サッカー選手になるための資格はある?子ども時代に伸ばしたい力とおススメ検定も。
資格・検定まとめ #夢を叶える資格特集 この記事をあとで読む
日本FP協会の調査によると、男子小学生の「将来なりたい職業」第1位は2020年度から3年連続で「サッカー選手・監督など」。世界中がサッカーに熱狂した2022年も不動の首位となりました。
タイトルの「サッカー選手になるために必要な資格はある?」の問いにズバリ答えると、サッカー選手になるための資格はありません。しかし、サッカー選手を目指すうえで求められる力を資格・検定で伸ばすことはできるはず!
この記事では小学生でもチャレンジできる2つの検定や、サッカーの監督を目指す場合に必要な資格をご紹介します!
サッカー上達のためにはコミュニケーション力を伸ばそう!
チーム内での円滑なコミュニケーションはチームビルディングの基本です。チーム一丸となって練習や試合に臨むことで、個人練習では気付けない弱点が見つかることも。さらに監督やコーチからのアドバイスを上手にくみ取ることも上達の秘訣といえるでしょう。
また将来、選手にとどまらず監督やコーチを目指すならば、コミュニケーション力や物事を伝える力はより重要に。これらは幼いころからの積み重ねで鍛えられるとも言われているので、日常生活から「何を、誰に、どんな言葉で」伝えるかを意識することが大切です。
そこで1つ目におススメなのが「日本語検定(語検)」。敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字という6つの領域から出題されるので、満遍なく日本語力を鍛えられるとして人気を集めています。
「日本語なんて普通に使っているんだからわざわざ勉強しなくても……」と思うなかれ。
昨今ではスマホ・SNSを見る時間が伸びたことや、コロナ禍で周囲との関係が希薄になったことを受けて、子どもたちの日本語力低下が大きな課題となっているのです。
「日本語検定」は勉強や合格を通して、日常生活で使う日本語に対しての意識が高まるため、子どもたちの国語力が上がるという声も。
最も易しい7級は小学校2年生レベルに設定されている一方、上位級は団体受検を行う企業もあり、特に最難関の1級は社会人でも合格するのが難しい程の上級者向け。
幅広いレベルが展開されているので、家族で受検するのも面白いかもしれません。
海外リーグでプレイするなら語学力は必須!
サッカー選手として海外でプレイする際に大きな壁として立ちはだかるのが語学。戦術をきちんと理解したり、チーム内でコミュニケーションをとったりするにはやはり外国語が必須です。
日本にいながら子どもたちが語学を勉強するとなると、やはり最も学びやすいのは英語でしょう。
「英検®」の下位級や、子ども向けの「英検Jr.®」は特におススメで、英語に初めて触れる小学生でも十分合格を目指せるレベルに設定されています。子ども向けのテキストが豊富に揃っているのも取り組みやすいポイントの1つです。
加えて、幼いころから語学に触れることで、言語学習への心理的ハードルを下げられることも大きなメリット。
いざ、サッカー強豪国で使用されるフランス語やスペイン語、ポルトガル語の習得に取り組もうと思った際にも、言語学習に慣れていれば抵抗感なく勉強を進められるのではないでしょうか。
監督を目指すにはライセンスが必要!
選手になるために必須の資格はありませんが、国内で監督を務めるためには日本サッカー協会が認定する「JFA公認指導者」のライセンスが求められます。
このライセンスにはさまざまな分野・階級が存在し、例えばJリーグの監督を務めるならば、「JFA公認S級コーチ」の資格を取得しなければなりません。
「JFA公認S級コーチ」を取得するには養成講座を受講する必要がありますが、この講座に参加するためには下位級のコーチライセンスの取得やコーチとしての経験年数など、厳しい条件が問われます。
一流のサッカー選手を目指すために、練習以外にもできることはたくさんあります。
もしも子どもたちが「サッカー選手になりたい」と言ったら、それは勉強のモチベーションを高める絶好のチャンスかもしれません。ぜひ一度、サッカー選手に求められる力や夢を叶えるための取り組みを話し合ってみてはいかがでしょうか?