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【福田萌×資格ソムリエ特別対談】国家資格「賃貸不動産経営管理士」資格取得のメリットや知られざる面白さとは?

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【福田萌×資格ソムリエ特別対談】国家資格「賃貸不動産経営管理士」資格取得のメリットや知られざる面白さとは?

不動産の資格と聞くと、「専門用語が多くハードルが高い」と感じるかもしれません。しかし実は、私たちの身近な生活経験がそのまま学びの土台になる注目の国家資格があります。

家を借りる、引っ越す、退去時に敷金や原状回復について確認する――。こうした身近な住まいに関する経験に賃貸住宅の管理の知識が加われば、自分の暮らしを守るだけでなく、就職や転職などキャリアの武器にもなります。

第1弾では、令和7年度試験に合格したタレントの福田 萌さんに、子育てや仕事と両立しながら、限られた時間でも合格をつかむまでの学習法を伺いました。第2弾となる今回は、資格ソムリエとして数多くの資格に精通するはやし先生と福田 萌さんによる特別対談をお届けします。

住まい選びや日々の暮らし。「これまでの経験」が学びの土台に

令和7年11月に実施された「賃貸不動産経営管理士」試験に、見事合格した福田さん。大人になってからの学びに不安を感じる一方で、試験勉強を振り返ると、これまで重ねてきた住まいや暮らしの経験が、学習内容を理解する助けになったといいます。

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福田さん:資格や勉強というと、どうしても若い人のものというイメージがあって。私が「賃貸不動産経営管理士」に挑戦したのは40歳のときだったので、新しいことを覚えられるのか不安でした。でも実際に勉強してみると、“分かった!”という感覚が、大人だからこそひとしおで。自分をまだアップデートできると感じられて、とてもうれしかったです。

はやし先生:年齢を重ねると記憶力が落ちたと感じることも出てきますからね。でもその一方で、積み重ねてきた経験が役立つこともあったのでは。新しい知識を自分の経験と結びつけていくと、単なる丸暗記ではなく、『あのときのことか』と理解しながら覚えられるようになります。これは、さまざまな経験を重ねてきた大人ならではの強みだと思っています。

福田さん:確かに、今回の「賃貸不動産経営管理士」の勉強中にそれを感じました。これまで住まいや暮らしに関する経験を重ねてきたからこそ、「これは実際に経験した」「こういう場面で必要になる知識なんだ」と、自分ごととして理解できた感覚があります。丸暗記で乗り切るのではなく、生活経験と結びつけて理解・記憶できるのは、大人になったからこそかもしれませんね。

はやし先生:そうですよね。家を選ぶ、引っ越す、実際にそこで暮らすという普段の生活経験が、実は「賃貸不動産経営管理士」試験の学習内容にも繋がっています。そのため、不動産知識を初めて学ぶ人でもイメージしながら取り組みやすいと思います。

賃貸住宅を支える。「賃貸不動産経営管理士」ならではの学びとは?

「賃貸不動産経営管理士」では、建物や設備の維持管理、家賃・敷金の管理、オーナーへの報告や提案、入居者対応など、賃貸住宅を管理するうえで必要なことを幅広く学びます。福田さんも、勉強を通じて、同じ不動産国家資格である「宅地建物取引士(以下、宅建)」との違いを感じたそうです。

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福田さん:今回、「賃貸不動産経営管理士」を勉強してみて驚いたのが、以前挑戦した「宅建」との違いです。同じ不動産系の国家資格でも、学ぶ内容がずいぶん違うんだなと。「宅建」は、家を売ったり貸したりする“契約”の部分が中心だった印象ですが、今回は、実際に住み始めてから、その住宅をどのように管理していくかを学ぶのですよね。

はやし先生:そうですね。「宅建」は不動産の売買や賃貸借といった取引を中心に学ぶ資格です。

一方、「賃貸不動産経営管理士」は、賃貸住宅の管理に軸足を置いた資格。建物・設備の維持管理や家賃・敷金の管理、オーナーへの報告・提案、入居者対応など、賃貸住宅を適切に管理・運営していくための幅広い知識を学びます。

福田さん:なるほど。だから、勉強していると、これまでの生活経験と重なる内容がたくさん出てくるんですね。「前から知っておきたかった」と思うことも何度かありました。

たとえば、退去時に敷金はどこまで返ってくるのか、原状回復はどこまで必要なのか。設備の不具合や近隣トラブルが起きたときには、どのように対応するのか。これまでの生活経験と重なるので、具体的な場面を思い浮かべながら学ぶことができたように思います。

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はやし先生:身近な出来事から、賃貸管理の仕事をイメージできたんですね。もう一歩踏み込むと、賃貸住宅を管理する不動産会社(以下、管理会社)の立場では、それぞれの出来事に個別に対応して終わりというわけではありません。

たとえば、設備の不具合に早めに対応することは、入居者の困りごとを解消するだけでなく、建物の劣化を防ぐことにも繋がります。近隣トラブルへの対応も、暮らしやすい環境をととのえ、賃貸住宅を安定して運営していくうえで重要です。

福田さん:1つひとつの対応が、その場の問題を解決するだけでなく、賃貸住宅を長く維持し、オーナーの賃貸経営を支えることにも繋がっているんですね。

はやし先生:そうなんです。賃貸管理では、建物や設備、家賃・敷金などの各種費用、オーナーや入居者への対応を、それぞれ別のものとしてではなく、全体を見ながら考えることが求められます。

建物、費用、人という異なる要素を結びつけながら、オーナーから預かった賃貸住宅をどのように管理していくかを考える。さまざまな要素の繋がりを考えながら、よりよい管理を探っていくところに、この仕事の面白さがあります。そうした賃貸管理の考え方を、実務に沿って幅広く学べることが、「賃貸不動産経営管理士」ならではの特徴なのではないでしょうか。

保有している資格や経験の「掛け合わせ」が強みになる

資格を取得した後、それをどうキャリアに活かしていくのか。これから資格取得を目指す人にとっても気になる知識の活かし方について、話題はさらに深まっていきます。

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福田さん:先ほどのお話を伺って、賃貸管理では、さまざまな要素を結びつけて全体を考えることが大切なのだと感じました。私は以前「FP」を取得したのですが、賃貸管理の仕事でも、その知識を活かせる場面がありそうだと感じました。「賃貸不動産経営管理士」と組み合わせることで、より活かせそうだと感じました。

はやし先生:その視点は、とても大切だと思います。資格は組み合わせることで、それぞれの知識を活かせる場面が広がると僕も考えています。なかでも「FP」と「賃貸不動産経営管理士」は、相性のよい組み合わせだと思いますよ。

なぜなら、賃貸住宅は、オーナーにとって大切な資産。賃貸経営では、毎月の収支だけでなく、修繕にかかる費用や将来の資金計画など、お金の視点は欠かせません。

賃貸不動産管理の知識に「FP」の知識が加われば、オーナーのライフプランや資産形成も意識しながら、賃貸経営をより幅広い視点から考える際に役立ちそうですね。

福田さん:なるほど。「賃貸不動産経営管理士」で賃貸管理の専門知識を身につけることで、「FP」で学んだお金やライフプランの知識も、オーナーの資産や賃貸経営を考える際に活かせるようになる。すでに持っている資格に新たな専門性を加えられることも、この資格の魅力なのですね。

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はやし先生:キャリアでの活かし方を考えるときは、資格だけでなく、これまでの経験も含めて考えることができますよ。福田さんの場合、子育てや賃貸住宅で暮らした経験も、その1つです。

例えば、子どもの足音など生活音に配慮した近隣との関係、設備の不具合などを実際に経験していれば、入居者がどのようなことで困るのかを具体的に想像しやすくなりますよね。そうした生活者としての感覚に専門知識を加えることで、状況を整理し、管理会社の立場から必要な対応を考える際に活かせると思います。

福田さん:これまでの生活経験は、勉強するときに内容を理解する助けになるだけでなく、資格取得後の仕事にも活かせる可能性があるのですね。

これまでの保有資格も、子育てや賃貸住宅で暮らした経験も、「賃貸不動産経営管理士」の専門知識と組み合わせることで、自分ならではの強みに繋げられるのだと感じて、ワクワクしています!

国家資格という信頼。将来の選択肢を増やす「大人のお守り」

保有資格や生活経験との組み合わせによって、キャリアへの活かし方も広がる「賃貸不動産経営管理士」。令和3年に国家資格となり、試験の申込者数も増加傾向にあります。その背景には、賃貸管理を担う専門人材に対する、社会的な期待の高まりがあるようです。

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福田さん:勉強していて、国から登録を受けた管理会社には「業務管理者」を置く必要があると知りました。「賃貸不動産経営管理士」は、その役割を担うための資格でもあるのですよね。なぜ、こうした専門知識を持つ人が必要とされているのでしょうか。

はやし先生:近年、オーナーの高齢化や管理内容の高度化などを背景に、オーナー自身で賃貸住宅の管理業務を行うことが難しくなり、管理会社へ管理業務を委託するケースが増えた一方、管理会社とオーナーとのトラブルも増加しました。そこで、専門知識に基づいて賃貸住宅を適切に管理する仕組みの重要性が高まったんです。

こうした状況を受けて「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下、賃貸住宅管理業法)が制定され、国から登録を受けた管理会社には、事務所ごとに「業務管理者」を置くことが義務づけられました。

「業務管理者」とは、オーナーとの契約内容に沿って、賃貸管理の仕事が適切に行われているか管理・監督をする責任者。「賃貸不動産経営管理士」は、試験合格後、実務経験など所定の要件を満たすことで、この「業務管理者」の要件を満たすことができます。

福田さん:資格が、国の制度や仕事と結びついているんですね。「賃貸不動産経営管理士」が令和3年に国家資格となったのは、こうした背景があるからなのでしょうか。

はやし先生:そうですね。賃貸住宅管理業法によって、管理会社の登録制度や『業務管理者』という役割が設けられ、その専門知識を担う資格として賃貸不動産経営管理士が国家資格になりました。単に試験に合格するための知識ではなく、法律上の制度や実際の管理業務と結びついた資格になったわけです。

申込者数が増加傾向にあることからも、賃貸管理に対する関心の高まりが伺えます。

また、業務管理者という役割が制度として設けられたことは、オーナーから預かった賃貸住宅を適切に管理するうえで、専門知識を持つ人材が重視されていることの表れです。「賃貸不動産経営管理士」への社会的な期待も、今後さらに高まっていくと思います。

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福田さん:今すぐ転職するわけではなくても、「自分には賃貸管理の専門知識がある」「将来、別の道も選べるかもしれない」と思えることは、心強いですよね。

はやし先生:そうですね。現在、不動産業界で働いている人にとっては、賃貸管理の知識を体系的に整理し、専門性を深める機会になります。

また、これから賃貸管理の仕事を目指す人や、すでに持っている資格、これまで積み重ねてきた経験に新たな専門性を加えたい人にとっても、キャリアを考える際の選択肢の1つになると思います。

福田さん:不動産会社は全国各地にあるので、住む場所が変わっても、資格や知識を活かせる可能性があるのもありがたい。私にとって「賃貸不動産経営管理士」は、今すぐ仕事に活かすためだけではなく、将来の選択肢を増やしてくれる“大人のお守り”のような存在になりました。

生活経験を学びの力に。「賃貸不動産経営管理士」という新たな選択肢

今回の対談から見えてきたのは、これまで積み重ねてきた生活経験や、すでに持っている資格が、賃貸管理という新たな専門性に繋がる可能性について。これまでの経験を学びの土台にしながら、賃貸管理の担い手としてオーナーの資産や賃貸経営を支えるための知識を身につけ、新たなキャリアへ繋げられることは「賃貸不動産経営管理士」ならではの魅力です。

「賃貸不動産経営管理士」は現在、不動産業界で働いている人はもちろん、これから賃貸管理の仕事を目指す人や、保有資格やこれまでの経験に新たな専門性を加えたい人にとっても、将来のキャリアの可能性を広げる国家資格。

試験は年に1度実施されます。令和8年度試験は、11月15日(日)に全国各地で実施予定。現在、受験申込を受け付けています。少しでも気になった方は、まずは公式サイトで詳細を確認してみてください。



お話を伺ったのは……

福田 萌さん
1985年6月5日生まれ。岩手県出身。横浜国立大学卒業。2006年ミス横浜国立大学。同年、『ミスオブミスキャンパスクィーンコンテスト』審査員特別賞受賞。大学在学中から芸能活動を始め、2007年から日本テレビ『ラジかるッ』にてお天気おねえさん兼アシスタントでデビュー。2012年にオリエンタルラジオ・中田敦彦氏と結婚、2013年に第一子女児を出産、2017年に第二子男児を出産した。現在はタレントとしてだけではなく、母親同士が繋がるサロンを主催。「ファイナンシャルプランナー」2級、「防災士」の資格取得など幅広く活躍中。Instagram:fukuda.moe

資格ソムリエ・林 雄次さん
大手企業にてITエンジニア職を経験後、IT活用&DX推進に注力する新世代の社労士・行政書士として独立。企業の働き方改革や業務改善、IT導入などを支援する「デジタル士業」として活躍。社会保険労務士、中小企業診断士、行政書士、情報処理安全確保支援士など、700以上(記事公開時点)の資格・検定を持ち、「資格ソムリエ」としてさまざまなメディアに出演中。
x:https://x.com/yujihys

撮影時衣装
ワンピース 18,150円・ベスト 22,000円/ともにTORRAZZO DONNA(06-6445-0505)


撮影=河野 優太
ヘアメイク=田中 裕子
スタイリスト=大瀧 彩乃

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