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【ビジネス数学検定 受験レポ】大人が受けたい数学の資格とは?

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【ビジネス数学検定 受験レポ】大人が受けたい数学の資格とは?

みなさん、「数学」は好きですか?学生時代に「数学なんて社会に出てからは使わない」と考えていた方も中にはいるのではないでしょうか。しかし、むしろ社会に出てからは、文系・理系問わず数学と接する機会は増えていきます。

「数学は苦手だから」と避ける方もいるかとは思いますが、学生時代に学ぶ数学とビジネスで使用する数学とでは、目的や方法の面で大きく異なります。ビジネスにおける数学は、難しい問題を解くことを求められるのではなく、数字を把握・分析することで先を見通し、その時々によって最善の選択肢を選ぶ力、そして得た情報を正確な表現で周囲に伝える力が求められるのです。

一見、ビジネスにおいての基本的なプロセスのように感じますが、実際にこれらを学ぶ機会は少ないのではないでしょうか。どんなに学問としての数学を学校で勉強していても、ビジネスの場でそれを活かしきれないのは非常にもったいないことですよね。

そんなもったいない思いをしている方におススメなのが、日本数学検定協会が実施しているビジネス数学検定です。ビジネスの現場で扱う数字の基本的な知識や考え方を学ぶことができる数少ない検定で、数学の得意不得意にかかわらずチャレンジしやすい内容構成になっています。

ビジネス数学力はスキルアップに欠かせない要素として、これから社会に出る学生からビジネスの場でリーダーとして周囲を引っ張っていく立場の方まで、幅広い層に支持されています。

今回は、そんなビジネス数学検定に6名の大学生がチャレンジ!その中から3名が日本数学検定協会の近藤さんを交えて、ビジネス数学検定を受検した感想や、勉強方法、社会に出て数字を扱うことについてなど、ざっくばらんにお話をしてもらいました。

 〜ビジネス数学検定とは〜
「ビジネス数学検定」はビジネスにおける「数字を扱う能力」を測定する検定で、数字に強いビジネスパーソンを育成することを目的としています。ビジネスの場面に潜んでいる数字を見つけ出し、それらの関係性をしっかりと把握し、目的に応じてそれらを組み合わせる思考プロセスを身に付けることができます。

〜おススメポイント〜
ビジネスや日常生活で使う数学は、学校で学ぶ数学とは考え方が違います。特に「お金」と「時間」という2つを中心に、数字を正しく扱う基本姿勢や考え方を身に付けることができるため、数学に苦手意識を持つ方にもおススメです。また、数字の活用能力の強み・弱みを客観的に把握し、今後どのようなスキルを伸ばせばよいのかを知ることができるため、今の自分の実力を知りたい方を含めて、幅広い業種・職種の方に活用していただける知識が詰まった検定です。

ビジネス数学検定について詳しくはこちら
ビジネス数学検定の公式サイトで検定概要を確認する

ビジネス数学検定に挑戦、座談会に参加したメンバーのご紹介

なおき さん
早稲田大学 教育学部 2年生/2級を受検

数学との関わりは?
教育学部数学科に所属するほどの数学好きです。

受検理由
大学受験で培った数学力を生かせる検定はないかと探していて、ビジネス数学検定に興味を持ちました。就活にも役立ちそうだと感じたこともきっかけの一つです。

ゆうか さん
早稲田大学 文化構想学部 2年生/2級を受検

数学との関わりは?
数学を学ぶのは高校生以来です。

受検理由
検定名に『ビジネス』と付いているので、将来就職したときに役立つかもしれないと思い、興味を持って受検しました。また、私は文系で大学入学前から数学に苦手意識を持っていたので、それを少しでも克服できればと思いました。

ひとみ さん
早稲田大学 社会科学部 2年生/2級を受検

数学との関わりは?
文系ですが金融学や経済学などの授業で数学を使っています。

受検理由
大学の授業では経済学で微分などを用いていますが、ビジネスの世界ではどういった数学が役立つのか気になったので受検しました。


※3名とも早稲田大学の公認サークル「資格ゲッターズ」に所属
※学年は受検時のものです

日本数学検定協会 ご担当者様ご紹介
近藤 恵介 様

座談会本編

司会:みなさん、ビジネス数学検定の勉強と受検お疲れ様でした!検定を受けてみていかがでしたか?

なおきさん:僕は専攻学科が数学科なので、数学関係の資格を取りたいと思っていました。ビジネス数学検定なら、社会に出てから活かせる知識も得られるのではないかと思い、今回受検をしました。勉強してみると、大学受験や高校までに学んだ内容も問題集に出てきて、進めやすかったです。

ゆうかさん:就職活動や社会に出たときに役立てばと思い、受検を決めました。もともと数学に苦手意識があったので、勉強するにあたり不安が大きかったのですが、高校までに学んだ知識が役立ち、解き進めることができました。数学的な面だけではなくて、ビジネス用語なども学ぶことができ、とても有意義な勉強でした。

ひとみさん:数学の検定というよりは、数学が社会でどのように使われているのかを知ることができる検定で、問題集は四則演算がメインだったこともあり身構えずに楽しみながら勉強することができました。また、どの問題も実際にどのような場面で使用するのかが明確だったので、それも勉強のモチベーションアップにつながりました。

近藤さん:『数学』というと日常での使用頻度は低いかもしれませんが、実際に社会に出て『数字』と接しない方は少ないように思います。難しい計算や公式でなくてもみなさん何かしらの形で数字を扱うことになりますし、そういった数字の実用的な側面を知ってもらいたいと考えて作られた検定なのです。世間的に見ると数学や数字への苦手意識は強く、それを何とかしたいという思いも込められています。

司会:日常生活では文系・理系関係なく時間やお金に関する数字を扱っていますよね。ビジネスの実用的な面と併せて数字の扱い方を学べるというのはとても有益ですね!
また、ビジネス数学検定は実施期間中であれば時間や場所を問わずインターネット上で検定を受けられる形式でしたが、そちらはいかがでしたか?

なおきさん:以前にも他の検定でインターネット受検をしたことがあったので、抵抗はありませんでした。

ゆうかさん:決まった時間に検定会場に行って受検するとなると時間もかかってしまうので、仕事をしていたりと忙しい方は受検が難しい場合もあると思います。ビジネス数学検定はインターネット受検ということで、ビジネスパーソンの方でも受検しやすいのではないかと考えました。

近藤さん:さまざまな業種・職種の方がビジネス数学検定を受検されるので、土日がお休みの方でも平日がお休みの方でも、期間中はいつでも受検していただけるような形にしています。

ひとみさん:数学の検定なのに出題形式が選択式なことには驚きました。ある程度選択肢を削りながら解き進めることができて面白かったです。

近藤さん:数学とビジネス数学の違いとして、ビジネス数学においては、グラフや表からざっくりとした情報を得る力も重要になってきます。これまでの高校や大学入試では細かい数値まで計算することがほとんどだったと思いますが、日々の業務では、一瞬でおおよそのデータを読み取って判断することが増えてきます。そういった部分も加味しつつ検定問題を作成しています。

司会:確かに、期間中にいつでも受検できるというのはありがたいですよね。また、選択式という出題の形式も一般的な数学の試験との大きな違いですね。みなさんはそもそも、ビジネス数学検定を受けてみようと思ったきっかけは何ですか。

なおきさん:数学が好きなことと自分の将来のために受けてみようと思いました。せっかく数学科にいるので、何か数学に関する資格を取っておきたいと思っていたのですが、サークルの先輩方が就職に向けて資格を取得していたのを見て、何か就職活動に向けた資格も欲しいと考えていました。そんなときにこのビジネス数学検定を見つけて受検を決めました。

ゆうかさん:これまでサークル内で幅広くいろいろな資格を受検してきましたが、それらの資格は趣味の分野のものが多かったような気がします。少しずつ就職活動や社会に出てからのことを考え始めたので今回ビジネス数学検定に興味を持ち、受検をしました。将来的にどんな職業・職種でも使える知識だと思ったのも大きな理由です。

ひとみさん:将来的に自分がリーダーになりたいと考えるなら、状況を読み取って先を見通せるくらい数字に強いということが必須条件だと思い受検しました。実際に、自分が今後、スキルや地位を得ていくための基礎を学ぶことができたと思います。

司会:検定名に『ビジネス』と付いているので、ビジネスの現場で使える知識が多いのではと考えた方が多いようですね。近藤さんにお聞きします。現在、ビジネス数学検定はさまざまな企業で、新人研修として導入されているとのことですが、他のケースでの導入事例などはございますか?

近藤さん:研修だけではなく、検定を採用試験で使っていただくこともあります。実は今、数字を扱う力というのは企業からとても注目されています。というのも、数字はどんな言語よりもグローバルな表現方法だからです。
例えば『100』といえば、どの国の誰にとっても『100』という数量に変わりはありません。みなさんは数字を無意識に使っていますが、実は一番グローバルな表現をしていることになるのです。これはビジネスの世界でも同じで、利益の計算やパーセンテージ、損得の計算など、どの国に行っても変わることなく自分の知識を使うことができます。こういった点から、ビジネス数学検定を海外赴任スタッフの選考試験に導入していただいている企業もあります。

また、導入していただいた企業の業種・職種を見てみると、多岐にわたっていることがわかります。これらから、ビジネス数学検定はどのような業種・業界でも使えるスキルであること、また、新入社員から経営者の方までどのような立場にあっても有意義なものであると考えています。
最近、30代~40代の受検者の方からは「若い頃は数字にあまり強くなくても上司や先輩が助けてくれたけれど、今は自分が後輩を助けなくてはいけない立場になり受検した」という意見が増えています。リーダーとして状況の判断や決裁をする場面で数字を読む力は必須になっているのです。

司会:ビジネス数学は幅広い層のビジネスパーソンに必要な知識ということですね。さて、みなさんは学習をどのように進めましたか?学習のコツや工夫したことがあれば教えてください。

なおきさん:公式問題集を最初から1問ずつ解いて、知らなかった単語や解法、公式をリストにまとめました。それを一つずつ覚えていって解けない問題をなくしました。特に、公式に関しては証明の段階から理解をし、自分で噛み砕いて身に付けるようにしました。

ゆうかさん:私も公式問題集を使いました。知らない単語や解き方の分からない問題もありましたが、解説を見ながらでも1回解いてみようと考えました。また、解き方や考え方を理解することに重きを置いて勉強を進めました。

ひとみさん:まずはじめに公式問題集に一度目を通して勉強の計画を立てました。四則計算などは自信があったので軽く目を通すだけにして、グラフなど自分の学んだことのない部分は何度も解いて重点的に進めました。

近藤さん:学生のうちから数字の見方や考え方を理解できたのは本当にラッキーだと思います。実際の仕事においても、漫然と進めるよりも数字を意識して進めていただければ効率が変わってくるのではないでしょうか。みなさんが受検した2級は、日常の業務で数字を取り扱う能力として問題がないということを証明できるものなので、自信をもって社会に出てください!

司会:みなさん、学習の際に公式問題集を使用されたとのことですが、そちらの印象はいかがでしたか?

なおきさん:問題集では問題の隣に考え方が載っていたので、照らし合わせながら学習ができ、解き進めやすかったです。

ゆうかさん:デザインもきれいで見やすかったので、問題集が手元に届いてすぐに問題に取り掛かりました!

ひとみさん:問題集の流れとして、説明があってから問題に移るのではなく、問題を見てからその考え方が解説される流れだったので珍しいと感じたのと、効率よく勉強できたのでやる気が継続できました。

近藤さん:ありがとうございます。問題集は、内容の面でもデザインの面でも、受検が終わった後も長く手元に置いていただきたいという思いで作っています。検定の対策だけではなく、いつでもそばに置いて、ビジネスの中で分からないことが出てきたときには、開いていただけたらと考えています。

司会:私も拝見したのですが、移動時間の計算や税金の計算などビジネスだけではなくて日常生活に近い内容も多く、一読するだけでも興味が湧きました。では、実際に学習してみて楽しかったことや、役に立ったこと、タメになったことはありましたか?

なおきさん:高校や大学入試で学んだ内容が問題として出てくるのですが、それが実際の業務でこのように使われるのか、と結びついたときはとても面白いと感じました!

近藤さん:数学がお好きなら、ぜひ1級も受検してみてください!

ゆうかさん:私は今、オフィスで事務作業のアルバイトをしているのですが、今まではただの数字の羅列にしか見えなかった資料が、今回ビジネス数学検定の勉強をしたことで少しずつ理解できる部分が増えてきました。自分の成長を感じることができてとても嬉しかったです。

ひとみさん:利回りなど、金融学の面は大学でも学んだのですが、グラフなどはあまり馴染みがありませんでした。グラフは種類も多く、読み解ける内容も多彩で勉強になりましたし、きちんと学ぶ機会が得られてよかったです。

近藤さん:グラフに関しては反響を頂くことが多いです。グラフは社会に出ると、作成する力と読み解く力のどちらも非常に重要になってきます。グラフを作成する際には、自分がどのようなことを伝えたいのかをはっきりとさせて、数あるグラフの種類の中から適切なグラフを選んで表現する必要がありますし、読み解く場面では限られた情報の中からその状況を把握しなければなりません。グラフは一見簡単なように見えて、実は奥が深いのです。

司会:さっそく学んだ知識を活用されている方もいらっしゃいますね。みなさんは、ビジネス数学検定の学習や受検が終わって、インターンや就活を含めて今後の人生で、どのように役立つと思いましたか?

なおきさん:好きな数学を、実際に自分が社会に出たときのさらなる強みとして使えるのではないかと考えています。数字に対する知識を得たことで、プレゼンなどでの表現の幅もかなり広がったのではないかと思います。

ゆうかさん:数字を理解する段階からそれを噛み砕いて表現する部分までのプロセスを学べたのは大きいと思います。また、締め切りや仕事の進捗などの細かい部分でも数字を意識して表現することで、社会に出てからの自分の信頼度を高められるような気がします。

近藤さん:『表現力』というのは数字を使う力の中でも大きな要素になります。ビジネス数学において5つの基本的な力というのが、数字から状況を捉える『把握力』、数字のデータから価値ある情報を導く『分析力』、分析した内容から方向性を選ぶ『選択力』、また、先を見通す『予測力』、そして、それを周囲にも伝えていく『表現力』です。
最終的には表現ができなければ、どんなに数字を扱う技術があっても意味がありません。みなさんにはぜひ、5つの力をバランスよく身に付けてほしいと考えています。

ひとみさん:数字を適切に扱えるということは、社会に出てから大きなアドバンテージになると思います。これからは2級を持っていることに満足せずに、実務で使用していけるような段階まで進められたらと思います。

近藤さん:そうですね。ビジネス数学検定にはすぐに業務に落とし込める内容が詰まっています。検定を受けて終わりではなく、ご自分でも勉強を続けてください!

司会:最後に、これからビジネス数学検定を受けようと思っている方に、一言メッセージをお願いします!

なおきさん:「数学」と付くので、嫌厭(けんえん)する方もいらっしゃるかもしれませんが、数学が苦手な方にこそテキストを開いてみてほしいですし、逆に僕のように数学が好きな人にとっては、今まで学んだことがビジネスの場面でこのように使えるのか、と新しい発見がたくさんあると思います。

ゆうかさん:今回学んだ知識や考え方は、これから先どんな場面でも使えると思います。また、ビジネスでの数学力はこれからどんどん重視されていくと思うので、ぜひ多くの方に受検していただきたいです。

ひとみさん:スキルとして持っていれば、どんな場面でも役立つと思います。まだ実際のビジネスの場面を経験したことがないので、用語や考え方など難しい部分も多いと思いますが、僕たちくらいの世代の方だとこの先絶対に使う知識が詰まっているのでおススメしたいです!

近藤さん:今回学んだ内容は、これから社会に出たときにきっとみなさんを助けてくれます。ビジネス数学検定で扱っている内容はビジネスで使う数学の基本ではありますが、それでも知らない方が多いのが事実です。数字を読む力があれば、他の同年代の方よりも何歩もリードした状態で社会に出ることができるのではないでしょうか。主催者として、みなさんの活躍を楽しみにしています!

司会:学生のみなさん、近藤さん、ありがとうございました!


いかがでしたか?
数学が好きな学生からあまり得意ではなかったという学生まで、無理なく学習を進めて数字を扱う知識を身に付けることができたようです。

ビジネスの場で数字を見たときに、ただの文字の羅列だと思うのか、重要な情報だと思うのか、それだけでも業務効率や今後の仕事の進め方が大きく変わってくるはずです。

今回受検した学生のみなさんも、これから社会に出るにあたって、数字を扱う自信が付いたようですね!みなさんもぜひビジネス数学検定を受検して、一歩先行く仕事力を身に付けてはいかがでしょうか。

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~ビジネス数学検定の試験情報~

■試験日
年6回(開催期間中であればいつでも受検可能)

■受検資格
どなたでも受検できます。

■受検料
4,400円(3級)~8,800円(1級)

※詳細はこちらをご覧ください。


〜ビジネス数学検定の受検までの道のり〜

資格ゲッターズのメンバーが、Twitterでビジネス数学検定の勉強報告を行いました。詳しくは、資格ゲッターズのTwitter(@License_Getters)でご覧ください。

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