることのないよう、大丈夫だと思っても複数回確認して座りましょう。
席に着いたら、必要なものを準備して、シートクッションその他オプションで持ってきた物も用意します。
※試験によっては、試験中にこれらのものが使えない場合もありますので、事前に受験票で確認しておくか、試験機関に問い合わせておくと安心です。
試験直前は要点を最終チェック!
試験が始まるまでの間は、テキストなどをパラパラとめくりながら全体をざっと見て、どういうポイントがあったか最終確認します。
この時に、大量の教材を会場に持ち込んでいる方を見かけることがありますが、私は1冊程度しか持っていきません。最終の振り返りのために、自分が間違いやすい論点などをまとめた『ファイナルペーパー』を作っておくのもオススメです。
さらに、試験が始まる前に、電波時計以外の場合には時計の時間をしっかり合わせておきましょう。
試験後は早めの休息を
試験中は、実力を出し切ることに専念します。最後まで答える前に終了時間になることだけは避ける必要がありますので、時間配分を時々確認しながら、解答を進めます。
試験が終わったら、私はいち早く会場を後にします。帰り道の混雑が激しくなる前に、とにかくココはスピード勝負。でも走ったり無理はしないようにしつつ、早く帰ります。
なお、試験後は注意が散漫になったり、自分が思う以上に疲れているもの。体調を崩しやすくもなっていますので、早く休むのが得策です。
試験当日の過ごし方、参考になる部分はありましたでしょうか?
ただ受験するだけではなく、いい結果に繋がる可能性を高めたり、快適に過ごしたりするためには、工夫が大事になってきます。色々と試してみながら、自分なりの過ごし方を探してみて下さい。
執筆者:はやし先生(林 雄次さん)
大手企業にてITエンジニア職を経験後、IT活用&DX推進に注力する新世代の社労士・行政書士として独立。企業の働き方改革や業務改善、IT導入などを支援する「デジタル士業」として活躍。
また、その他の士業を含む250以上の資格を持ち、「資格ソムリエ」としてさまざまなメディアに出演中。
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