多様な世界へトリップできるブックオーベルジュ、箱根本箱 （神奈川・強羅）。新刊と古書、洋書あわせて約1.2万冊！【ととのうスタディケーションリスト vol.6】
【ととのうスタディケーションリスト】
「日本の資格・検定」が考えるスタディケーションとは、自分好みの非日常な環境に滞在し、“脳と身体をリフレッシュさせて勉強にも勤しむ！”というもの。脳身ととのう仕掛けが詰まった「日本の資格・検定」編集部の推し宿をご紹介。
「箱根本箱」は、“本×温泉×レストラン”のブックオーベルジュ。
本を愛してやまない読書家のためのホテルかと思いきや、意外にもあまり本を読まない人でも楽しめるという。一体、どんな仕掛けがあるのか要チェック。
素敵な本との出会いが止まらない！
「箱根本箱」には、ホテル内のいたるところに大人の好奇心をそそる魅力的な本が置かれていて、滞在中は自由に読書を楽しむことができる。
天井まで続く圧巻の本棚。本をインテリアとして捉えるのではなく、実際に「買える」ことにこだわっている。館内に置いてある本はすべて購入可能だ。
ここには“衣食住遊休知”6ジャンルの蔵書があり、その数なんと1.2万冊！ 難しい本ばかりではなく、読書習慣がない人でも、思わず手にとりたくなるような“ささる”本が厳選されている。
勉強の合間の限られたリフレッシュ時間に、どの本を読んで楽しもうか本気で迷ってしまう程だ。
ホテル内には本を読むための読書スペースが各所に設置されているので、その場で読むこともできるし、気に入った本を部屋に持ち込んでもOK。購入して持ち帰ることもできる。
全部屋に温泉露天風呂つき
類まれな蔵書の素晴らしさについてフィーチャーされることの多い「箱根本箱」だが、異世界に誘う仕掛けは、客室にも。
開放的でモダンなインテリアの客室には、全室に露天風呂と、“あの人の本箱”と名づけられた本棚が備えられていて、部屋の外に出なくても、勉強と読書、そして温泉という極上のループを堪能することができるってワケ。
でも、もし部屋での勉強に飽きてきたら、館内のいたるところに用意されている小さな読書スペースや広めのデスクが完備された書斎の部屋に籠るのも1つの手。
例えば、本棚に埋め込まれるように机といすが設置されたユニークな読書スペースでの勉強や読書はいかが？
部屋とは違う場所に身を置くと、おのずと集中力が上がってくるに違いない。
ワインのペアリングサービスで至福の夕食タイムを
「箱根本箱」のお楽しみは、読書と温泉だけに留まらない。勉強の疲れを一気に吹き飛ばしてくれる、創意工夫に富んだレストランでの美味しいディナーも魅力の1つ。
相模湾や駿河湾の魚介や、近郊の有機野菜＆柑橘などを主役にした“東海道ガストロノミー”は手が込んでいて、味はもちろん見た目も美しく、勉強の疲れも一瞬で吹き飛ぶ。
勉強がひと段落しているなら、お酒のペアリングもおススメ。それぞれの料理と相性抜群の自然派ワインや日本酒は食事をより一層盛り上げてくれるだろう。
食後は部屋やラウンジで静かに好きな本を読みながら疲れた脳を解放させて、しだいに深い眠りに……。
勉強しながら“本×温泉×レストラン”をまるごと楽しめる「箱根本箱」。お1人さまでの宿泊もウェルカムなので、ぜひお試を。
DATA
箱根本箱
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
料金：1室1名利用時31,566円〜（税サ込み・入湯税別）
https://hakonehonbako.com/
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文＝菊田 純子
