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YouTubeばかり見る我が子が心配……「動画大好き」を活かす!動画スキルやネットリテラシーが身に付く検定

資格・検定まとめ #夢を叶える資格特集

YouTubeばかり見る我が子が心配……「動画大好き」を活かす!動画スキルやネットリテラシーが身に付く検定
冬休みなどの長期休み、気が付くと動画ばかり見ている我が子。「やめなさい!」とイライラしながら注意している保護者も多いのでは。

そんな動画好きな子どもたちの間で人気の職業として定着しているのがユーチューバーです。日本FP協会による2023年度の調査では、男子児童がなりたい職業の5位にランクインするなど、依然として高い人気を誇っています。

しかし、親世代にとっては馴染みの薄い職業でもあり、「そもそもどんな仕事なのかわからない」「必要な知識やスキルって?」などと戸惑う声も。

今回は、子どものユーチューバーへの夢を後押しできる資格や検定を、実践的なスキルと併せてご紹介します。

ユーチューバーってそもそもどんな仕事?

ユーチューバーとは、動画共有プラットフォーム「YouTube(ユーチューブ)」に動画を投稿し、その視聴回数や広告収入によって収益を得る職業。料理や工作、ゲーム実況、商品レビュー、教育コンテンツなど、投稿する動画のジャンルは多岐にわたります。

単に撮影した動画を投稿するだけでなく、企画立案、撮影、編集、効果音・BGMの選定、さらには視聴者とのコミュニケーションまで、一連の作業を担うクリエイターとしての側面も。

個人で活動する人から、複数人でチームを組んで活動する人、企業に所属して活動する人までさまざま。ここ数年は企業がユーチューバーを採用したり、芸能事務所がユーチューバー部門を設立したりするなど、職業としての地位も確立されつつあります。

「伝える力」を磨く! 「プレゼンテーション検定(プレ検)」

ユーチューバーにとって最も重要なスキルの1つが、視聴者の興味や共感を引き出す「伝える力」。そこでおススメなのが、プレゼンテーション能力を磨く「プレ検」です。

準3級から1級までの6段階にレベル分けされており、プレゼンテーションに必要な知識や理解力、技術力が問われます。もっとも初歩的な準3級は中学生・高校生向けの内容ですが、年齢制限はないため小学生でも受検可能。すべてオンライン方式で行われ、気軽にチャレンジできるのも魅力です。

最近の小学校では授業でも自分の意見や提案を「プレゼン」する機会もあります。小学生のうちから、他人に分かりやすく伝える力の向上を目指し、受検してみてはいかがでしょうか。

情報検定 (J検)


PCやスマートフォンが当たり前となった現代では、膨大な情報の中から正しい情報を見極め、適切に活用・発信する情報リテラシーが重要になっています。特にユーチューバーなど、影響力のある職業を目指す場合はなおさら。

ユーチューバーとして活動する上で欠かせない、情報利活用能力を体系的に学ぶには「J検」がおススメ。

等級は、3級から1級まで。全級で情報モラルとセキュリティを重視し、情報社会を生きるための実践的な知識や能力を評価する内容となっています。

受験にあたっての年齢制限もなく、小・中学生の受験も増加。

「J検」の学習を通じて、ユーチューバーとしての社会的な影響力や責任について深く考え、情報発信者の役割を理解する良い機会となるでしょう。

「声優能力検定」でナレーション力を磨く

動画のナレーションやトークも、ユーチューバーには欠かせないスキル。「声優能力検定」は、滑舌や声の使い分け、朗読、ナレーション、アナウンスなど、「声」を仕事にする上で必要な能力が証明できます。

等級は1級から5級まであり、年齢を問わず受験できるため、小学生のうちからチャレンジする人も少なくないとか。

スマートフォンで音声を録音して送るだけの簡単な受験システムで、プロの声優やナレーターが採点を行ってくれるのだとか。自分の話し方の癖を客観的に知る機会にもなり、声優志望以外の人にも人気がある資格です。


ユーチューバーとして活躍するためには、動画制作やプレゼン力、ネットリテラシー、ナレーション力など、実にさまざまなスキルが必要だということが分かりました。しかも、これらは他の職種でも必要とされる汎用的なものばかり。

「ウチの子、いつも動画ばかり見ている……」と心配なら、好きなことをフックにして、将来に活きる学びのきっかけとして活用してみてはいかがでしょうか。

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