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ハーバードで学ぶプロサーファー・五十嵐カノアが時間を無駄にしないためにしていること【気になるあの人を深堀り】

インタビュー

ハーバードで学ぶプロサーファー・五十嵐カノアが時間を無駄にしないためにしていること【気になるあの人を深堀り】

【気になるあの人を深堀り~五十嵐 カノア編~】
パリ五輪出場権を獲得する一方で、ハーバード大学の経営大学院であるハーバードビジネススクールで勉学にも励むプロサーファーの五十嵐 カノア選手。

アスリートと大学院生の二刀流を叶えるカノア選手の考え方や習慣を探る。

勉強に仕事、家事に追われ、日々慌ただしく過ごしがちだけれど、効率的に1日を過ごしたい。

では、プロサーファーとして世界各地を転戦する一方、ハーバードビジネススクールでも学ぶ五十嵐 カノア選手は、日々の膨大なタスクをどのように消化しているのか。

お話を伺ったのは……

五十嵐 カノアさん

1997年生まれ。カリフォルニア州ハンティントンビーチで父親のサーフィン姿を毎日眺めて育つ。木下グループ所属。3歳でサーフィンをはじめ、2016年史上最年少、アジア人で初めてプロサーフィンの最高峰WSLチャンピオンシップに参戦。2021年東京オリンピックで銀メダルを獲得。2023年アジア最上位枠を獲得し、パリ五輪出場権を獲得。

この記事の連載
第1回【多忙でも1日4時間勉強する時間術】……公開中
第2回【5カ国語習得の秘訣】……公開中
第3回【時間を無駄にしない秘訣とは】……今回はコチラ
第4回【カノア流プレッシャー克服術】……公開中
第5回【オリンピアン&ハーバード学生の朝食】……公開中


「寝る前には、翌日の行動予定を頭に入れます!」

サーファーの朝は早い。試合ともなれば6時台に競技が始まることも普通。さらに大学院の勉強もあるのだから、何を優先的にやったらいいのか迷いそうなもの。

そこでカノア選手が取り入れているのが、前日の夜に翌日の全ての予定を細かく決めるということ。

「これまではなんとなく1日を迎えていましたが、ハーバードで学び始めてから、朝からシャキッと活動したいという思いが強くなりました。

1日の時間は限られていて、そのなかで多くのタスクをこなそうとすると、起きてから今日は何をしようかと考える時間がもったいない

なので、夕食時や寝る前に、次の日の予定を組み立てるようにしています

朝8時半にサーフィンをする、20時に夕食タイムという基本的なスケジュールだけでなく、この本を絶対に読む、などやりたいことも決めておく。

時間が空いたら本を読むとなると、つい後回しにしがち。15時半に絶対に本を読む! というルールを作れば、スケジュールもスムーズに進みます」(五十嵐 カノアさん。以下同)。

予定が決まったら強い意志でやり遂げる!

スケジュールを立てても、疲れている、やる気が出ないなどということは、カノア選手にはないのだろうか。

「『昨日のカノアがやると言ったのに、なんでやらないの?』と思うようにしています。

自分がスケジュールを立てたのだから、やらないという選択肢はない

I don’t want to let myself down(自分で決めたことは自分で守る)、そう思って取り組んでいます」。


あらかじめ予定が決まっていれば、朝からスタートダッシュも切ることができる。

カノア選手のように完遂することはできなくても、そのテクニックはお手本にしたいもの。

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撮影=佐野 美樹
取材・文=林田 順子

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