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99%が何かしらの資格を所持!資格デビューは若年化傾向も【まなびデータvol.1】

まなびデータ

99%が何かしらの資格を所持!資格デビューは若年化傾向も【まなびデータvol.1】
【まなびデータ】
「日本の資格・検定」読者やメルマガ会員へのまなびにまつわるアンケート調査の結果を発表。世の中の“まなび事情”を探っていきます。


vol.1では、資格・検定への意識調査と題して2023年4月に行ったアンケートの結果をご紹介。

その結果、ビジネスパーソンにおいては、従事する業界により、資格・検定への意識が違うことが判明しました。また、資格・検定デビューの若年化についてもデータを解説しています。

世の中の「資格・検定観」がまる分かり! ぜひ最後までご覧ください。


最新アンケートへの回答はこちらから!


約85%の人にとって資格・検定は身近。業界ごとの違いも明らかに

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「資格・検定はあなたにとって身近なものですか?」という問いには、85.1%が「身近」もしくは「非常に身近」と回答

幅広いスケジュールから試験日が選べるCBTやIBT受験が浸透しつつあることも、資格・検定を身近に感じる要因の1つになっているのかもしれません。

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従事している業界別で見ると、「(資格・検定が)非常に身近」と回答したのは、コンサルティング業界で63.6%、金融・保険業界に従事する人では61.4%と最も多い結果になりました。

一方で流通・小売・フードの関連業界やメーカーに従事する人の中で「(資格・検定が)非常に身近」と回答したのは約20%台に留まり、業界ごとの資格取得への意識のばらつきが伺えます。

約99%が何かしらの資格・検定を所持。4人に1人は10個以上保有!

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「資格大国」ともいわれる日本。アンケートでもそれを表すように、回答者の99.1%が何らかの資格・検定を持っているという結果になりました。

また、注目すべきは資格・検定の取得数を「10個以上」と回答した人の割合。674人中、25.8%と、実に170人以上の人が10個以上の資格検定を持っているという集計に

資格・検定デビューは若年化! 19歳以下では半数が小学生以前から資格・検定を受験 

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「初めて資格・検定を受けたのはいつ?」という質問で最も多かった回答は「中高生・10代後半」で約半数の47.0%に上りました。一方、資格・検定デビューは若年化の一途をたどっているようで、若い世代になればなるほどグラフのボリュームゾーンは低年齢側に寄っています

特に19歳以下では約50.0%が小学生以前から資格・検定の受験をしていると回答。小学校での英語教育必修化や中学受験の対策として英検を活用しているという例も多いようです。

約半数が資格取得に積極的。リスキリングの広まりで資格人口の増加も?

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「(資格・検定を)積極的に取得したい」と回答したのは52.1%。「機会があれば取得したい」の回答を含めると、96.0%の人が資格を取得したいと回答していました。

2022年10月には、政府が「リスキリング」に対して5年で1兆円の支援を表明したこともあり、今後はより資格取得を目指す方が増えると予想されています。

●調査概要
調査期間:2023年4月3日~4月30日
回答数:674


文=「日本の資格・検定」編集部