
陸上無線技術士
陸上無線技術士は、無線従事者のうちの一つで、主に陸上の無線局の無線設備の技術的な操作を行うことのできる資格です。操作範囲によって1級と2級の2種類あり、放送関係だけでなく、運輸省航空局、海上保安庁、気象庁、警察庁など、様々な方面で活躍することができる魅力的な資格です。
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- 試験方法
- 多肢選択方式
- 実施日程
- 年2回(7月、1月)
<2024年度>
【第一級】
2025年1月21日(火)~1月22日(水)
【第二級】
2025年1月23日(木)~1月24日(金) - 申込期間
- 試験月の前々月の1日~20日頃
【第一・二級】
<2024年度>
2024年11月1日(金)~11月20日(水) - 公式URL
- http://www.nichimu.or.jp/
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【第二級】 - 申込URL
- http://www.nichimu.or.jp/
- 申込方法
- WEB申込
- 受験料
- 【第一級】16,500円
【第二級】13,700円
※別途振込手数料がかかります - 支払方法
- ・クレジットカード決済
・コンビニエンスストア決済
・Pay-easy決済 - 受験資格・対象者
- どなたでも受験できます。
- 試験会場
- 札幌、仙台、東京、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇 ほか
- 出題範囲
- ①無線工学の基礎
②法規
③無線工学A
④無線工学B - 合否基準
- 〔無線工学の基礎〕125点満点中75点以上
〔法規〕100点満点中60点以上
〔無線工学A〕125点満点中75点以上
〔無線工学B〕125点満点中75点以上 - 備考
- 《各級の操作範囲》
【第一級】
①ラジオ・テレビの放送局 (送信所)
②国際通信を行う大電力無線局 (送信所)
③無線標識局
④大型海岸局の通信所
⑤小電力局であっても、高度な知識技能が要求される無線局
【第二級】
空中線電力2kW以下 (テレビ放送局の無線設備は500W以下) の技術操作に限られる
試験主催者
公益財団法人 日本無線協会URL: http://www.nichimu.or.jp/
※掲載内容について古い情報や誤りがある場合がございますので、必ず公式HPにて最新情報を確認してください。
※【資格・検定主催者様へ】掲載内容に誤りなどがある場合は、日本の資格・検定|学びのメディア事務局までご連絡ください。
2024年9月16日更新
マロ425412
1年以内に受験
陸上無線技術士は第一級、第二級とありますが、ここでは第一級について攻略目線でレビューしていきます。
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法規で苦労する方はあまりいないと思いますが、無線工学の出題レベルは大学の理工学部や工学部卒業レベルなので、仕事上の理由で単に取得が目的なのであれば原理から理解しようとするのは得策ではありません。(本来なら理系大学に4年通わないと理解できないレベルだからです)
自信のない方はアマ資格や一陸特からステップアップするか、過去問主体でのインプットをお勧めします。
・無線工学の基礎
受験者のリテラシーが問われる科目です。
レベル的には高校物理・高校数学レベルなので、大学受験で物理を選択していた人ならいきなり過去問でもいいと思いますが、そうでない方は意外と苦戦を強いられると思います。
出題レベル的には1アマくらいでしょうか。
勉強期間:1ヶ月から半年程度
・無線工学A
最難関科目です。無線機器の回路や変調などが出題されますが、基礎とは比べものにならないほど難易度が跳ね上がります。
無線機器メーカでバリバリ設計してますというような方や、凄腕のアマチュア無線家であればとっつきやすいかもしれませんが、大半の方にとってはこの科目が最難関になります。
過去問の使い回しも比較的少なく、対策が難しいです。
ソフト系に明るい人は伝送交換で科目免除するのもありです。(伝送交換もそれなりに難しいですが…)
勉強期間:1ヶ月から半年程度
・無線工学B
電波伝搬や空中線について出題されます。
実は、出題レベルは全科目の中で最も高く、過去問を初めて解いた人は一問たりとも分からず絶望感を感じるはずです。
強いて言えば、大学で物理学(電磁気学)を履修したことがある人や、一陸特など下位の無線従事者資格を持っている人であればとっつきやすいでしょう。
原理の理解は困難(不可能に近い)ですが、過去問の焼き直しがかなり多く、合格点を取るだけであれば実は簡単な科目です。
高得点にこだわらず、捨てる問題を見極めるのもありでしょう。
勉強期間:2週間から1ヶ月程度
・法規
簡単です。
殆どが過去問通りで基本的な事しか問われないので、素直に過去問を解くのがよいでしょう。
通信士の法規の方がよほど難しいです。
勉強期間:1週間から2週間程度
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miroic
1年以内に受験
第一級陸上無線技術士を受験して免許証を取得しました。
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無線技術に関する最高峰の資格で、アマチュア局を除いて
すべての無線設備の技術操作が可能です。
大規模放送局、大規模海岸局、海上・航空・陸上用のレーダー
航空用のVOR/DMEやILS, NDBといった無線航行設備
基地局などの大電力の多重無線設備、長波・中波・短波などの無線設備
人工衛星に搭載されたすべての無線設備、通信会社の無線通信回線
その他業務用のすべての無線設備の技術操作が可能です。
小規模や小電力でも高度な技術を要する設備の操作もします。
操作範囲のとても広い資格で、それゆえ試験の難易度はかなり高いです。
第一級、第二級とも試験は4科目あり、2日間にわたって実施されます。
内容は高度で、電気・電子系の専門能力から無線設備に関する知識
変調などの理論や各種測定の詳しい理解、電波伝搬の詳細、電波法規の知識など
広く深く問われるのが特徴です。第一級は特に高度な内容になっています。
一度で4科目すべてに合格するのは難しく、2度、3度に分けて受験する人もいます。
一級、二級とも陸上特殊無線技士の完全上位資格にあたります。
素人がいきなり陸上無線技術士を取得するのは極めて難しいため
まずは陸上特殊無線技士を取得し、その後陸上無線技術士を目指すのが現実的です。
第一級陸上特殊無線技士と第一級アマチュア無線技士を取得してから
挑戦すると良いでしょう。それでもかなりの難関となります。
第一級陸上無線技術士は電波・無線技術に関するスペシャリストです。
無線設備の技術操作はもちろん、法律に規定されている測定器の厳格な較正を
することが認められたり、その他に公的に高度な技術保有者と認められます。
電気・電子系の機器の高度な操作や測定などをする場合もあります。
民間はもちろん、自衛隊や海上保安庁、警察といった官公庁での評価も高いです。
そのため取得の価値はとても高いです。その分難関であることは間違いありません。
十分に取得の意義のある資格ですが取得は決して易しくありません。
下位の無線資格や関連資格などからステップを踏んで勉強していくのがおすすめです。
通信に関する最高資格のひとつで、電波の専門家です。
取得には十分な時間と労力を惜しまないことが必要です。
取得できた際には得られるものは大きいでしょう。
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tez
5年以上前に受験
ちょっとやそっとの勉強では合格できない資格。![]()
科目合格制度があるので、4科目別々に対策してみても良いかも。
過去は、予備試験制度と言うものがあり、これに合格しなければ本試験を受験出来なかった。
現在は、予備試験が「無線工学の基礎」と名称を変え、本試験に組み込まれている。
この「無線工学の基礎」が、一番の難関であると思われる。
中途半端な知識では、合格は難しく、広く深い知識が求められる。
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