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【資格ソムリエが選ぶ】取るのがしんどかった資格ランキングTOP10!

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【資格ソムリエが選ぶ】取るのがしんどかった資格ランキングTOP10!

こんにちは、資格ソムリエのはやしです。
私はこれまでに、実務に直結する超難関国家資格からマニアックな民間資格まで、約700個の資格・検定を取得してきました。

よく「勉強が得意だからなのでは(たしかに、私はじつはメンサ会員ですが)」とか「効率的な裏ワザがあるのでは?」と言われますが、そんなことはありません。実際、私もかつては日々仕事に追われる普通のIT会社員でした。仕事での苦労をキッカケに社会保険労務士などの勉強を始め、泥臭くスキマ時間をかき集め、時には机にかじりつきながら、文字通り「努力と根性」でここまで積み上げて独立に至ったのです。


今回は、私が実際に身を削り、のたうち回りながら掴み取った「精神的・肉体的・時間的にしんどかった資格トップ10」をぶっちゃけます。

何がどうしんどくて、その努力の先にあるリターンは何なのかまで、リアルな本音をお届けします。

1位:中小企業診断士

【しんどさの正体】正解のない霧の中を5年間全力疾走する精神的恐怖

  • どんな資格?: 中小企業の経営課題を分析・助言する、国内唯一の「経営コンサルタント」の国家資格。

  • 試験方法: 1次試験(マークシート式・7科目)+2次試験(記述式の事例問題4科目&口述試験)+実務補習。

  • 合格までにかかった期間: 5年

  • ここがしんどい!: 2次試験の採点方針が非公開、維持・更新の負担大

  • それでも取ってよかった理由: ビジネスの全容を俯瞰する「最強の経営者目線」が手に入る

幅広い分野を学ぶ1次試験は、私のキャリア的に、あまり対策せずともクリアできました。しかし、この資格の真の地獄は「2次試験」です。 なんと、正解や採点方針が一切公開されません。
「自分がなぜ落ちたのか」「どう書けば受かるのか」が全く分からないまま、暗中模索で5年間挑み続けるのは精神的に本当にしんどかった。さらに取得後も更新要件が重く、今なお維持にエネルギーを削られるという、“しんどい資格”不動の1位です。

2位:社会保険労務士(社労士)

【しんどさの正体】過去最低合格率2.6%の氷河期。1年間「睡眠」と「スキマ時間」を全て差し出す根性戦

  • どんな資格?: 労働社会保険の諸手続きや、人事・労務管理、年金などの相談に応じる、労働法の専門家(国家資格)。

  • 試験方法: 1日で行われる筆記試験(選択式・択一式)。全科目で一定以上の点数を取る必要があり、「足切り(基準点割れ)」が非常に厳しい。

  • 合格までにかかった期間: 約300日(一発合格)

  • ここがしんどい!: 圧倒的な勉強量、直前期の朝4時・3時起き

  • それでも取ってよかった理由:「合格率2.6%を一発突破した」という一生モノの最強のネタ(信頼)になる

IT会社員時代、前年10月の情報処理技術者試験の翌日から勉強をスタート。私が受けた年は、過去最低の合格率2.6%という超氷河期でした。結果的に一発合格できたものの、あの1年間は「努力・執念・根性」のすべてを使い果たしました。

移動の電車、昼休み、すべてのスキマ時間を勉強に投入し、直前期は朝3時や4時に起きて時間を捻出。 内容面では「雇用保険の給付日数表」のような、脈絡のない数字の暗記がとにかくしんどかったですが、それ以外はストーリーとして理解することを徹底。積み上げの尊さを身をもって知った試験です。

3位:社会福祉士

【しんどさの正体】人生最大の拘束時間とコスト。夏休みを丸々捧げる1ヶ月のフルタイム現場実習

  • どんな資格?:高齢者、障がい者、低所得者などの福祉に関する相談に応じ、助言や援助を行う専門職(国家資格)。

  • 試験方法: 筆記試験(マークシート式・19科目)。ただし、事前に指定の福祉系大学や養成施設を卒業・修了する「受験資格」の取得が必要。

  • 合格までにかかった期間: 大学4年間(実働ベースで人生最長)

  • ここがしんどい!: 受験資格を得るまでの過酷なルート、名称独占ゆえの不遇さ

  • それでも取ってよかった理由: 人間関係やビジネスに直結する、深いレベルの「相談援助・面接技術」が身につく

5回受けた中小企業診断士よりも、実働ベースで一番時間を費やした資格が「社会福祉士」。福祉系大学に4年通い、ただ通うだけでなく夏休みを1回丸ごと潰して1ヶ月間のフルタイム現場実習に行って、ようやく受験資格が得られます。

学費も含めたコストも人生最大です。 それだけ苦労する割に「名称独占」で独占業務がなく、待遇面も厳しいという不遇さには正直がっかりすることもあります(大学卒業時に福祉方面へ進むのがためらわれた原因の1つでもあります)。ただ、学ぶ内容は一級品。ここで叩き込まれた心理学や面接技術は、私のコミュニケーションスキルの深い基盤となっています。

4位:システム監査技術者

【しんどさの正体】高度情報処理試験を受け慣れた人ほど難しい⁉ これまでの「技術者脳」を全否定される罠

  • どんな資格?: 情報システムや組み込みシステムが独立した立場から適切に監査されているかを評価・検証する、IT系最高峰の国家資格。

  • 試験方法: 午前Ⅰ・Ⅱ(多肢選択式)、午後Ⅰ(記述式)、午後Ⅱ(論述式・2時間で約2,000〜3,000字の論文作成)。

  • 合格までにかかった期間:3年

  • ここがしんどい!: 高度なIT資格に慣れていても、記述式でつまずく難しさ。論文も“監査人目線”が求められ、一般的なIT試験とはかなり感覚が違う。

  • それでも取ってよかった理由: 経営層すら一目置く、独立した「監査人」の視点が手に入る

情報処理技術者試験をあらかた制覇した猛者が、最後のほうに辿り着くのが「システム監査技術者」。はやし先生も、高度情報処理試験にはかなり慣れていたはずが、記述式問題で一度不合格に。合格まで3年かかりました。

しんどい理由は「開発者」や「マネージャー」としてではなく、独立した立場でシステムをチェックする「監査人」の目線に切り替えなければならないこと。さらに論文試験も、一般的なIT系論文とは感覚が違い、監査の進め方や考え方を筋道立てて書く必要があります。

データベーススペシャリストと並び、もう一度受けろと言われたら全力で拒否したい。そんな“情報処理試験の最果て”ともいえる難関資格です。

5位:ITストラテジスト

【しんどさの正体】受験者の平均年齢40歳超。歴戦の覇者が集まる「新世界」での相対評価論文

  • どんな資格?: 企業の経営戦略に基づき、ITを活用したビジネスモデルや事業戦略を立案・主導する、超上流工程のIT国家資格。

  • 試験方法: 午前Ⅰ・Ⅱ(多肢選択式)、午後Ⅰ(記述式)、午後Ⅱ(論述式・論文作成)。

  • 合格までにかかった期間: 2年

  • ここがしんどい!: 周りがベテランだらけで、生半可な論文では合格(A判定)が出ない。

  • それでも取ってよかった理由: ITを武器に経営を牽引する、最高峰の「超上流工程スキル」の証明。

ITサービスマネージャ、プロジェクトマネージャと論文系を突破し、流れに乗って挑んだ1回目は全力を出したものの、あえなく不合格。最難関の壁を思い知らされました。

 それもそのはず、受験者の平均年齢が40歳超。これまでの難関区分をクリアしてきたベテランだらけで、ドラゴンボールなら天下一武道会、ワンピースなら新世界編です。能力者揃いの中で論文を相対評価されるため、生半可な内容では合格(A判定)が出ません。対策本(ほぼアイテック一択)を使い込んで一層しっかり対策し、翌年なんとかもぎ取りました。

6位:データベーススペシャリスト

【しんどさの正体】試験ラストに脳が千切れる2時間。大問1つを解き続ける「孤独な設計修行」

  • どんな資格?: 企業活動を支える膨大なデータ(データベース)の設計・管理・運用の最適化を行う、高度IT国家資格。

  • 試験方法: 午前Ⅰ・Ⅱ(多肢選択式)、午後Ⅰ(記述式)、午後Ⅱ(記述式)。論文はないが、非常にタイトな時間制限がある。

  • 合格までにかかった期間: 1年以内

  • ここがしんどい!: 午後Ⅱの圧倒的なボリューム、実務経験者ほどハマる教科書的ルールの厳しさ。

  • それでも取ってよかった理由: ローコード・ノーコード時代でも絶対に腐らない「データ構造の本質」が理解できる。

「論文がないから楽だろう」と挑みましたが、技術面ゴリゴリの超マニアック試験。ITパスポートなら「そういうのがあるよ」レベルの正規化も、超ディープなところまで聞かれます。しかも、実務経験がある人ほど、現場のクセ(教科書通りではないやり方)が出てしまい油断できません。
特にしんどいのが、まる1日かかる試験の最後、体力が限界の状態で挑む「午後Ⅱ試験」。2時間かけて大問1つのデータベース設計に取り組むのですが、この対策はまさに「修行」と呼ばれるほど地味な過去問の繰り返しが必要で、本当に大変でした。

7位:J.S.A.ワインエキスパート

【しんどさの正体】「畑の並び順」まで覚える狂気の暗記量と、泥沼のテイスティング浪人

  • どんな資格?: 一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)が認定する、ワインの知識とテイスティング能力を持つ職種不問の民間資格。※「ソムリエ」は飲食実務経験が必要ですが、ワインエキスパートは20歳以上なら誰でも受験可能。試験内容はソムリエと概ね同じ。

  • 試験方法:1次試験(CBT方式・学科)+2次試験(ブラインドでのテイスティング・実技)。

  • 合格までにかかった期間:2年

  • ここがしんどい!:教本が電話帳並みに分厚い、2次試験難化による経済的・時間的負担。

  • それでも取ってよかった理由: 外食の質が爆上がりし、ソムリエとの会話で世界が広がる。

「資格ソムリエがソムリエ(≒ワインエキスパート)になったら面白そう」という半分ネタで始めた自分をぶん殴りたいほど大変でした。教本は分厚く、有名な産地では畑の並び順まで暗記させられます。

1年目はスクール(私はワインリンクスさんで勉強しました)のおかげもあり学科を一発クリアしたものの、2次のテイスティングであえなく不合格。近年の試験はワインが非常に分かりにくく難化しており、2年目は一層がんばってあちこちでワインを飲みまくる泥臭い努力(とお金の投資)の末、なんとか合格しました。身も財布も削られますが、人生の幸福度は確実に上がったと感じられた資格です。

8位:僧侶

【しんどさの正体】情報ゼロからのスタート。得度の儀式で味わう「長時間正座」という物理的な痛み

  • どんな資格?: 各宗派の教えを学び、出家して仏門に入った者(民間資格のような位置付けとして記載)。

  • 方法(プロセス): 宗派により異なるが、1年程度講習や課題をこなし、最終的に「得度(とくど)の儀式」や修行を経て認められる。

  • 合格までにかかった期間: 1年

  • ここがしんどい!:そもそもプロセスの情報がない、丸坊主(剃髪)、長時間の正座

  • それでも取ってよかった理由: 生死観や人間への理解が深まり、唯一無二のキャラが確立する。

「そもそもどうやったらなれるのだろう?」という情報収集の段階から暗闇でした。
1年かけて教義や仏教史、作法や読経を学び、いざ得度の儀式を迎えるのですが、そこで待ち受ける「長時間の正座」が超絶リアルに辛い! 肉体的にはトップクラスの苦痛でした。人によっては「剃髪(丸坊主)」も相当なネックになる、他とは全くベクトルが違うしんどさです。

9位:マンション管理士

【しんどさの正体】合格率1割未満。行政書士を凌駕する(!?)住民トラブルのドロドロ法律戦

  • どんな資格?:マンションの管理組合の運営や、建物構造のトラブル、住民間のいざこざに対して助言を行うコンサルタント(国家資格)。

  • 試験方法:筆記試験(四肢択一式・50問)。

  • ここがしんどい!:重箱の隅をつつくような超マニアックな出題。

  • それでも取ってよかった理由: 今後、確実に需要が高まる高経年マンションの救世主になれる。

今ある不動産系国家資格の中で、一番難しいこの資格。多くの方が下位資格の「管理業務主任者」を取ったうえで受験しているにも関わらず、合格率は1割未満。
宅建を人に教えているレベルの私でも、試験慣れした状態で臨んで「合格ラインぴったり」という冷や汗モノの難易度でした。 民法が絡む住民同士のいざこざや、「団地全体での総会か、棟ごとの総会か」といったスーパー細かいマニアックな話が出ます。行政書士より難しいのでは?と思わされる、精神を削りにくる試験です。

10位:キャリアコンサルタント

【しんどさの正体】土日を完全ロックする150時間の時間拘束と、実技(記述)の時間不足の罠

  • どんな資格?: 学生や求職者、在職者に対して、適性や経験に応じたキャリア形成の相談・支援を行う専門家(国家資格)。

  • 試験方法: 学科試験(マークシート式)+実技試験(記述式およびロールプレイング・口頭試問)。※事前に150時間以上の「養成講習」の受講が必要。

  • ここがしんどい!: 養成講習の圧倒的な拘束時間、実技(記述)が時間がなさすぎて書ききれない!

  • それでも取ってよかった理由:養成講座での同期との繋がりが、その後の執筆や講演などの仕事に直結した。

会社退職後の給付金制度を活用して申し込んだのですが、資格の難易度というより、とにかくスケジュール管理が大変でした。150時間以上の講習で土日がびっしり埋まるのですが、同じ年に「僧侶」の修行も始めてしまったため、週末の仕事が完全にストップしてしまい、つらかった……(自業自得です)。 
試験自体は落とすためのものではないですが、実技の「記述」は丁寧に書くと時間が到底足りず、私も一度落ちました。時間を計って解く練習が必須です。


以上が私の「しんどかった資格トップ10」でした。「こんなに大変なら、受けるのやめようかな……」と思った方もいるかもしれません。しかし、私がこれだけは声を大にして言いたいのは、「しんどければしんどい資格ほど、人生を変えるインパクト(リターン)が大きい」ということです。

合格率2.6%を突破したという「圧倒的な自信」、5年間諦めなかったという「粘り強さ」、そして過酷な実習や修行で得た「唯一無二の出会いとスキル」。これらは、楽に取れる資格では決して手に入らない、人生の宝物になっています。

挑戦している最中は、それこそ朝4時に起きたり、正解が見えなくて泣きたくなったりと、暗闇の中を歩いているように感じるはずです。でも、何事も、やはり積み上げ。一日一日の泥臭い一歩の先にしか、合格はありません。

もし皆さんが、このランキングにあるような、しんどいけれど、取って良かったと思える資格に挑もうとしている、あるいは今まさに絶望の真っ只中にいるなら、私は全力でエールを送ります。

しんどい道のりを楽しんだ先に、素晴らしい景色が待っています。目指したい資格があるなら、ぜひ頑張ってみてください!

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