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情報処理技術者試験とは?全種類の難易度を一覧で!資格の活用方法も

資格・検定特集

情報処理技術者試験とは?全種類の難易度を一覧で!資格の活用方法も

Q5 運営団体として試験に込めた思いを教えてください。

実務に役立つ試験として、毎回、試験問題に強いこだわりを持って作成しています。

試験問題の作成には、企業などの実際の現場で活躍するITエンジニアやセキュリティエンジニア、教育機関に所属する専門家など約450名が携わっていますが、昼間はそれぞれの本業で時間が割けないため、本業終了後の夜に集まって委員会を行っています。

「いまビジネスの現場で起こっている問題は何か」、「その問題をITでどう解決すべきか」、「それにはどんな技術が必要か」、「その前提としてどんな知識を備えておくべきか」など、深夜まで議論を積み重ねた結果が試験問題となり、各試験の問題冊子に詰まっているのです。

現在、ビジネスや日常生活の隅々までITが浸透しているのと同時に、環境に左右されない教育システムの拡充や地方都市の過疎化、高齢化など、多くの社会問題への取り組みやサービスがITやAIを駆使して開始されつつあります。これにより、ITの知識はますます今を生きる全ての人に欠かせないものとなっていくでしょう。

そのような中で、作問委員と私たちが精魂込めて作り上げた情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験が、それぞれ受験者の方とITとの関わり方に応じて、知識や技能の向上のお役に立てればとても嬉しいことです。ITに従事する方にとっては情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験でさらなるスキルアップを叶えて、活躍の場を広げてほしいです。


いかがでしたか。

2018年9月に経済産業省から発表されたDXレポート※によると、数十年前に構築されたシステムが年月を経て複雑化し、改変が行われることなく企業内で使い続けられることで2025年以降には年間最大12兆円の経済損失が生じる可能性があると報告されています。

これは「2025年の崖」と呼ばれ、国内IT業における技術・人材・経済を巡る「最悪のシナリオ」です。

この問題の要因として、新しいシステムや技術の導入が滞っていることはもちろん、「企業の上層部がIT知識を持たないことで企業内のシステム刷新が進まない」、「IT化の導入が遅れている企業で若い世代が辞めていく」など企業内のIT知識不足やIT人材不足が挙げられます。

解決に向けてビジネスパーソンの一人一人が、年齢や職位に関わらずIT知識を身に付け、新しいシステムや技術に対応する準備を整えていくことが求められます。その切り札が情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験なのかもしれません。

◆試験全体サイト: https://www.jitec.ipa.go.jp/
◆iパス専用サイト: https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/
◆情報セキュリティマネジメント試験(SG)専用サイト: https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/

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