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「業界愛」レベルが高いのはIT業界!20代の転職は給与より働きやすさ重視?【まなびデータvol.3】

まなびデータ

「業界愛」レベルが高いのはIT業界!20代の転職は給与より働きやすさ重視?【まなびデータvol.3】
【まなびデータ】
「日本の資格・検定」読者やメルマガ会員へのまなびにまつわるアンケート調査の結果を発表。世の中の“まなび事情”を探っていきます。


vol.3では、姉妹サイト「資格de就職」とコラボした転職にまつわるアンケートの結果をご紹介。

各業界の「業界愛レベル」や、職場で抱きやすい不満についてまとめました。また「転職先に求めるもの」を年代別に見てみるととある傾向が……。

最新アンケートへの回答はこちらから!


転職先も今と同じ業界を志望!「業界愛」レベルが高いのは?


まず、転職先として人気だった業界はダントツ人気の「IT・通信・インターネット」業界(15.3%)。次いで、9.3%の「公的機関・その他」、7.7%の「不動産・建築・設備」業界となりました。


「IT・通信・インターネット」業界では、転職先にも今と同じ業界を志望する「業界ラブ度」も最も高い結果に。

現在「IT・通信・インターネット」業界に従事する回答者の実に54.8%が転職先としても「IT・通信・インターネット」の業界を志望すると回答しています。

大企業人気は過去のハナシ? 今転職したいのは中小企業やベンチャー。


転職先にしたい企業の規模については「働くなら大企業!」と考える方が多いかと思いきや、回答は意外な結果に。

回答者全体の71.0%が企業規模に対して「特に希望はない」と答えた他、54.8%が「ベンチャー」、45.2%が「中小企業」と答え、「大企業」の35.5%を上回っています。

これまで高給や福利厚生、安定した経営状況といった条件は大手企業の特権とされていましたが、近年はベンチャー・中小企業の中でもこういった条件を満たす企業が増加。

さらに、「ベンチャーや中小企業の方が自分の裁量を持って仕事できる」などのメリットもあり、転職先として人気が高まっているようです。

不満のカギを握るのは職場の人間関係。転職回数と不満度の関係も。


「今の職場での不満はなんですか?(複数回答)」という質問では、「職場の人間関係」という回答が圧倒的多数

回答者の約半数が、職場の人間関係にモヤモヤを抱えながら働いていることが浮き彫りになりました。



また、興味深いデータとなったのが、転職回数と職場への満足度・不満度の移り変わりについて。

転職回数を重ねた回答者の方が、企業への満足度は低く、不満度は高い結果になりました。特に5回以上の転職になると、今の職場に「やや満足」「満足」と回答した割合は半数以下まで減少。

こういった場合、さまざまな職場の内情を見ることで、不満に敏感になってしまっているのかもしれません。

転職先への希望に世代間ギャップあり。福利厚生の若手と高給の40代。


「転職先に求めるものは何ですか?(複数回答)」という質問は、年代によって回答傾向が大きく異なる結果に。

20代以下が最も転職先に求めるものは「福利厚生が充実(14.0%)」。次いで「自分に合った社風(11.8%)」「希望する業務内容(11.8%)」と、職場での過ごしやすさや、仕事を含めたQOLの向上に関連する内容が中心で「ゆとり世代」らしい結果となっています。

一方の40代では、求めるものがガラッと変わり、最も多かった回答は「給料が高い(51.4%)」と断トツに。就職氷河期世代や「ゆとり一歩手前」世代のアグレッシブさが顕著となりました。


今勤務している企業への不満や転職先への希望は誰にでもあるもの。

とはいえ、「本当に転職するべきか分からない」「自分のキャリアや今の状況が人と比べて良いのか悪いのか分からない」などの不安もありますよね。

そこでおススメなのが「日本の資格・検定」の姉妹サイト「資格de就職」の無料キャリア相談

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●調査概要
調査期間:2023年6月5日~7月31日
回答数:246


文=日本の資格・検定編集部