「数学なんて役立つの?」実生活で使わないと思う科目が人生を変える理由、教えます!【賢者のブックジャーナル #05】
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『読んだら勉強したくなる東大生の学び方』西岡 壱誠 著
「これ、何のために勉強しているんだろう?」
学生時代、誰もが一度は思ったであろうこんな疑問。その答えをくれるのが『読んだら勉強したくなる東大生の学び方』。
本書では各教科を学ぶ意味が、会話形式で分かりやすく解説されています。
数学の問題が解けなくて「こんな難解な数式、日常では絶対使わないでしょ!」と恨めしく思っていても、「それを知らないと、騙される!」と言われると、途端にやる気が湧いてくるから不思議。
著者の西岡さんによれば「自分の人生も計算式で表せる。数学的に考えると、どう頑張ればいいか見えてくる」のだとか。
偏差値35から東大合格を果たした著者だからこそ、新しい視点で勉強の本質を教えてくれる。
大人が読めば「学生時代にこんな本と出会いたかった」と感じるはず。でも学びに年齢制限はありません。
自分の成長のために読むのはもちろん、子どもの勉強のヤル気を引き出すためにプレゼントするのもおススメ。
今、勉強に意味を見出せない学生の皆さんは、この本を読むことで勉強へのモチベーションを高められるキッカケになるかも?
書籍編集担当者さんのコメント
「なんで勉強しないといけなのか?」は、子どものみならず大人も思うことの1つではないでしょうか。全国100校以上の学校で講演会を行う著者が生徒から尋ねられることで最も多い質問もこれだそう。
本書は、この問いに対して、先生と生徒との会話形式で、国語、英語、算数、理科、社会各教科の勉強が楽しくなるような問題を出したり、答えを説明したりしています。
例えば、英語なら映画「ターミネーター」のタイトルを題材に、英語を学べば日本語も深く理解できることを説明。
算数・数学では、グラフで詐欺に騙されない方法や、関数から人生を計算式で表す方法など、「考えれば楽しい問題」「勉強をすればできるようになること」「社会で役に立つ問題」などを解説しています。
きっと読んでいるうちに「勉強してみようかな」という気分になるハズ。
有名大学や企業に入ることが「成功」といえなくなっている現在、「本当の勉強とは」を問う本書を、ぜひ読んでいただければと思います。
新しい視点を手に入れて、学ぶことの楽しさを再認識してみては。
書籍情報
『読んだら勉強したくなる東大生の学び方』
西岡 壱誠 著 笠間書院 1,760円
購入はコチラから
連載・賢者のブックジャーナル
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文=池田 ゆき